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2014/07/22

The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉

5年前にウォーキングからスタートし、ジョギングからマラソン挑戦まで行った私の「ランナー生活」ですが、フルマラソンのサブ4は達成したものの次の目標となる?サブ3.5はとても届きそうな気がせず、そろそろ限界かな、と感じていました。もちろん頑張ればもう少し記録を縮めることはできるのかも知れませんが、しかし時計に追われながら走るのも辛いもの。と言うことで昨年ぐらいからそろそろ別の楽しみ方を見つけたい、と思うようになってきました。そんな流れで挑戦したのが昨年の「サロマ」50kmだったり今年の「萩往還」70kmだったりしたわけですが、世の中には「トレイルランニング」と言うジャンルもあるとのこと。と言うことで、一度は挑戦してみようと思ってエントリーしたのがこの「マウンテントレイル in 野沢温泉」でした。

以前は「スズキ X-Adventureトレイルシリーズ サロモン」と言う名前の賞金レースだったのが、今回からもう少し一般参加しやすいような形に変更された、とのこと。「日本有数の難関トレイルランニングコース」と言うキャッチフレーズが気になるものの、メインが65kmコースなのに対して私がエントリーしたのは「セッション1」のみを走る23kmコース。メインの半分以下の距離なら初心者でも何とかなるだろう、と考えて、いささか無謀な「トレランデビュー」となりました。

ところで「トレイルランニング」とはマラソンと登山の両方の要素を持った競技で、「専用の小型リュックサックに必要な装備を入れて走ることが普通」だとのこと。なのでまずは勉強から、と思ってこの世界の第一人者である鏑木毅さんの著書「トレイルランニング」とベースボールマガジン社から出たばかりのムック「トレイルランニング2014」を買いました。またつくばに開店したばかりのアウトドア専門店Namche Bazarに行って情報を仕入れるとともに用具も買って、自分としては準備万端で大会に臨みました。

#因みに装備ですが、バックパックはサロモンのS-LAB ADVANCED SKIN HYDRO 12 SETと言うモデルを買いました。これはお店の人に勧められたから、と言うのもあるのですが、「萩往還」で背負って走ったasicsのバックパックが背中で動いて具合が悪かったから、と言うのが大きかった。このサロモンは身体にぴったりとする「ベスト」タイプなので、走っても揺れないのがとても良いと思います。またこのバックパック(ベスト)は伸縮する素材で作ってあるので見た目以上に収納力があります。更に残量に応じて容積が変化するハイドレーション用フラスコが標準で付いている、と言うのもgood。私はこの中に「ファーストエイドキット」「レスキューシート」「iPhone」「地図」「ロングTシャツ」「雨具兼用ウインドブレーカー」を入れ「熊鈴」「緊急用ホイッスル」をぶら下げ、更にベルトポーチには電話と行動食を持って走ったのですが、後から考えるといささか過剰だったかも知れません。

Nozawa1

さて、レース当日の朝の天気は曇り。前日までは雨がちでこの日も予報は「曇りのち晴れ一時雨」だったので心配していたのですが、山にかかる雲はさほど重そうではなく何とか持ちそうな感じでした。

Nozawa2

23kmコースとなる第一セッションは、まずは野沢温泉の温泉街を走ります。標高差も小さい(100m弱)のでその後の行程に比べれば楽なのですが、それでも結構アップダウンがきついコースです。狭い温泉街の路地を走り抜け、温泉客の声援を受けながらいったんスタート地点近くに戻り、いよいよ山岳コースに突入です。

Nozawa3

最初は川沿いの林道コース。選手の大半を占める65kmコースの人たちは体力温存を図りながらゆっくり目の歩きで上っていたように思うのですが、こちらはたった?23kmなので早足&小走りで上ります。

Nozawa4

林道はここで終わり。ここからは本格的な登山道に入ります。

Nozawa5

前日までの雨の影響か山肌を流れる川の水量は多く、途中で何ヶ所か川や泥濘を越えて行かなければなりません。足が水に浸からないようにしながら前進する、と言うのも難しく、何ヶ所かで水や泥の中にずっぽりと足が入ってしまう、と言うことも起こります。

Nozawa6

登山道も最初は順調に進むことができたのですが、赤滝にさしかかろうとするところで大渋滞となります。正確には把握していないのですが、数百メートル進むのに1時間近くかかったのではないかと思います。

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その原因は前述の「泥濘」とともに「ハシゴ」と「クサリ場」。

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特にハシゴのところでは一度に2人しか上れない上にその先の狭い登山道でも渋滞が起きていたので、上る前にしばらく待たされることになりました。

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でもまあ何とか難関をクリアして毛無山山頂に到着!

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ちょっとだけ下りたところの長坂ゴンドラやまびこ駅のエイドでは、おにぎりやキュウリ、トマト、オレンジ、バナナなどを補給することができました。

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さてエイドで肉体的・精神的にチャージして、下りのコースに入ります。ここではスキー場のゲレンデに沿って下りるのかと思えばさにあらず。いきなり浮き石が多くしかも岩の表面が良く滑る「下山道」を下りることになります。ここで私はうっかり足を滑らせて2度ほどこけたのですが、特にどこかを怪我することもなくリカバーできたのが幸いでした。

Nozawa12

この下山コースを終えるとスキー場のゲレンデに出て広々とした風景が広がります。

Nozawa13

特にスカイラインコースに出てからの風景は最高!その頃には太ももの筋肉が悲鳴を上げていたこともあって、しばらく斜面に腰掛けて和みつつ、ゆっくりと坂を下りました。

Nozawa14

と言うことで、5時間かけてようやくフィニッシュ。スタート&ゴール地点であるオリンピックパークのエイドでは、おにぎりや野菜、フルーツの他に味噌汁も頂いてリフレッシュできました。

Nozawa15

なお、山道を駆け抜けた後のシューズはこの通り。トレール用のinov-8を履いて走ったのですが、普通のランニング用のシューズじゃなくて良かった、と心の底から思いました。

全体的な印象ですが、やはりトレイルランニングはマラソンなどのロードレースとは全く別物だ、と思いました。とにかくコースがバリエーションに富み過ぎているので、「キロ何分」なんて言うペース配分は無意味です。また狭い登山道を走れば前が詰まって動かなくなるのも当然で、ひたすら前に進もうと考えても消耗するだけだと思います。何と行っても重要なのは自分の体力と良く相談しながら走ることで、無理せずマイペースを貫かなければ完走は覚束ないのではないか、と思います。「スピード」と言う要素を無視できないロードレースと比べると、むしろ自然条件とその変化にどう立ち向かうか、そしてどう我慢するかがトレランの醍醐味なのかも知れません。

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