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2021/11/26

MAVIC Instant Drive 360の固着

2月にamazonで購入したMAVICのホイールKSYRIUM SL。自分で持っているホイールの中では一番軽いので、主にヒルクライムやレースなどの「勝負ホイール」として使っていました。ところが10月に入って練習に行こうとしようとしたところ、フリーハブが空回りするではありませんか。いろいろ調べてみるとKSYRIUM SLに採用されているフリーボディのID360は4,000km-5,000kmごとにグリスアップしなければならないそうです。ただ、私が使ったのはまだ1,200km程度。まだまだ大丈夫だろうと思っていたのですが、しかし6月に参加した「磐梯吾妻ヒルクライム」では2日とも雨の中で走ったので、ひょっとしたらそのおかげでグリスが流れてしまったのかも知れません。と言うことで、とりあえず分解してみることにしました。

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まずはスプロケットを外すとフリーボディが出てきます。このフリーボディ、工具不要で単に引っ張れば外れるらしいのですが、押しても引いてもびくともしません。こりゃ、錆びついているのは間違いないぞ、と言うことで、隙間にKURE CRC 5-56をたっぷりと吹きつけて、スプロケットを取り付けてその裏(ノンドライブ側)に木の棒を当てて軽く叩いてみました。

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無事外れたのですが、案の定サビサビです。

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ホイール側も錆だらけで、しかもラチェットがどうしても外れません。

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でもまあ、ラチェット同士はフリーボディ側のスプリングが押してかみ合わせられるはず、と考えて、そのままグリスを塗って(もちろんフリーボディ側のラチェットとスプリングにもたっぷり塗って)元に戻しました。

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しかし、ラチェットはやっぱり空回り。そもそも「マニュアル」によればホイール側のラチェットの裏にもグリスを塗ることになっています。また購入した業者を通じてMAVICに確認してもらったところ、ラチェットの表面は滑らないような特殊加工がされているそうで、錆びてしまうと機能が果たせなくなるらしいのです。と言うことでラチェット2枚とスプリング、グリスのセット(品番LV2251701)を購入して交換することにしました。

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となると何とか固着したホイール側ラチェットを外さないといけません。錆落としには5-56、と言うことで再びたっぷりと吹きつけて2週間ほど放置してみたのですが全く変化なし。これは何とかラチェットの裏からアクセスする必要がある、と言うことで、アクスルを外すことにしました。

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そのためにはまずノンドライブ側のCリングを外します。(その下にウェーブワッシャーが入っているので無くさないように注意。)

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ここでアクスルをプラハンマーで叩くと反対側に出てくるのですが、ドライブ側にもCリングがはまっているのでそれも外します。またノンドライブ側の内側にはOリングが入っていてちょっと引っかかるのですが、強引に引っ張るとアクスル全体が外れます。

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ラチェットの内側にはまっているパッキンを外してそこにマイナスドライバーを当てて、いったんアクスルを戻してノンドライブ側から叩きます。

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外れた!

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デグリーザーでグリスを落としてきれいにしたのですが、案の定サビサビ。

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新品のラチェットと比べると、その錆っぷりが分かります。

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本当はラチェットがはまっている「イヤーローブ」も交換した方がいいらしいのですが、少なくとも国内ではどこにも在庫が無いようなので諦めて、ラチェット、スプリング、パッキンを交換し、指定場所にグリスを塗って組み付けました。そして、結果は成功!約1ヶ月半かけて、ようやくKSYRIUM SLが復活しました。

それにしてもMAVIC ID360は、濡れたら分解とグリスアップが必須、と言うのを心から理解しました。と言うか、6月に濡れてグリスが流れて?から4ヶ月間、よくぞ問題なく回っていたものです。

ID360は固着してなければ分解は簡単で、グリスも小袋1つを1回分として使えば良いのでメンテナンスは簡単、とも言えるのですが、それにしても雨の中2日を走っただけでこんなになるのは困ったもの。またこのフリーハブグリス自体もいつでも手に入る、と言うものではなくて、通販でもすぐに欠品になってしまいます。と言うことで、教訓。KSYRIUM SLは雨の日は絶対に使わない。以上!

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