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2020/01/29

ロードスターへの道(10)

Z4に乗ったおかげで欧州車の面白さが理解できたのは確かですが、しかしその一方での難しさも分かって「もういいかな」と思っていたのが2019年の夏。試しに行きつけのBMW専門店に聞いたところまずまずの価格でZ4を引き取ってくれると言うことだったので、買い替えを検討することにしました。国産のオープンカーと言えば事実上マツダ・ロードスターの一択。もちろんコペンやS660があるのですが軽のオープンカーがコストに見合うとは思えず、まずは中古も含めてロードスターを探すことにしました。

1989年に最初のモデル(NA系)が発売されたマツダロードスターは、その後1998年にNB系、2005年にNC系、そして2015年にND系が発売されて今に至っています。それぞれのモデルに個性があってファンも多いのですが、Z4の経験から古い車は難しい、と言うのが身に染みていたので、まずはND系の中古車を探すことにしました。フルモデルチェンジから4年経っていると言うことで中古もそれなりに値ごろ感が出ているので良いのが見つかったら買うかな、とも思ったのですが、やはり趣味性の高いクルマだからか全体的に相場が高い。しかも件のBMW専門店(国産車をオークション市場から探してきて売る、と言うこともやっている)に聞くと、走行距離の少ないクルマの場合は巧妙なメーター戻しをしている場合が多いらしく、お勧めしないとのこと。そこでロードスターの相場を聞いてみると、200万円以下で抑えるためには8万km以上のブツを探さなければ買えない、と言うので、いっそのこと新車で買うか、と言う気持ちになっていました。

Roadster

そこでまずは情報集めから。近所のマツダディーラーを何軒か回ってカタログをもらい、グレードやオプションについて聞いて来ました。またマニュアル車の試乗ができる、ということで栃木県のディーラーまで行ってみたり、ついでにスバルBRZの試乗もしてみたり。1500ccのND系はパワーが無い、と言う情報を見聞きしてはいたのですが、やはり車体が軽いからかそれほど非力な感じはなく、むしろBRZの方が物足りないような感じもしました。そしていよいよ10月には買う気になってディーラーに行ったところ、マイナーチェンジが近いためしばらくは商談ができない、と言うことが判明し、12月に入ってから本格的な交渉、と言うことになりました。

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2020/01/15

ロードスターへの道(9)

輸入車のワイパーとウィンカーの違いは前から知ってましたし、またすぐに慣れたので問題は無かったのですが、それ以外にもいろいろと「違い」を感じました。例えばセルフ給油。日本と欧州のセンサーの位置が違うのか、セルフ給油所でガソリンを入れようとするとすぐに自動で止まってしまうのです。これは給油ノズルを斜めに入れる、と言うテクニックで対応可能なのですが、しかし給油所によって微妙な違いがあるからか「斜めの具合」によって止まりやすかったり止まり難かったりしてました。またジャッキも全く違うようで、これまで国産車で使ってきたフロアジャッキが使えなかったので専用のものを買わざるを得ません。その上タイヤのナット部分も形状が違うので、サイズが同じでも国産車との互換性が無いのも結構驚きでした。

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あと、これは国産車と欧州車の違い、と言うわけではなくて単なる個体差なのかも知れませんが、プラスチック部分の強度が弱いことには困りました。まずは乗り始めて数ヶ月でセンターコンソールのヒンジ部分が壊れて修理。次にワンプッシュで出てくるはずのカップホルダーが出てこなくなってしまいました。また(2年ほど乗った後だったのですが)幌の内側の天井部分を取り付けねじの部分が壊れてしまい、天井全体の交換を余儀なくされました。一般にプラスチックは時間が経つにつれて加水分解して脆くなるので止むを得ないことなのですが、それにしてもこれまで乗ってきた国産車よりも耐久性が低いような気がしてなりませんでした。更に昨年の秋以降にはカーナビ+コンピューターのディスプレー部分が立ち上がらなくなり、その上そのディスプレー自体も前と後ろに分離するような兆候が現れました。

