2007/10/21

三十三間堂と狩野永徳展

Sanjusangendo(三十三間堂)

今日は京阪七条の東、三十三間堂と京都国立博物館に行ってきました。三十三間堂は通勤の途中にあるのでいつでも行ける場所なのですが、これまで何となく縁がなくてたぶん20年ぶり(高校の修学旅行で行ったはず)ぐらいの訪問でした。1001体ある、と言う千手観音像や湛慶作だと言われる二十八部衆立像など、これでもかと言うほどの仏像の群れには圧倒されました。

そして国立博物館では、狩野永徳展をやっていました。安土桃山時代から江戸時代にかけて隆盛を誇った狩野派の中にあって、最も「大物」と言える狩野永徳。彼の作品のほとんどは安土城や聚楽第とともに焼失してしまい、真筆と言えるのは10作もない、とのことです。その中のいくつかと、関連する作品(永徳作と言われる作品や、祖父や父の作など)70作が集められた展覧会は壮観でした。史上初の大回顧展、と言われるこの展覧会。今日は人が多くてあまりじっくりと見れなかったので、11/18までにもう一度行ってみたいものです。

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2006/11/05

K PRESSの「紅葉百景」

chionin051121

去年の11月21日のブログで知恩院のライトアップの写真を載せたのですが、それがどこかで誰かに見られていたようで、最近「K PRESS」に採用されました。この「K PRESS」と言うのは京阪電鉄の広報誌で、駅に置いてあって誰でも無料で持って行けるもの。今月号では「紅葉百景」と言うタイトルで、京阪沿線の紅葉スポットを紹介しています。その中に色々な名所の紅葉の写真が掲載されているのですが、たまたま知恩院の夜景の良い写真が無かったのかも知れません。でも、私のオリジナルとK PRESSのを比較すると色調が違うのは、やはり編集者が補正を入れているのでしょうか?

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2006/02/16

桂雀三郎独演会

前はいつだったか忘れたぐらい久々に、落語を聞きに行ってきました。場所は京都アバンティホールで、京都ミューズ主催の「桂雀三郎独演会」。枝雀門下の雀三郎さんと彼の一番弟子の雀喜さん、三番弟子の雀太さんの3人による2時間半にわたる熱演でした。

京都ミューズによる桂雀三郎独演会は今回が2回目。前回は空席もあったそうですが、今回は指定席は前売りで完売で当日券は立ち見のみ。360人以上が収容できるホールは開演前からいっぱいでした。

最初に高座に上がったのは雀太さん。兵庫から大阪に向かう船の中が舞台の「兵庫船」と言うネタで、初めはともかく最後は大ウケでした。続いて雀三郎さんの「親子酒」。ネタふりからエンジン全開で、いつになったら羽織を脱ぐのだろう、と心配になるほど。うどん屋での「ボケツッコミ講座」は絶品で、客席はあっと言う間に引き込まれました。3番目は雀喜さんの「貧乏花見」。雀三郎さんの「崇徳院」で中入りとなりました。

最後はもちろん雀三郎さんで、ネタは「わいの悲劇」。古典芸能に通じた一家に日本文化に興味があるアメリカ人が訪れる、と言う話なのですが、細かいことはどうでもいいんです。とにかく能、歌舞伎、浪曲、宝塚から歌謡曲や松竹新喜劇まで様々な芸能を次々とネタにする手法、それを次々と演じ分ける技量と、その面白さには脱帽です。全編大爆笑の渦で、これだけでも入場料3,000円の元が取れた、と思いました。

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2006/01/01

除夜の鐘〜黄檗山萬福寺

oubaku

 家族で年末年始を京都で過ごすのは今回が初めてなので、昨夜は「紅白」が終わった後に除夜の鐘を撞きに行ってきました。

 京阪宇治線とJR奈良線の黄檗駅から歩いて数分のところにあるこのお寺は、江戸時代に中国からやってきた隠元禅師が1661年に開創したと言う歴史があり、黄檗宗の大本山なのだそうです。精進料理として知られている「普茶料理」を食べることができると言うことで結構有名な観光スポットです。近くの観光地と言うのは、いつでも行けると思うと案外行かないものですが、この萬福寺もそんな感じ。これまですぐ前まで行ったことはあったものの、中に入ったことはありませんでした。

