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2004.08.01

昨日のもう一つの準々決勝

胃の痛くなるような奇跡のPK戦を終えた後の、最後の準々決勝のゲーム。アジアトップレベル同士のゲームは、まるでボクサーが足を止めて殴り合うような、そんな壮絶なゲームでした。

マハダビキアやキャビのスピード、カメリの技術、ダエイのポストプレー。個人の能力を前面に押し出したイランに対して、韓国はチャ・ドゥリの重戦車のような突破とパク・チソンらが後ろからどんどん沸き上がってくるようなサッカーで対抗。肉を切らせて骨を断つ、と言う感じのお互いの良さも悪さも全て出しきった戦いで当事者にとっては何と言っていいか分からないような激しいゲームでした。強豪同士の潰し合いは結局イランに軍配が上がり、日本はライバル・韓国の敗退でアジアカップ連覇にまた一歩近づきました。

このイランの次の相手は中国。開催国として初優勝を狙い、初戦の引き分け以外は順調に勝ち上がって来たわけですが、しかしイランはこれまでの相手のようにはいかないでしょう。組織力はイマイチながら強烈な個人の力を持つイランを止めるのは並大抵のことではなく、中国が決勝に進出するのは至難のワザだと思うのですが、しかし実力通りになるとは限らないのがサッカーです。中国の国民が日本戦のようにイランに対してもブーイングを浴びせるのかどうかは知りませんが、どうせならどんな幸運に恵まれてでも(あるいはどんな卑怯な手を使っても)イランを破って勝ち残って欲しいもの。そうすれば決勝は、これまでいまひとつぱっとしないゲームを続け準々決勝でようやく感動的な勝ち方ができたジーコ・ジャパンにとって最高の舞台になる、というものです。そしてその中で北京のスタジアムの完全なるアウェイの雰囲気の中で内容よりも勝利にこだわって、満員の観客を沈黙させて欲しいものです。

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