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加えて電装系もいろいろトラブルが相次いで、例えば間欠ワイパーにすると1回動いただけで止まってしまうし、また後退する時の接近警告が障害物から遥かに離れていても反応したり。そして極め付けは昨年夏で、勤務地の東海からつくばに戻ろうとした時にエンジンがかからなくなってしまいました。その日はやむなく電車で帰り、後日レッカー車でつくばに送って調べてもらったところ、問題はバッテリーではなくセルモーター。純正品は高いので中古品を使って修理してもらったのですが、それでも7万円ぐらいかかりました。新車登録から14年。8.5万kmも走っていればあちこち故障が出てくるのは当然で、今後もいろいろと出てくるのは必定。しかも毎年払っている自動車税も13年目からは9,000円もアップしていることなどから、そろそろ手放す時が来たかも、と思い始めたのでした。

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2020/01/09

ロードスターへの道(8)

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これが垂れ目で「ワル顔」のフロントマスク。迫力あります。

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ドライバーズシートのすぐ下に後輪があるショートデッキですが、トランクは意外に容量があって結構荷物が積めます。

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3Lエンジンはいわゆるシルキーシックスで、エンジンルームの中で存在感抜群です。

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電動のソフトトップは開閉に数秒しかかからないので、手軽に開け閉めができます。

オーディオはCDチェンジャーとMDプレーヤーだったり、カーナビは操作性が最悪で地図は10年以上前のものだったり、と「古さ」を感じることも多かったのですが、それでもエンジンと足回りはさすがBMW、と言う感じ。とにかくドライブの楽しい車でした。

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2020/01/08

ロードスターへの道(7)

私は2010年から朝のジョギングを日課にしていたのですが、運命的な出会いがあったのもそのジョギングの時でした。たまたま中古車屋の前を通った時に、めっちゃ格好いい車が置いてあるのを見たのです。それはBMWのZ4ロードスター。マツダのロードスター人気を見てBMWがとりあえずZ3を作り、その後専用設計のZ4となって2003年にデビューした、と言う曰く付きのヤツです。アメリカ人デザイナーのクリス・バングルがデザインしたと言う車体は典型的なロングノーズ・ショートデッキで、やや垂れ目の「ワル顔」のフロントフェイスはズキン、と胸に来ました。そしてそれより心が動いたのはその価格。新車価格では500万円以上したようなグレードなのに、100万円を切るような価格で売ってたのです。オートマしかなくて、しかも車重が1.5tもあるということを考えると「スポーツカー」としてはやや微妙かな、とは思いましたし、そもそも「中古の外車」はメンテが大変、と言うイメージがあったのですが、しかし安さは正義。 むしろ、EyeSightが付いたフォレスターに少々物足りなさ(と言うか、余計なお世話感)を感じていたこともあって、ちょいとこれで苦労してみっかーと言う感じで、購入することに決めたのでした。

因みに20年近く乗ったGPZ1100ですが、ヤフオクに出したところ思ったよりも高い値段が付いて北海道に「ドナドナ」されて行きました。きっちり受け入れ態勢を作ったところで、近所のBMW専門店に注文したZ4が納車されたのは2017年の1月。私はついに、オープンカーのオーナーになることができたのでした。

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2020/01/02

ロードスターへの道(6)

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前にも書いたようにバイクとのつきあいの歴史も長く、21歳の時にMB5を買ってから、DT125、Z250FT、VF400F、VT250F、SRX600と乗り継ぎながら、1998年に広島で新車購入したGPZ1100を20年近く乗り続けていました。つくばに来てからも天気の様子を見ながら主に通勤に使っていたのですが、しかしさすがにバイクに乗るのはしんどいなー、と思うようになってましたし、危険度が高いのも事実。また2016年に車検に出した時にショップから「もう修理部品が手に入らないかも」と聞いたこともあって、そろそろ下りる潮時かな、と思っていました。そこでネットで調べたところ、GPZ1100の相場はだいたい15万円〜20万円ぐらい。新車時の価格が87万円で、それをかなりの値引き(10万円以上?)で買ったことを考えると、売ってもいいかな、と気持ちは固まりつつありました。

一方スポーツカーが欲しいと言っても、冬道ドライブや荷物の運搬を考えればフォレスターを手放すわけにはいきません。一方で妻が運転している軽自動車の代わりにもならないのでどうしようかと思っていたのですが、趣味の一つだったバイクの代わりに買う、と言うことであれば理由も立つわけです。と言うことで2016年の年末にかけて、GPZ1100の売却とスポーツカーの購入を同時に検討し始めました。

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