 我々はなるべく近くへ、と思って行ったのですが、現地に行ってみるとたくさんの車が駐車場だけでなく周囲の道路にも溢れていて、案外遠くからも来ていたのではないかな、と言う感じ。私たちが到着したのは12時15分ぐらいだったと思うのですが、約600人に500円で配布される「鐘撞き券」は8割方配布済みでした。すぐに鐘つきの列に並んで6人一組で「ご〜ん」とやって、それから「大般若会」が行われていた法堂(大雄法殿だったかも)に行ってお経で頭と肩を叩いてもらいました。そして「鐘撞き券」に付いていた券でそばを食べておしまい。500円は高いかなとも思ったのですが、そばを食べておみくじ付きのだるまをもらえて、なかなかお得だったかも知れません。今年は新年早々から京都らしさを味わうことが出来ました。

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2005/09/23

Googleのイメージサーチ

Googleには普通の検索の他にイメージ、ニュース、グループ等いろいろな検索方法があるのですが、個人的に一番役に立っているのがタイトルのイメージサーチです。

例えば、授業やプレゼンテーションで説明の資料を作るとします。そこで「細胞」の絵が欲しいな、と思ったらすかさずイメージサーチをかけます。そうするといくつかのリストの中に、自分の話に適した絵が出てきます。以前だったらイチから図を起こす必要があったようなものでも、ネットの中を探せば似たようなのはあるもの。著作権の問題を考えると使用は慎重にしなければなりませんが、個人的に使うだけなら大丈夫でしょう。本当に便利な世の中になったものです。

ところで最近、驚いたことが一つ。イメージサーチで「紅葉」をキーワードにして検索すると、私のブログに掲載した次の写真が、何と2番目に出てくるのです。

nanzenji_nov.jpg

私は別にこの写真を宣伝したことも無いし他所にトラックバックした記憶もないし、もともとそれほどアクセスの多いブログでもないし。なぜそんなに上位でヒットするのか、もし誰か知っていたらぜひ教えて下さい。

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2005/07/17

祇園祭・山鉾巡行

05Yamahoko-9 今日は祇園祭のクライマックス、山鉾巡行が行われました。巡行の開始は9時。四条烏丸から東に向かい、四条河原町の交差点で1回目の「辻回し」を行ない、続いて河原町御池で2回目の、新町御池で3回目の辻回しをしてそれぞれの町内に帰っていく、と言う順番になっています。この辻回しは、何と言っても山鉾巡行のクライマックス。真っ直ぐにしか進まない鉾を、青竹の上を滑らせて強引に90゜回転させる、と言う荒業です。一番盛り上がる?のは四条河原町、次は河原町御池らしいのですが、本質的にはどこでも同じ。むしろ新町通への入り口は狭いので、そこにうまく入れるかどうかが一番の難所で見ていて面白い、と聞きました。と言うことで、私たちは一番空いていると言う噂を信じて11時頃現地に到着しました。

05Yamahoko-10 結論を言えば、そこが本当にベストな場所なのかどうかは良く分かりません。(^_^;) とにかく人が多くて、辻回しが良く見えるところまで行くのはなかなか困難な作業でした。ただ、32基も山鉾があると皆飽きてくるので、徐々に見物人の入れ替えがあります。だから焦らずに「前に進もう」と言う意志を持って?見ていれば、徐々に前に出て行きます。我々は結局11時から1時過ぎまで粘ったのですが、そのおかげで12時ぐらいからは、立って見ている人の一番前で辻回しを見物することが出来ました。

05Yamahoko-13 祇園祭の中で最もポピュラーなイベントである宵山と山鉾巡行は、質がまったく別のものだとのこと。地元の人は宵山は行っても、山鉾巡行にはめったに行かないと聞きました。もともと祇園祭は葵祭等に対して「庶民のお祭り」なのですが、その庶民性が最も出るのが宵山です。祭を主催する人も見る人も、また夜店を出す人も一体となってお祭りを盛り上げる、と言う感じです。それに対して山鉾巡行は、あくまで「演じる人」と「見る人」が分離しています。絢爛豪華な山鉾が目の前を動いていく様子や辻回しがうまく行くか行かないか、など見どころはあるのですが、山鉾と客の間には目に見えない垣根があって、絶対にこちらからあちらに行くことはできません。京都に住んで2年目の私の家族は「観光客」とほとんど変わらないのですが、それでも山鉾巡行は一度見れば十分。来年からは宵山だけにしよう、と思いました。 #因みにここに出ていない写真を昨日と同じくFlickr!に登録しましたので、良かったらそちらもご覧ください。

