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2004.07.31

PKを蹴らすな

日本対ヨルダン。120分間の攻防、その内容などについて言いたいことは色々ありましたが、しかしそんなことはどうでも良くなるようなPK戦でした。最初の2人の中村、アレックスが外し、サドンデスになってから中澤が止められたにも関わらず逆転で勝つとは... それも途中で審判がPK戦を行うゴールを途中で変えると言う珍事まであって、ドラマやマンガでもないような劇的な展開のPK戦でした。

それにしても中村とアレックスの外し方は、まるでEuro2004のベッカムと同じでした。キックに絶対の自信を持つ選手が軸足を滑らせて外すなんて、めったに無いことかと思えばさにあらず。まさかその再現をここで2度も見ることになるとは思いもしませんでした。彼らはチームを支えているという自負もあるだろうし自分の技術に対する自信も有るのだと思いますが、PK戦で成功するかどうかにはそんなものは関係ないのだろう、と思います。むしろ責任を背負うと言う気持ちが身体を硬くして、失敗を呼び込むのではないでしょうか。なんか、PK戦の時にはかえって中心選手に蹴らせない方がいいんじゃないか、と思ってしまいました。

それにしてもジーコ監督の運の強さはどうでしょう?ヨルダンの素晴らしい攻めで先制されたことも、途中で決定的チャンスを何度も外していたことも(そしてもちろん、劇的だったPK戦も)、完全に負けパターンと言って良いものだったと思います。しかしそれを勝ちに持って行ったのは、単に「気持ちが強かったから」と言うだけではなく、「神様」ジーコ監督の運を引き寄せる強い力を感じざるをえません。彼の采配にはまだ疑問が無いでもないのですが、それを遥かに上回る「引きの強さ」は、代表監督としては最適のものと言えるかも。協会は特にジーコ監督にノルマを課してはいなかったようですが、ベスト4以上の結果を出したからにはドイツまでクビになることは無いでしょう。となると我々サポーターは、このままジーコさんの運の強さを信じて応援するしかないような気がします。

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2004.07.30

レアル市原!

レアル・マドリードのアジア遠征はお金のため。「銀河系選抜」のお披露目が目的で、試合の結果にはたいした意味はないのは確かだ、と思います。しかし、そう言うもろもろの雑念を払ってみれば、昨日のレアルと市原のゲームは結構面白いゲームでした。

その一端には、間違いなく市原のサッカーの質の高さがあるでしょう。ボールも人も動くオシム監督のサッカーは、少なくとも戦術的にはJリーグのトップレベルにあるのは間違いない。それが欧州のトップに対してどれだけ通用するのかしないのか。これはある意味Jリーグと世界との距離を測る一つの指標になりうることだったと思います。

そして試合はどうだったかというと、市原はセットプレーから先制したものの逆転負け。結果だけ見れば「やっぱり歯が立たなかった」とも言えます。しかし内容的にはそれほど悲観したものでないどころか、十分に評価に値するものだった、と思います。市原はJリーグのサッカーが決して世界のトップから劣っているものではないということを、証明したゲームだったと言えるかもしれません。

もちろん、レアルにはロナウドもジダンもいなかった。でも市原にだって茶野と阿部がいなかったし、その代役としてかなり若手を抜擢しています。レアルは時差ぼけで悩んでいたでしょうが、市原だってキャンプで疲れているところかもしれません。スタンドだって市原のサポーターよりもレアルを応援する声が多かったように見えました。従ってこのゲームに「言い訳」は必要ないでしょう。何度もチャンスを作りながら1点しか取れなかった市原は実力の通りだし、同じく何度もチャンスを作って3点取ったレアルだって同じ。この結果は、それほど不当なものだとは思えません。

市原をレアルと比べて足りないのは、おそらく「個の力」だけ。しかし各国代表がずらりと揃ったレアルと代表抜きの市原を比較すること自体ナンセンスなわけで、それでもこれだけの事ができた、と言うことは評価して良いのではないでしょうか。

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2004.07.28

アジアカップ・日本×イラン

今日のアジアカップのイラン戦。イランはダエイのポストプレーやマハダビキア、カリミらの突破が危険な香りを見せていましたが、結局のところは個人の力だけ。こちらの守備の組織がしっかりしていればそう簡単に破られることはないわけで、この0-0の結果はまずまず妥当なものだった、と言って良いでしょう。日本もオマーン戦、タイ戦の低調さからは何とか盛り返して来つつあるようで、やっとのことでチームとしての形が出来てきたのかも知れません。

ところで日本はグループ1位で突破したため中国、韓国とは決勝まで当たらない事になったのですが、同じ「山」に入ったヨルダン、ウズベキスタン、バーレーンはいずれも組織的なサッカーで勝ち上がってきた好チームです。従って舐めてかかる事は禁物で、しっかりと動いてパスを繋いでいく質の高いサッカーで戦わなければ、足をすくわれることは十分にあると思います。ジーコ監督が全くメンバーを変えずに戦っているため疲れも蓄積しているのではないかと思います(逆に控え選手には不満も溜まっているのではないかと思います)が、とにかく選手には優勝を目指して頑張って欲しい、と思います。

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2004.07.27

山本監督のキャッチフレーズ?

これまでの代表監督は、必ず分かりやすいキャッチフレーズがありました。例えば初めてアジアカップを制した時代のオフト監督は「スリーライン」と「アイコンタクト」。フランスW杯を目指した加茂監督は「ゾーンプレス」でした。そしてトルシエ監督は言うまでもなく「フラットスリー」。それぞれの監督はそれぞれの言葉で、代表とそのサポーターを率いたわけです。

それに対してジーコ監督はどうかと言うと、精々「黄金の中盤」ぐらいで特にこれと言ったコンセプトがあるんだかないんだか。ジーコ監督自身のカリスマ性が高すぎるのか何なのか知りませんが、チームをどのようにしようとしているのかがいまひとつ見えてきません。しかしそれ以上に心配なのは、山本監督の方でしょう。「アテネ経由ドイツ行き」とか何とか選手の競争を煽る言葉はたくさん出てくるのですが、チーム作りを表現するコンセプトはついに出てこなかったように思います。確かに、強い代表を作るにはその前提としての個人の強さが必要だ、と言うのは分かります。しかし、あたかもそれが全てであるような言い方はいかがなものか。むしろ個のレベルアップを強調しすぎることによって、チームを組織として成り立たせる指導者の責任を放棄しているような、そんな気がしてならないのです。

