2012/11/06

「ソフトマター」発刊です

Yoneda_softmatter

数年前から少しずつ書いていた本が、ようやく出版されることになりました。タイトルは「ソフトマター〜やわらかな物質の物理学」。理系学部の1,2年生を主な読者として想定しつつ、高分子や液晶、コロイド、両親媒性分子や生体分子など様々なソフトマターを支配する基礎的な原理について解説しています。ここ数年ソフトマター物理の教科書はいろいろ出てきていますが、縦書の一般向け書籍としてはたぶん初めて。寝転がって、あるいは電車の中でも気軽に読めるような大きさと厚さで、しかも1,680円とお求めやすい価格となっています。ぜひ手に取って、読んでみて頂ければと思います。購入はamazon等でも可能ですが、「著者紹介」と備考欄に書いて出版社(米田出版)に直接申し込むと2割引になります。ご希望の方は注文書をこちらからダウンロードして、FAXまたはe-mailでお申し込みください。

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2011/04/09

親鸞と日本人

Kofukuji temple (興福寺)

徳間書店から出ているムック「日本の仏教 親鸞と日本人」のp.36にこの写真が掲載されました。本来は制作会社がカメラマンを雇って撮影して来るところ、コスト削減のためにネット上で探してこれを見つけたみたいです。写真に私のクレジットを載せる、と言う約束は果たされませんでしたが、見本誌を送ってきたのでまあいいか。

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2006/11/05

K PRESSの「紅葉百景」

chionin051121

去年の11月21日のブログで知恩院のライトアップの写真を載せたのですが、それがどこかで誰かに見られていたようで、最近「K PRESS」に採用されました。この「K PRESS」と言うのは京阪電鉄の広報誌で、駅に置いてあって誰でも無料で持って行けるもの。今月号では「紅葉百景」と言うタイトルで、京阪沿線の紅葉スポットを紹介しています。その中に色々な名所の紅葉の写真が掲載されているのですが、たまたま知恩院の夜景の良い写真が無かったのかも知れません。でも、私のオリジナルとK PRESSのを比較すると色調が違うのは、やはり編集者が補正を入れているのでしょうか?

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2005/09/14

毎日、これが最後の日と思って生きるなら

もう一つ、先週の「AERA」の記事から。

アップルコンピューターの創立者で現CEOのスティーブ・ジョブス氏の「わが人生」と言うスピーチの抄訳が、「『iPod電話』携帯制するか」と言う記事の囲み記事として掲載されていました。(このサイトで全文の日本語訳を読む事ができます。)ジョブスがスタンフォード大学の卒業式で行った祝賀スピーチで、多くの人に感銘を与えたものだそうです。

興味のある人はそちらを読んでもらうことにして、私が素晴らしい、と思ったのは次のくだりです。

ー17歳の時、こんな一節を読みました。「もしあなたが毎日、これが最後の日と思って生きるなら、いつかきっと正しい道に進むだろう」。この言葉は心に深く刻み込まれ、以来33年間、毎朝鏡を見つめて自問自答しています。「もし今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいと思うか?」と。

私は一応、日々必要な事をやりながらそれなりに一生懸命生きているつもりなのですが、しかしそれでもついつい流されてしまっているな、と思うことがあります。やらなければならないことが複数あって、どちらもそれほど切羽詰まっていない時。そんな時、自分にとって重要な事をよく考え、その優先順位のとおりにやるのではなく、自分がやりやすい道を選んでいるような、ふとそんな気になることがあるのです。仮にジョブスのように毎朝自問自答したとして、果たして自信を持ってYesと言えるかどうか、と不安になります。

考えてみれば定年まで20年余り。大学院に進学して自分の専門はこれかな、と思いを定めてからの期間と同じ長さです。以前は漠然と先は無限にあるようなつもりでいたのですが、決してそうではないわけです。だいたい40歳前後で突然の死を迎える人だって沢山いて、自分がそれに遭遇する可能性だってあるわけです。そんな時に「ああ、あの時こうすれば良かった」と後悔するような人生だけは送りたくないものです。私も明日の朝から、鏡を見て自問自答してみようかな。