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2005/07/16

祇園祭・宵々山

ayagasa2 昨日は祇園祭の宵々山の日だったので、仕事の帰りに行ってきました。四条烏丸の交差点に着いた6時過ぎには既に大通りは歩行者天国になっていて、もう人でいっぱい。観光客風の人は案外少ない感じで、浴衣姿の若い女性が目立ちます。狭い通りに屋台がいっぱい立ち並んだ光景は、よその夏祭りと変わるところはありません。祇園祭は日本でも有数の伝統的なお祭りの一つですが、そこは「伝統」ばかりでなくどんどん新しいものを取り込んで生き延びてきた京都らしいところで、若者を中心にいろいろな年齢層の人が楽しめるイベント、と言う雰囲気になっていました。
 ただ、そうは言っても30基を越える山と鉾が立ち並んでいる風景は、また格別のもの。それぞれの山鉾ではそれぞれでイベントを催して、祭を盛り上げていました。上の写真は「綾傘鉾」なのですが、ここでは綾傘鉾保存会がお囃子や「棒振り踊り」を行ってたくさんのお客を集めていました。

shijokasahoko  棒振り踊りは、「四条傘鉾」でもやっていました。なんでも四条傘鉾は100年以上途絶えていたものを昭和60年頃再興したのだそうで、踊りと囃子もその3年後に「滋賀県滝樹神社に伝わる『ケンケト踊』を参考にして復元された」とのこと。子どもたちが四条の半分を広く使って披露した踊りは「綾傘」とはまた違った雰囲気でした。因みにこの踊りの前には高校生ぐらいの男の子が「くじ改め」も披露していました。

yukata 今日の京都は朝から太陽が照って、いよいよ夏本番と言う感じ。サウナのような蒸し暑さの中で、今日は宵山、そして明日は山鉾巡行です。

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2005/04/22

サムルノリとNANTA!

nanta
国際会議の会期中に開かれたパーティーで、韓国の伝統芸能が披露されました。最初は宮廷音楽。数人の演者が笛や鉦、太鼓を静かに演奏する様子は衣装を別にすれば雅楽にそっくり。そもそも日本の文化は大陸から韓国(朝鮮)経由で伝わってきたわけですから、似てるのは当然かも知れません。

続いて出てきたのは「ミュージカル」だったのですが詳しくはまた後で書くとして、最も印象的だったのは3番目のサムルノリでした。

このサムルノリ、上の写真に見られるように4人が鉦、銅鑼、小鼓、太鼓を打ち鳴らすと言うもので、農村で収穫の時などに演じられた(日本の秋祭りみたいなものか?)芸能を原点として、80年代に「サムルノリ」と言うグループが現代的にアレンジして一世を風靡したものだとのこと。後にそのグループ名が一般名詞となって広まったのだそうです。

で、このパフォーマンスですが、いやー見応えがありました。時に静かに、時に激しく。特に激しくやるときは、汗をまき散らしながら猛烈なスピードで叩きまくると言う感じ。あたかも躁状態にあるかのような激しさで、ぐぐぐいっと引き込まれてしまいました。

一方の「NANTA!」は、日本でも何度も公演を行ったことのあるパフォーマンスで、テレビで放送されたこともあるので知っている方も多いのではないかと思います。その中身は、と言うとサムルノリの演奏を更に洗練させ、コメディタッチの演劇と組み合わせて舞台芸能まで高めたもの、と言えば良いでしょうか。韓国語が分からなくても内容は分かりやすく、二時間のステージはあっと言う間に終わってしまいました。

この二つは見た目は全然違うのですが、流れている「血」は全く一緒だと思います。1人が激しく叩けばもう1人がそれ以上に激しく叩き、演者たちがお互いに共鳴し合って激しさを増して、観客も興奮に巻き込んでいく、と言う感じで、韓国人のもつパワーの一端を見たような気がしました。最近の韓国旅行のイメージは「冬ソナ」だったりキムチや焼き肉などの韓国料理だったりするのでしょうが、このサムルノリとNANTA!は一見の価値あり、だと思います。ツアーなどでもNANTA!をオプションで組み込むことができるものが多いようなので、時間の許す方は是非どうぞ。

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