山本監督の選んだ五輪代表についての不満は多々有るのですが、しかし今更言っても仕方がないと言うのは事実です。従って、選ばれた選手には頑張ってもらうしかない。であるならば、選手が頑張れるような戦い方をして欲しい、と思うのです。やはり選手には得意なポジションでプレーさせて、その中でのコラボレーションを追求すべきだと思うのです。サイドはサイドの選手にやらせる。中盤は中盤の選手に。奇をてらうことなく、普通の布陣で戦う。そう考えたときの私のベストは、次のような感じです。

     曽ヶ端

  茂庭 闘莉王 那須

徳永  今野     駒野
       小野
     森崎浩

   田中達 平山

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2004.07.26

本来のポジションで使ってみよう

昨日の五輪代表のゲームは、負けはしたものの結構楽しいものだった、と思います。何故か。それはたぶん、選手がそれぞれのポジションで持ち味を出したからではないか、と思うのです。

昨日の布陣で「U-23代表」としていつもと違うポジションは2つ。言うまでもなくトップ下の森崎浩とボランチの菊地です。チームの中心となるポジションなので普通はどうかな、と思える配置なのですが、しかし意外に機能していました。いや、意外に、と言うのは失礼でしょうね。だって、森崎浩にとっては本来のポジションだし、菊地もかつてはボランチを本職としていたのですから。ついでに言えば今年二度目の左WBだった駒野も、この年代の代表ではむしろここは定位置。どの選手にしても、経験あるポジションで生き生きとプレーできていた、と言う感じがしました。

システムやメンバーの組み合わせに苦心惨憺しているように見える山本監督ですが、しかし実際のところは無駄に苦労しているように思えてなりません。例えば森崎浩の左WB。「左サイドの選手は左利きである必要がある」と思っているのかどうか知りませんが、本来はトップ下やFWで輝く彼を(いくらユーティリティー性が高いとは言え)あそこで使うというのは、もったいないとしか思えない。きっと浩司本人もそう思っていたんじゃないかなー、と言うのは、別に部外者の勘ぐり過ぎだとばかりは言えないでしょう。以前は青木をリベロに使ったりしていましたが、それも結局は成功しなかっただけでなく、それゆえ青木を切り捨てるという非情としか思えないこともしています。松井や前田をボランチで使う、と言う起用も同じ。「五輪本番では何があるか分からない」と言う言い訳の元に、この監督は無駄に選手を本来とは違うポジションで起用しているのです。これはひょっとすると、クラブではボランチが本職の中田浩二をDFで使って成功した、あるいは中村俊輔の左サイドでの起用に拘ったトルシエを「形だけ」真似しようとしているのではないか。私はそんな心配さえしてしまうのです。

繰り返しになりますが、昨日の豪州代表戦は負けはしたもののそれなりに楽しく見れたゲームだった、と思います。それがなぜかというと、おそらく選手の多くが本来のポジションで伸び伸びとプレーできたからではないか、と思います。本番まで一ヶ月を切っていまだに「チーム作りの途上」である五輪代表を、これ以上いじってもしょうがないと思います。むしろ選手が伸び伸びと実力を出せるような戦術を考えるべきだ、と思うのです。過去の経緯はおいといて、森崎浩司にはぜひともトップ下で勝負させて欲しいものです。

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2004.07.24

日本代表×タイ代表

前半見たときはかったるさの極致でどうなることかと思いましたが、後半から本気を出した?のか安心して見ていられる内容。グループリーグ勝ち抜きも決めて、ジーコ監督もほっとしたのではないでしょうか。

でも、それよりも個人的にはタイ代表のサッカーがなかなか魅力的でした。この国は昔から足技に優れていて楽しいサッカーをするのですが、今回の代表もほぼ同じ。ちょこちょこ切れ味のいい足技と、素早い動きは見ていて楽しいものでした。残念ながらフィジカルの弱さと決定力の無さのため二連敗してしまいましたが、もしここに「英雄」ピアポン(って、俺も古いな〜)がいたら結果は逆になっていたかも?日本代表はそうで無かったことを神に?感謝すべきなのかもしれません。

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2004.07.23

怪我人続出の五輪代表

先日韓国戦を戦ったU-23代表ですが、試合中に怪我を負った今野は骨には異常がなかったものの肉離れと診断されたそうで、全治10日〜2週間とのこと。「最終予選のMVP」を欠いてアテネに行く、と言う事態だけは避けられそうです。ただ、松井が左腓骨筋痛のため少なくとも明後日のオーストラリア戦は欠場するそうですし、バックアップメンバーの前田も怪我をしています。もともと五輪は登録メンバーが18人だけで4人のバックアップとの交代しか認められない、と言う国際大会の中でも一番厳しいレギュレーションとなっています。つまり誰が欠けても「緊急事態」となってしまうわけで、五輪代表は戦う前から困難に直面している、と言うことになります。

ではなぜこのように怪我人が続出するのか。これはぎりぎりまで競争を煽ってきた山本監督に責任があるように思えてなりません。今年1月にほとんどオフもなしに招集された選手達は1ヶ月の合宿を経て最終予選を戦い、その後は各クラブに戻って1st stageをプレー。中断期間にはギリシア遠征を行い、1st stage終了後には再び合宿で競争させられています。更にその間には「連戦対策」としてナビスコ杯への出場を要請されるなど、この半年間休む暇もなくこき使われて?いるのです。若い選手には鍛えれば鍛えるほど伸びる時期があるのは確かですが、それにしても休みが全くないと言うのはどうなんでしょう?精神的な緊張と肉体的な疲れの両面から、「パンク寸前」の選手がいても不思議ではありません。

この期に及んで「これからチーム作りをする」と語る山本監督がどう言う構想を持っているのか知らないのですが、普通に考えれば今は仕上げの時期。チームのこれまでの形を確認しつつ、あとは本番に向けてコンディショニングをするのが常識と言うものでしょう。このままではパラグアイ、イタリア、ガーナとは戦えない、と監督は思っているのかも知れませんが(少なくとも私は思っていますが ^_^;)、そうだとしてもそれは2年もの時間を与えられてじっくりとチーム作りをしてきた山本監督の責任です。選手には全力で頑張って欲しいし五輪でも結果を出して欲しいのですが、それ以上に怪我に気をつけて欲しい。(ただし曽ヶ端と黒河を除く。)そしてアテネ五輪を楽しんで来て欲しいと思います。