因みに「AERA」の抄訳よりも、全文訳の方がずっと心に沁みると思いますので、未読の方は(本屋に売れ残りのAERAを探しに行くのではなく)ぜひそちらをどうぞ。

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2005/09/11

東大脳の作り方

今週号のAERAにマンガ&ドラマでヒット中の「ドラゴン桜」を題材とした「東大脳の作り方」と言う記事が載っている、と言う吊り広告を見て、久々に買ってみました。

「ドラゴン桜」は週刊モーニング連載中の人気マンガで、この夏にはTBS系でドラマ化されています。私はモーニングの連載開始当初から愛読しているのですが、確かにこのマンガの内容にはなるほど、とうなずくことが多いのです。別に東大に入るばかりが人生の勝利じゃない、とは思うのですが、しかしそれなりにきちんと学力を付ければ普通の人でも入ることができるのは確か。そしてそれは京大も他の大学も同じでしょう。受験テクニック、と言うと矮小化されたイメージになってしまいますが、どんなやり方であれ頭の柔らかいうちに知識を吸収し考える力を鍛えるのは良いことです。何かのきっかけで目標を持ち、それを実現しようと最大限の精力を傾けることは、高校生の時には特に重要なことだと思います。

今の高校生は、「ゆとり教育」が始まった以降に育った子どもたちです。だからおそらく小中学校の時には勉強が楽しくできたのに、高校に入ったら急激に難しくなって付いて行けなくなった、と言う生徒も多いのではないでしょうか。そんな中で高い目標を持つのを躊躇して、あきらめてしまった子も多いはず。そんな人たちにこの「ドラゴン桜」は大きな勇気づけになるのではないでしょうか。

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2005/07/14

これから論文を書く若者のために

以前から気になっていた共立出版の「これから論文を書く若者のために」を、昨日たまたま生協で見つけたので買ってきました。

中身は著者のホームページを見ていただければほぼ分かるのですが、一言で言えば自然科学系の研究者が論文を書くためのマニュアル本。著者のこれまでの生態学分野での経験を中心に、これから論文を書く、あるいは執筆中の「若者」だけでなく、既に経験を積んだ人から指導者として学生に論文を書かせる立場の人までを対象にして書いています。

日本の科学教育が軽視されるようになった、とは最近良く耳にする言葉ですが、それでも「理科」と言う科目はあって自然科学に関する教育は一応小学校から大学院まで続いています。しかしそんな中で、全くゼロに等しいのがこの「論文を書く」と言うことに関すること。論文書き、とは要は自分がやったことを論理的に過不足無く他人に説明すると言うことですから本来は研究者だけに必要な技能では無いはずなのですが、そのやり方をきっちりと教えると言う教育は存在していません。受験生に課せられる「小論文」と言う名の科目は、「科学論文の執筆」というものとはまったく別のもの。たいていの学生はまるで寿司屋の職人のように、師匠と一緒に論文を書く中で自らこの技術を修得する(あるいは自分で方法を編み出す)しかないのです。

もちろん、そう言う現状を何とかしなければと思っている人は世の中に沢山います。例えばamazonで「論文の書き方」をキーワードに検索すると300件以上ヒットします。これらと比較して、この本の内容がとりわけ新しいというわけでもないと思うのですが、特に目を引かれるのはそのスタイル。まずは「アルプス一万尺」をもじった替え歌から始まり、「ベガルタ仙台が強いのは牛タン定食を良く食べるからである」と言う架空の論文(著者本人は結構真面目らしいけど)をどうまとめるか、と言うのを例にして筆を進めています。これは素晴らしい。そして、頭にすんなり入っていきます。私は早速この本を研究室の学生が集まる部屋に置いて、研究室のMLに「ぜひ読むように」と流しました。

因みに著者の酒井聡樹氏は、私が学部生の時にクラスメイトだったりします。しかしまさか彼がこんなキャラだったとは... もう20年以上も会ってないのですが、一度じっくりと(サッカーにまつわる話でも?)話してみたいものです。

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2004/04/05

心の中はいつも広島

表題の記事を、「サンフレッチェサポートマガジン・紫熊倶楽部」に投稿しました。掲載OKになったら、今週末発売の5月号に掲載されると思います。興味のある方はぜひ書店で手に取ってみてください。

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