PKを蹴らすな
日本対ヨルダン。120分間の攻防、その内容などについて言いたいことは色々ありましたが、しかしそんなことはどうでも良くなるようなPK戦でした。最初の2人の中村、アレックスが外し、サドンデスになってから中澤が止められたにも関わらず逆転で勝つとは... それも途中で審判がPK戦を行うゴールを途中で変えると言う珍事まであって、ドラマやマンガでもないような劇的な展開のPK戦でした。
それにしても中村とアレックスの外し方は、まるでEuro2004のベッカムと同じでした。キックに絶対の自信を持つ選手が軸足を滑らせて外すなんて、めったに無いことかと思えばさにあらず。まさかその再現をここで2度も見ることになるとは思いもしませんでした。彼らはチームを支えているという自負もあるだろうし自分の技術に対する自信も有るのだと思いますが、PK戦で成功するかどうかにはそんなものは関係ないのだろう、と思います。むしろ責任を背負うと言う気持ちが身体を硬くして、失敗を呼び込むのではないでしょうか。なんか、PK戦の時にはかえって中心選手に蹴らせない方がいいんじゃないか、と思ってしまいました。
それにしてもジーコ監督の運の強さはどうでしょう?ヨルダンの素晴らしい攻めで先制されたことも、途中で決定的チャンスを何度も外していたことも(そしてもちろん、劇的だったPK戦も)、完全に負けパターンと言って良いものだったと思います。しかしそれを勝ちに持って行ったのは、単に「気持ちが強かったから」と言うだけではなく、「神様」ジーコ監督の運を引き寄せる強い力を感じざるをえません。彼の采配にはまだ疑問が無いでもないのですが、それを遥かに上回る「引きの強さ」は、代表監督としては最適のものと言えるかも。協会は特にジーコ監督にノルマを課してはいなかったようですが、ベスト4以上の結果を出したからにはドイツまでクビになることは無いでしょう。となると我々サポーターは、このままジーコさんの運の強さを信じて応援するしかないような気がします。
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