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2004.07.21

亜洲杯・日本×オマーン

内容についていろいろ言いたいことは有りますが、初戦だったこと、蒸し暑い気候だったこと等を考えて一応いいことにしましょう。全体的に全然動けてなかったにも関わらずワンチャンスを生かして点を取って勝つ。少なくとも最低限の要求は満たされたわけで、その点では必要十分な結果を得たと行っても良いかもしれません。まあ、内容面での不満は今後の戦いで修正される、と考えておくことにします。

しかしそんなことより腹が立ったのは、中国のテレビ局が作っているという映像です。なんせやたらリプレーが多い上に無意味なアップが多い。それもゲームの進行中にそう言う画面が入るので、見たい展開が全然見えないのが歯痒くて仕方ありません。これだけでも解消されれば、内容のしょぼさも薄まって?もう少し気合いを入れて見れるのですが。

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2004.07.20

アジアカップ開幕

いよいよアジアカップが開幕し、昨日までにA組〜C組の初戦が行われました。結果は、と言うと各組の第一シードの中国、サウジアラビア、韓国がいずれもドロースタート。私はサウジアラビア×トルクメニスタンと韓国×ヨルダンを見ていたのですが、「格下」のはずのトルクメニスタンとヨルダンがいずれも統制の取れた良いサッカーを見せて、必ずしもフロックだったとは言えない結果だったように思います。伏兵・ギリシアが優勝したEuro2004のように、この大会も驚きの結果が待っているかも知れません。

ただ、ゲームを見ていて私は何となくJ2のゲームを思い出してしまいました。特に昨日の韓国×ヨルダンはそんな感じで、圧倒的な個の力をベースに攻め続ける韓国に対して真面目なサッカーで対抗するヨルダン、と言う構図は昨年何度も見たパターン。そしてヨルダンの、せっかく相手陣内に攻め込んでもラストパスやシュートの精度が低くてゴールにならない、というのもJ2のチームみたいでした。

今日、初戦を迎えるジーコジャパンもそう楽には勝てないと思いますが、サッカーの「質」からすれば間違いなく日本が上のはず。最後まで集中を切らさず、しっかりした戦いを見せて欲しいものです。

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2004.07.19

盛田について

「モリタ獲得」と言う話を聞いたとき、私は一瞬鳥栖→新潟の森田を獲るのかと思いました。それがまさか99年の浦和降格の「戦犯」とまで言われ、実際2年間の浦和在籍中には1ゴールも決める事ができなかった盛田の方だったとは。シーズン中断中の補強に期待をしていただけに、一時は落胆もしたものです。

FWであるにも関わらず、ゴールを決めるという幸運には縁のない選手。盛田について、ほとんどのサッカーファンはそう言う評価だったのではないかと思います。2001年の1st stageの広島戦では盧のクロスに合わせて完璧なヘディングシュートを放ったものの、バーに当たってこぼれたところを味方が押し込んだ、と言う事もありました。J2でプレーしていた2001年後半以降はいくつかゴールを決めていたものの、70試合出場して7ゴールと言う実績は彼の潜在能力からすれば十分なものだったとはとても言えません。昨年は途中で中盤をやらされたりもしていましたが、結局はポジションを失って今季はわずかに3試合の出場にとどまっています。盛田はもう終わった。少なくとも私はそう思っていましたし、ひょっとすると本人もそう言う思いはあったかも。だって記者会見で「まさか、J1のクラブから誘いがくるとは思ってもいなかった」と語っているのですからね。

サンフレッチェの場合、FWは必ずしも点を取らなくてもいいと言う「暗黙の了解」(と言うより、一種の諦め?)があるので、そう言う点では盛田にとっては気は楽だったろうとは思います。立ち上がりから前線で基点になること、特にハイボールを頭に当てて何とか味方につなげると言う役目は果たしていましたから。しかし、シュートはと言うと相変わらずではありました。前半から何度かゴール前で決定的な場面に顔を出していたのですが、ここぞと言うところで決めきれない「弱さ」も見せていました。これまでの盛田なら、きっとそのまま無得点でゲームを終えていたのではないでしょうか。

しかし、盛田本人にとっては違ったのでしょう。これが最後の大チャンス。広島で結果を出せなければ後は無いし、チアゴが復帰すれば起用されないかもしれない。そう考えると、このC大阪戦と次の東京V戦は人生を賭けた大勝負です。試合前、試合中とも、おそらく内心期するものがあったに違いありません。

そしてその盛田のゴールのシーンは、その彼の思いを乗せた素晴らしいものでした。リカルドからのロングボール。マーカーのラデリッチとの競り合いとなりましたがこれをはね飛ばして胸でトラップすると、冷静に足元でコントロールしてGKの位置を確認して美しいループシュートを決めました。これは彼の未来に架ける虹のようなシュートだった、と言ったら少々詩的すぎるでしょうか?少なくとも彼の広島での存在感を確固としたものにしたゴールだった、とは言えると思います。

能力は高いのだが、と選手を評する場合、その裏にあるのは多くの場合「精神力の弱さ」です。盛田の場合もおそらくそれで、ゴールが決まらない→自信を失う→ますますゴールが決まらない、と言う悪循環に陥っていたのだろうと思います。C大阪戦のゴールは、まさにその悪循環を断ち切るものになったのかもしれない。好漢・盛田の今後に期待したいと思います。

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2004.07.18

ナビスコカップの意義

ナビスコカップは、ヤマザキナビスコ社がスポンサーとなって11年間も続いているカップ戦です。第一回が行われたのは1992年で、これは「Jリーグ」が開幕する前年。すなわちリーグ戦よりも古い歴史を持つ大会で、本来はもっともっとrespectされるべき大会だ、と思います。

