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2014/08/10

STAP細胞問題

2/2にSTAP細胞関連の記事を書いてから、思わぬ展開が次々と起こったもので後始末ができないままに今になってしまいました。この間、いろいろな立場の人がいろいろな意見を述べていて、その中には同意できるものもあればできないものもある。本当はその中から自分なりの考えをまとめて披露できれば良いのですが、とてもこの流れについて行きつつ独自の考えを述べる、と言うことはできそうもないので、科学研究者の一人としての基本的な立場だけ書いておきます。

1) 正しいか正しくないか、は「自然」が決めるもの。研究者は実験事実の前には謙虚でなければならない。
2) 科学的業績と研究者の人間性は分けて考える必要がある。人間性に問題があるからと言って研究成果に問題があるわけではないし、いい人だから良い研究ができるわけでもない。また、良い研究者だって思い込みや思い違いによってミスをすることはある。
3) ただ、実験や解析の上でのミスと捏造は全くの別物。ミスは許されるが、捏造は研究者同士の信頼を損なうものであり、絶対に許されない。

この一連の問題の中で笹井さんがどんな役割を果たしたにしろ、自ら命を絶つ必要があったとは思えない。もし外的な要因によってそのような立場に追い込まれたのだとすれば、その人/組織こそ責められなければならない、と思います。一方の小保方さんは、もう一度学生から出直すべき。今からどんな実験結果を出しても、誰も信用しないと思います。

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