しかし、現実にはどうかというとなかなかそうはなっていません。日程面では「フル代表>リーグ戦>天皇杯>ナビスコカップ」と言う厳然とした序列があって、まずはフル代表の日程(大きな大会とか国際マッチデーとか)が最優先され、その合間を縫うようにしてリーグ戦が決まります。更に年末は天皇杯が入ることが決まっている。すると「空いている週」はほとんど無くなり、ナビスコカップが入る余地はと言えばフル代表がゲームをしている期間だけになってしまいます。今のサッカーを取り巻くマスコミは「代表=スター」ですから、スターのいないゲームに興味はない。と言うことでナビスコカップは、常に「日陰者」の扱いを受けてきたわけです。

ではその中でサンフレッチェはどうか、と言うとこれがまたひどいもの。これまで好成績と言えばグループリーグ3位だった96年(この成績は全体で5位に相当する)かベスト8に進出した2001年ぐらいのもので、それ以外はことごとく早期に敗退していました。

これはサンフレッチェがナビスコカップを重視しなかったから、と言うだけではないでしょう。やはりリーグ戦の合間や代表戦のウラで行われる大会を勝ち抜くだけの「体力」が無かった、と考えるのが妥当だと思います。たぶんナビスコカップに本気で取り組みたくてもそれだけの余裕が無かった。すなわち「負けるべくして負けた」と言うのが本当の事情だと思います。

今年も、事情はそう変わらないはずでした。なぜならこちらはJ2から昇格したばかりの格下チーム。リーグ戦を脇に置いて全力を尽くすほどの余裕があるはずもなく、従ってほぼサテライトのメンバーで戦ったり、あるいはユースの選手を起用してみたり、と言うことをしていたわけです。

ところが、そんな戦い方をしていたにも関わらず第5節を終えて2位。図らずも?勝ち抜きが見えてきてしまいました。いや、別に小野監督が勝ちを狙っていなかったとは思わないのですが、しかしこうして先が見えてくるとこちらも欲が出てきます。せっかくのチャンスだから勝って上位進出しようよ、なんて今更のように思ってしまうわけです。

もともと、こう言う本来のリーグ戦以外の真剣勝負の機会と言うのは多ければ多いほどいいのです。チームには必ず「レギュラーには(ベンチ入りには)もう一歩」と言う成長途上の選手がいるわけですが、彼らが育つためには経験が必要です。しかしそのために優勝や降格を賭けたゲームで起用するのは難しい、となれば、やはりその他の真剣勝負が必要なのです。ナビスコカップは、まさにそのためにあると言って良いでしょう。

昨日の長居スタジアムに入った観客は残念ながら5千人ちょっとしかいなかったのですが、他の7試合は全て1万人を越えています。と言うことは代表とは関係無しにクラブに興味を持っている人がそれだけいる、と言うことなのだと思います。そして例えば私のように「レギュラー未満」の選手の活躍を楽しみにしている人も多いのだと思います。

代表が居ないカップ戦、ということで?扱いを小さくするマスコミにも腹が立つのですが、しかし観客が多く入れば無視できなくなるはずです。広島もこれまでは例外ではなくリーグ戦に比べてナビスコは観客が少ないのですが、次はグループリーグ勝ち抜きのために絶対に落とせないゲームだということを考えて、たくさんのファン・サポーターに広島スタジアムに詰めかけて欲しい、と思います。

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2004.07.17

アンチ山本代表?

 就任以来30試合以上をこなし、60名以上の選手を呼んでチーム作りを進めてきた山本監督は、ついに最終メンバー18人を固めました。延々と続く「選考」を勝ち抜き出場権を勝ち取った選手たち。日本の代表、すなわち我々の代表としてアテネに行く選手達にはぜひ頑張って来て欲しいし、よい結果を残してきて欲しい、と思います。
 その一方でこのメンバーで本当に良いのだろうか、と言う疑問はどうしても残るわけです。そこで今回選ばれたメンバー以外で有力選手がどれだけいるのか、選手名鑑と出場記録を見ながらピックアップしてみましょう。
【GK】川島(名古屋)、岩丸(神戸)、林(広島)、藤ヶ谷(札幌)
【DF】永田(柏)、近藤直(柏)、角田(名古屋)、千葉(C大阪)、坪内、北本(神戸)
【右サイド】山岸(市原)、田中隼(横浜FM)、太田(清水)、平島(福岡)
【左サイド】根本(大分)、児玉(G大阪)
【守備的MF】青木(鹿島)、鈴木(浦和)、佐藤勇(市原)、山口慶(名古屋)、橋本(G大阪)、濱田(C大阪)、森崎和(広島)、小森田(大分)、米田(福岡)
【攻撃的MF】野沢(鹿島)、山瀬、長谷部(浦和)、谷澤(柏)、馬場(FC東京)、小林大(東京V)、苔口(C大阪)、成岡(磐田)
【FW】平本、森本(東京V)、坂田(横浜FM)、前田(磐田)、中山(G大阪)、相川、新居(札幌)、佐藤寿(仙台)、田原(京都)
 基準は、J1ならリーグ戦の半分以上、J2ならレギュラーとして出場しているか、ということ。(ただしGKを除く。)こうして見ると、本当に多くのU-23世代の選手がチームの主力として活躍していることが分かります。サンフレッチェのファン・サポーターの多くが森崎和が選ばれなかったことを残念に思っていることと思いますが、実力を持ちながら選ばれていない選手がこれだけいるわけです。従って選ばれたか、選ばれなかったかは、やはり監督の戦術や好み次第ということ。監督が違えば全く違う選考をする可能性は当然あると思います。
ところでせっかくこうして並べてみたので、この選手で「アンチ山本代表」を作ってみましょう。まずは3バック版。
      林

   坪内 永田 北本

田中隼 鈴木 佐藤勇 児玉

     森崎和

    前田 平本
 3バックにトリプルボランチでちょっと守備的すぎるかな、と言う感じもしますが、佐藤勇も森崎和も今季3得点ずつですから、彼らがゴール前に飛び込んで行く形を作れれば面白いと思います。GK、左サイド、FWが弱いので、ここにオーバーエイジとして下田、服部、久保を使いましょう。(^_^;) 次に4バックにしたらこんな感じ。
      林

田中隼 坪内 永田  根本

    鈴木 佐藤勇

  長谷部   森崎和

    前田 平本
 DFラインが押し上げられないと苦しいので、この場合はセンターバックに松田か森岡を呼びましょう。その場合はGKは林でも大丈夫そう?なので、服部と久保をオーバーエイジで追加します。因みに監督ですが、ぜひとも市原のオシム監督に率いて欲しい。そうすれば、十分「山本代表」に対抗できるどころか、下手したら勝ってしまうかも?

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2004.07.16

五輪代表(男子)決定

 今日日本サッカー協会は、アテネ五輪に参加する男子チームの選手18人を発表しました。
【GK】曽ヶ端、黒河
【DF】闘莉王、茂庭、那須、徳永、菊地
【MF】小野、森崎浩、松井、石川、駒野、阿部、今野
【FW】高松、大久保、田中達、平山
 注目のオーバーエイジは小野と曽ヶ端。GKのサブには黒河が選ばれ、怪我から復帰したばかりの林はバックアップメンバーに回りました。またその他のバックアップは、北本、前田、坂田。石垣島に呼ばれてしごかれながらそのまま「お帰り」になったのは、岩丸、川島、鈴木、山瀬、根本となりました。以前どうなる五輪代表と言う記事でメンバー予想をしましたが、そこから大きく外れることはなかったわけで、そう言う意味では意外性はありません。
 ただ、だとすればなおさら先日のチュニジア戦の意義が分からなくなります。この試合で起用されながら落とされたのは、川島、前田、鈴木、坂田、山瀬。「最後のチャンスを生かせなかった」と言う見方もありますが、しかしチームの中心選手がいない中で力を発揮できるか、出来ないかということがそれほど重要なことだとは思えません。むしろ彼らをスケープゴートにして、凡戦の責任を取らせたようにも見えます。また、起用されずに落とされたのは岩丸、北本、根本。山本監督の「チャンスを与える」と言う言葉とは整合性が取れません。だいたい良い監督ならその選手がチームの中で機能するかどうか、試合をしなくても分かるもの。山本監督はその能力が無いことを、自ら示したことになります。
 さて、このメンバーでどのようにアテネで戦うのか。予想される先発は、おそらくGK:曽ヶ端、DF:徳永、闘莉王、那須、MF:石川、今野、阿部、森崎浩、小野、FW:田中達、平山、と言うところでしょうか。一見、アジア最終予選のメンバーに曽ヶ端、小野のオーバーエイジを入れてレベルアップしたチームと言えそうですが、3月以来個人のレベルアップだけでチームとしての熟成がほとんど見えないチームがどのように戦うのか。特に小野の合流(たぶん8月から)がどのような影響を及ぼすのか。注目したいと思います。

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2004.07.15

オーバーエイジの意義

五輪代表のオーバーエイジは「弱点の補強」と言う点でのみ意義がある、と思うのです。小野、高原、曽ヶ端と言う名前はそれなりに理解できる人選ではあるのですが、しかし小野に関してのみ「戦術が変わってしまう可能性が高い」と言う点で疑問を呈しました。それは言葉を変えれば高原、曽ヶ端はまだ分かると言うことだったのですが、今日のチュニジア戦で曽ヶ端は敗戦に繋がる大チョンボ。更に高原は「エコノミークラス症候群」の再発でドクターストップが出たそうです。そんな状況の中でオーバーエイジを入れて、本当に意味があるのでしょうか?いっそのことU-23メンバーだけにして、残った18人に思いきってプレーさせた方がよほど価値がある、と私は思うのですが。

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2004.07.14

キリンカップ優勝

日本代表がスロバキアに続いてセルビア・モンテネグロにも勝って、ジーコ監督に初めてのタイトルをもたらしました。あまりちゃんと見ていなかったので試合内容については語れないのですが、ここでどんなものでもタイトルを取れたと言うことは、単なる親善試合の勝利という以上の価値があると言えるでしょう。

紆余曲折のあったジーコ監督の日本代表。かつては監督も「頑固一徹」と言う感じで、それがチーム全体に悪影響を及ぼしてかギクシャクしているように見えましたが、選手選考や起用にも柔軟性が出てきてうまく選手の力を引き出せるようになってきたように思います。これまでジーコさんに本当の監督経験が無かった事もあって?その采配には疑問がいっぱいだったのですが、もしかするとジーコ監督自身が経験を積んで成長して来ている、と言うことなのかも。今度は「本気のタイトル戦」でどのような戦いを見せてくれるのか。トルシエ以上の内容と結果(って、優勝しかない?)を残してくれるのか、アジアカップに注目したいと思います。

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2004.07.12

石垣島、と言えば

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石垣島キャンプを行っていたU-23代表がリフレッシュのため川平湾のグラスボートに乗りに行った、と言う記事がJ's GOALに掲載されていました。この写真を見て「見覚えがあるなー」と思いながら過去の写真を引っ張り出して見て見たら、ありました、ありました。3年前の8月に、たまたま同じところに行ってたんです。左の写真のチケット売り場はJ's GOALの方と違うように見えますが、「カビラガーデン ぐるくん」と言う看板の文字は同じ。おそらく3年経つうちに掛け替えをしたんじゃないでしょうか。日刊スポーツの記事によると森崎浩司選手は「楽しかったけど、とにかく暑くて疲れましたね」と語っていたそうですが、言われてみると私が行った時もそうだったかも。石垣に行った時に聞いたら誰もが「ここはダイビングをしに来るところだ」と言っていましたが、確かに夏の沖縄で海に入る以外のレジャーはかえって疲れるだけかも知れません。明後日のチュニジア五輪代表との親善試合は「メンバー入りに向けてのラストサバイバル」と言う、選手にとっては手を抜けない雰囲気になることと思われますが、あまり無理をしすぎて怪我などしないようにして欲しい、と思います。

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2004.07.11

暑さ対策か、体力強化か

サンフレッチェは今、北海道でキャンプ中。小野監督によると暑い中でトレーニングをすると暑さとの戦いで体力を消耗してしまって体力強化にはならないそうです。逆に五輪を目指すU-23代表は、沖縄での合宿中。暑いギリシアでの戦いを見越して、それに耐えられる身体を作ろうとしているのだ、と思います。

五輪は半月間の短期決戦で、その間に中2日か3日で5試合程度を戦う事になります。逆にリーグ戦は長期戦。8月から11月までの3ヶ月間に15試合を戦う訳です。狙いが違えばトレーニングのやり方が違うのも当然で、だからこそ五輪代表とサンフレッチェとは全く逆の場所で合宿を行っているのだろう、と思います。

これは、それぞれのチームにいる選手に対する短期的な効果と長期的な効果も逆に作用する、と言う事に注意する必要があります。今北海道でキャンプをしているサンフの選手がすごく切れているとしても、真夏の広島にもどってくればいっぺんに調子を落とすのは間違いないでしょう。従って合宿終了後しばらくは、イメージと身体のキレとのギャップに苦しむ事になるのではないか、と思います。この北海道キャンプの成果を測るには11月までのトータルで見るべきで、7月、8月のゲームにはあまり期待しない方が良いのではないか、と思います。

逆に五輪代表は、8月にピークを持ってくる作り方をするはずです。しかしそれが終ったらがくっと落ちる、と言う事は当然予想しておくべきでしょう。本大会に行くか行かないかと関係なく、沖縄合宿に参加した選手の2nd stageにはあまり期待しない方が良いかも知れません。

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2004.07.10

18試合ぶりの勝利

第3節に仙台に勝ってから18試合勝てなかった札幌が、ついに今日勝ちました。

経常赤字が資本金を大きく越えて、普通の企業なら倒産しても不思議ではない状態となった札幌は、今年は予算を大幅に削減。外国人選手とは契約せず、戦力補強も最小限にして今シーズンに臨みました。柳下監督は少ない戦力をやりくりしながら何とかチーム作りを進めたものの、前節までの勝ちはわずかに1つ。それなりに良いサッカーをするものの経験不足はいかんともしがたく、時折とんでもないミスをして勝ち点を失う、と言うゲームを繰り返してきました。

そして今日の相手は、昇格圏内の2位に付けている福岡。案の定、ゲームは圧倒的にボールを支配されて我慢を続ける、と言うゲームでした。しかし後半8分、カウンターから右サイドを崩すと鋭いクロスを相川が頭で決めて先制します。その後はそれまで以上に圧倒的に攻められますが一度も集中を切らせることなく守り切り、ようやく勝つことが出来ました。守って守ってカウンターに賭ける、と言うサッカーは決して格好の良いものでは無かったかもしれません。しかし0点に抑えたこともワンチャンスを生かしたことも、チーム全体の団結力の現れ。チームと言うものは負けが込むと確信を失ってバラバラになってしまう事が多いのですが、ここで何とか結果を残したことは、単なる勝ち点3以上の価値があるのではないでしょうか。ここまで我慢してきた札幌の関係者に、おめでとうと言いたいと思います。

ただその一方で、福岡は本当に苦しいところです。昨年の後半に快進撃が今年の昇格に繋がるのではないか、と見ていた人が多かったのではないかと思いますが、前半を9勝7分け6敗と言うのは決して満足できる成績ではないでしょう。特に今日は誰もが勝利を予想する?最下位相手のゲームだったわけで、圧倒的に攻めながら1点も取れず、逆にカウンターから失点して負けると言うのはJ2では「最悪のシナリオ」です。今年のJ2は2位以下が全く読めない混戦となっているためこの敗戦が直接ダメージになるわけではなりませんが、こう言う内容のゲームは昨年の広島と良く似ています。こう言う相手とのこう言うゲームをどのように勝ちに結びつけていくのか。福岡の松田監督にとっては、ここからが正念場だと言えるでしょう。

なお蛇足かもしれませんが、「J1の下位チームとJ2の上位ではどっちが上か」と言う問題について私見を述べます。J1とJ2の違いはいろいろあるのは確かなのですが、もし1st stage終盤の柏やC大阪がJ2に居たら、やはりそう簡単には勝てないだろう、と思います。J2はどこも一致団結して向かってくるチームばかりなので、戦術が揺らいでまとまりのないチームが勝つのは容易なことではない、と思います。しかし、J1のチームはどこでも高い「個の力」を持っています。ワンチャンスがあればなんとかする力があります。だからもし現状でJ2上位(例えば福岡)がJ1下位(例えば柏)と入れ替え戦を行ったら、J2側はよほど戦術をしっかりと組み立てない限り勝つのは難しいのではないかな、と思います。福岡が今季J1昇格を狙うなら、「3位でもいい」とは決して思わないこと。これから中断の2週間で何とか立て直して、後半は石にかじりついてでも勝ち点を稼いで2位に入ることだと思います。そして更に個人的な希望を言わせてもらうなら、入れ替え戦は個人能力は高いがいまひとつ噛み合っていない京都か、あるいは戦略家として名高いベルデニック監督が率いる仙台が出てきて欲しいもの。もちろん、その相手は広島以外のチームになってもらわなければ困るのですけどね。

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2004.07.09

暑くても走れ!って言うのは...

今日の京都の最高気温は36.3℃だったとか。全国でも多くの人が熱中症にかかって病院に運ばれていたそうです。

そんな中、私は研究室の学生と一緒に午後1時からサッカーをしてました。たまたまグラウンドが取れたということで行ったのですが、いやー、暑いなんてもんじゃありませんでした。「脳味噌が煮える」とまで言われるほどの京都の蒸し暑さ。そんな中で走ったり蹴ったりするだけでも大変なのですが、ついつい熱くなってしまって... 結局(休み休みだったとは言え)3時までやってしまってもうへとへとでした。

それにしても暑さは体力を奪い、気力や判断力も奪う。ファン・サポーターはよくプロの試合を見ながら「集中を切らすな!走れ!」と野次りますが、それは言うほど簡単じゃないんだろう、と思います。もちろん、プロは過酷な環境に耐えれるようにトレーニングしているわけですけど、それでも誰だって限界があるわけで。どんな時でも頑張ることができるのは大事なことなのですが、しかし限界を見極めることも重要なのだ、と思います。

サンフレッチェは今、北海道でキャンプ中。20℃前後の涼しい環境で、目一杯身体をいじめ抜いているそうです。しかし来週末には「内地」に戻ってきて、酷暑の中で戦うことになります。そこで頑張るな、とは言いませんし全力を尽くして欲しいとも思いますが、それでもできれば「クレバー」に戦って欲しい、と思います。

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2004.07.07

セレッソの監督が代わったが

1st stageの勝ち点は10。最下位で折り返したセレッソの監督がまた代わりました。今度の監督は、昨年まで大分を率いていた小林伸二氏。J2をカウンターサッカーで勝ち抜いて昇格を果たし、初めてのJ1も得点力不足を堅い守備で補って残留を果たした指揮官です。長年課題とされ、解消されないどころかますます悪くなる一方のセレッソの「ザル守備」を何とかしてくれる監督として、大阪方面の期待も大きいのではないでしょうか。

しかしセレッソにその「小林戦術」に対応できる選手がどれだけいるか、というとどうなんでしょう?昨年末にはDF6人を放出し、その代わりに上村、カブラル、ラデリッチを獲得したわけですが、その1人のカブラルはアルベルト監督とともに解雇されています。そのため現有のメンバーの中でDF登録なのはラデリッチ、柳本、千葉、上村、福王の5人だけになってしまいました。1st stageの終盤には布部がDFをやっていましたが、どう見ても緊急避難的でレギュラーとしてやって行けるとは思えません。さらに最終節で初先発した柳本は柏の谷澤にチンチンにやられて途中交代させられる始末。アルベルト監督に干されていた上村が戻ってくれば戦力にはなるでしょうが、彼とて1人で守備の立て直しができるか、と言うとどうでしょう?強力な攻撃陣を擁するセレッソがカウンターサッカーに徹したら怖い、とは思うのですが、しかし小林監督の前にはイバラの道が広がっているように思えてなりません。

小林監督はサンフレッチェでコーチをした経験があり、トップコーチに抜擢された田坂氏も広島出身。上村や柳本、森島も含めていつのまにかセレッソの中枢は広島関係者に占められた感がありますが、しかしだからこそサンフレッチェがこのチームに負けることはあってはならない、と思います。小林セレッソの初めての公式戦は、7/17のナビスコ杯の広島戦。サンフレッチェはこのゲーム、U-23代表組だけでなくU-18代表も不在でメンバー構成に苦心しそうですが、どんなメンバーで戦うにしろチームの熟成度と言う面では負けないはず。小林監督には申し訳ないのですが、ここできっちりと叩く事が2nd stageに繋がる道だと思います。

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2004.07.06

Euro2004が終って

Euro2004ポルトガルが終りました。凄く早起きして生で見たり、ちょっと早起きして録画したばかりのを見たり、仕事が終って急いで帰って録画中継を見たり、と言う落ち着かない生活も終わり。ようやく心静かな生活?が戻ってきます。

それにしても、ギリシアの優勝は驚きでした。数日前にも書いたように、ギリシアのサッカーの良さは十分評価していたのですが、それにしても優勝までしてしまうとは。多分に運に恵まれたと言う面もあるとは思います。でも、フランスを破り、チェコを破り、ポルトガルを2度も破った力はフロックとは言えないでしょう。WOWOWで言っていたのですが、このギリシア代表の快進撃で遅れに遅れていたアテネ五輪の準備がますます遅れたとのこと。しかしギリシア国民は「これでやればできる事を示す事ができた」と平然としていた、のだそうです。(^_^;)

このEuro2004は、優勝候補と目されていた国が早々に敗退して行った大会でした。それも、スペインにしてもドイツにしてもイタリアにしても、これと言うインパクトを残す事なく去って行きました。逆に強い印象を残したのは、ギリシアのほかにはスウェーデンとデンマーク。特にデンマークのシステマティックで力強いサッカーは2002年のワールドカップ以上に素晴らしかった、と思います。これら欧州の「超一流」とは言えない国々の活躍は、世界的に(少なくとも欧州では)サッカーのレベル差がますます小さくなってきている事を示していると思います。

更に言えば、質の高い選手を揃えた強豪国でも組織力を高めなければ勝ち進む事はできない時代になってきた、と言う事かも知れません。ネドヴェド、ポポルスキー、コレルらの個人の力と組織力が高い次元で融合したチェコ。ルイ・コスタやヌーノ・ゴメスをサポート役に回して、ベテランと若手の力をミックスさせて強いチームを作り上げたポルトガル。スター選手をシステムの中に組み込んだ好チーム、と言う意味ではイングランドも同じでした。

これまで大きな大会で勝ち残るチームには、必ずと言っていいほど「スター」がいました。ゲームを決めるような働きをしてくれる、スーパーな選手。しかしこの大会では、そう言う選手は何試合か後には必ず対策を立てられて働けなくなっていたように見えました。例えば、グループリーグで大活躍したオランダのロッベンは準決勝では全く機能せずに終りましたし、チェコのバロシュもギリシア相手にはスペースを見つける事ができませんでした。またポルトガルのクリスチアーノ・ロナウドも、決勝では持ち味を出せずに苦心していたように見えました。これは連戦が続いて疲れが溜まっていた、と言うのもあるかも知れませんが、しかしそれ以上に相手チームの対策が効果を及ぼしていた、と見るべきなのではないでしょうか。

監督が与える戦術と選手の力がマッチした時に、チームは最高の力を発揮する。サッカーでは当たり前の事ではあるのですが、しかしそれが極限まで来つつあって、それなしには大会を勝ち抜く事はできなくなったと言うのがこの大会の教訓ではないか、と言う気がします。2年後にドイツで行われるワールドカップは、おそらく今大会以上にその傾向が強くなるはず。日本代表の監督には、ぜひその点を考慮してチーム作りを進めて欲しいと思います。

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2004.07.03

J1って、やっぱり楽だわ

J1リーグは先週で1st stageを終えて、今週からしばらくお休みです。ナビスコ杯のゲームはあるものの、リーグ戦は1か月以上中断されます。合宿や試合のある代表選手以外は基本的にお休みで、身体のケアと戦術の熟成に専念できる、と言うわけです。

J2で戦った昨年はどうだったか。第2クールと第3クールの間に1週間のブレイクがあったものの、それ以外はずっと毎週試合が続きました。あの時は1週間のブレイクでも貴重な感じがしたのですが、後から思えばそれは錯覚でしかなかった、と思います。実際サンフはそれまでの悪い流れを切って盛り返す機会にするはずだったのが、全然そうはならずにその後ますます泥沼にはまってしまいました。今年は苦しい立ち上がりだった3,4月から流れを掴んだ5月を経て、6月は再び壁にぶつかった状態。ここで長期の中断があるということは、チーム作りにとっては非常に有り難い、と言えるのではないかと思います。

ただ、問題はその間の過ごし方です。ここを逃すともう立て直しのチャンスはない、と言っても過言ではない。実際に二年前は中断期間を無駄に過ごして、再開後に監督を解任したものの結局は降格してしまいました。毎週毎週試合が続く過密日程のJ2に比べてJ1は楽でいいのですが、しかしそこをどう使うかが後に大きく響きます。選手と首脳陣は決して気を抜かず、貴重な時間を無駄にしないようにして欲しいものです。

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2004.07.02

凄いぞギリシア

グループリーグでポルトガルを破り、準々決勝でフランスを葬ったギリシアがまたやりました。優勝候補でこれまで盤石の戦いを続けてきたチェコと堂々と渡り合っての勝利、そして初の決勝進出は、おそらく92年の大会でユーゴスラビアの「代理」で出場して優勝したデンマーク以来の快挙だ、と言って良いのではないでしょうか。

このギリシアでワールドクラス、と言える選手は、ローマのDFデラス、ブレーメンのFWハリステアス、それにアトレティコ・マドリードのFWニコライディスぐらいでしょうか。どの選手を見ても普通、と言う感じで1人で勝負を決めれるような選手はいません。しかし彼らのサッカーは真面目そのもの。ドイツの老将オットー・レーハーゲルの戦術を忠実に実行していると言うことが、そのままチームの強さになっています。個人の能力の高さを組織に生かしたチェコのサッカーは非常に魅力的なのですが、そのようなチームを作るにはネドヴェドやヤン・コラーやバロシュが要る。しかしギリシアはそうではありません。超一流の選手がいないときにいかにして良いチームを作ればいいのか、と言うお手本がここにある、と思います。

高い守備意識。ここぞ、と言う時に全員がしっかりと動いてパスコースを作る連動性。そして、我慢し続ければいつかは点を取って勝ちに持って行ける、と言う信頼。ラテン民族の血にこのような規律を加えたからこそ、このような強さを発揮できるのだと思います。とりあえずサンフレッチェが目指すべきなのは、こう言うチームなのかも?

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2004.07.01

どうなる五輪代表

昨日日本サッカー協会は、五輪に向けての合宿に参加するU-23代表候補を発表しました。今回は1か月前のトルコ選抜戦・マリ戦と同じメンバーが選ばれたと言うことで、山本監督もやっとメンバーを固める気になったようですが、しかし曽ヶ端だけでなく小野、高原も招集する模様で選手はまたもや「サバイバル」を強いられることになりそうです。

では、最終的に誰が選ばれることになるのか。五輪の登録メンバーは18人なので、ポジション別のバランスを考えれば、GK2人、DF4〜5人、MF7〜8人、FW3〜4人がそれぞれの枠になりそうです。となると、私の予想は次のような感じ。

【GK】曽ヶ端/林/黒河、川島、岩丸
【DF】闘莉王、那須/茂庭、徳永/北本、菊地
【MF】小野、今野、阿部、駒野/森崎浩、鈴木、石川/山瀬、松井、前田、根本
【FW】高原、大久保、田中達/平山、高松/坂田

最初の枠が当確、次の枠が有力、最後の枠が微妙な選手です。

GKは曽ヶ端で多分決まりで、他の4人がサブを争うことになりますが、体調さえ戻れば林で間違いないと思います。ただ、今のところ林がプレーできそうなのは7月下旬から。山本監督がそれまで待つ事ができるかどうか、がポイントです。

DFは闘莉王と那須は当確で、もう一人のストッパーを茂庭と北本が、ユーティリティー性の高いサブを徳永と菊地が争うことになるでしょう。

MFは今野と阿部は安泰で、鈴木が入るかどうかは全体とのバランスで決まりそう。問題は攻撃的な位置で、小野を入れるなら3人も不要なので松井、山瀬、前田のうちから精々1人でしょうね。前田はむしろ、FWとの争いになるのではないかと思います。また右サイドは駒野と石川、左は森崎浩と根本の争いとなりますが、ここ数試合の流れを見れば広島組が有力です。

FWは高原と誰を組み合わせるかが問題で、ポストタイプを1人、スピードタイプを1人は入れておきたいところ。能力的に考えれば大久保と田中達は当確と言いたいところですが、結構難しい選択です。

と言うことで、個人的には次のメンバーになると予想(と言うより希望)します。

【GK】曽ヶ端、林
【DF】闘莉王、那須、茂庭、北本、徳永
【MF】小野、今野、阿部、駒野、森崎浩、前田
【FW】高原、大久保、田中達、高松

これで17人なのでもう1人なのですが、それについてはまた後で考察することにして、まずはDF。茂庭、北本の2人はいらないかも知れませんが、ここは出場停止がありうる上に闘莉王が意外に?怪我に弱いので、高さのあるバックアップが必要だと思います。ボランチは今野と阿部の組み合わせが基本。この2人に何かあったら那須を起用する手がありますし、小野か森崎浩をここで使う手もあります。右は駒野か徳永。左は森崎浩か駒野。攻撃的MFは小野に何かあったら代わりはいません。(唯一可能性があるのは山瀬?)でも山本監督はもともとトップ下のいないチーム作りをしているので、代役を考えても無駄だと思います。FWは高原が軸で、相手や展開に応じて電柱を入れるかスピード系を入れるか考えるのだと思います。電柱は2本は要らないので、このところの出来を考えて高松。いざとなったら前田を使う手もあります。大久保と田中達は持ち味が違うので両方入れておきたいところ。しかし彼らを入れるなら石川や松井は要らないでしょう。

以上を考えると小野以外の選手に一応はバックアップがいるものの、複数欠けたら困るところはたくさんあります。そうすると、もう1人は守備的なポジションならたいていはできる菊地か、あるいはやや薄い中盤を強化するために鈴木あたりになるのではないか、と思います。

それにしても思うのは、このチームに小野を入れた場合の影響です。確かに小野は群を抜いて優れた選手で、世界と戦うのに役に立つのは間違いないでしょう。しかしこれまでU-23代表はワンタッチ・ツータッチでボールを回すようなサッカーはしていないわけで、ここに小野が入って持ち味を発揮できるかどうか、と言うとどうでしょう?逆に「小野のチーム」にしてしまったら代役はいないわけで、そんな時にはサッカーを変えてしまうのかどうか。本音を言えば、森崎和を「残りの1人」として入れておきたいところなのですが...

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