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2011/05/10

Neutrons in Soft Matter

Neutrons in Soft Matter

3年前にKEKに赴任した直後に依頼され、ほぼ1年後に脱稿した本がようやく出版されて手元に届きました。元名大の今栄先生が中心になって編集された教科書で、中性子散乱によるソフトマター研究の全てが網羅されている?と言って良い本です。26人の著者による分担執筆なのでダブっている部分も多いのですが、1つ1つの章だけ拾い読みしてもだいたいのことは分かる、と言うメリットもあります。(と、思います。)amazonでは13,907円と厚さの割には安い?ので、興味のある方はぜひご購入下さい。(買ってもらっても、私に印税が入るわけではありませんが。)

因みに私が書いたのは"III.2 Structure Analysis"と言う章で、中性子小角散乱の原理と基礎的なデータ解析の方法について書いています。実は2000年にエジプト結晶学会に呼ばれて行った時に「本にするから書け」と言われて書いたものとほとんど同じなのですが、エジプト版の方は出版されたと言う話を聞かないのでたぶん大丈夫でしょう。むしろ、陽の目を見ないままお蔵入りになっていた原稿が本になって、良かったと思います。

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2011/05/07

Nike+センサーの電池交換

私がランニングを始めたのはダイエットがきっかけだったのですが、「はまった」と言う状態になったのはiPod nanoとNike+ sensorのおかげです。自分が走った距離とペースがリアルタイムで分かり、ネットにアップして集計され他の人と競争することもできる、と言うのはモティベーションを上げます。昨年の正月早々に購入して翌日からスタートしたのですが、最初は月間130km程度だったのが徐々に増えて行って9月には200kmを突破。途中からフルマラソン出場を目標にしたこともあって、今や私の中では「どこかに行く時に持って行くもの」としては4位ぐらい(因みにこれより上に来るのは財布、携帯、MacBook Air)に入る重要なアイテムとなりました。

このようにとても重要かつ役に立つNike+ sensorなのですが、困ったことによく壊れるのです。とにかく前日まで使えていたのに、突然iPodから「センサーが見つかりません」と言われる、と言う症状が良く現れるのです。私自身が使っているセンサーが壊れたのは1度だけで、しかも使い始めて1ヶ月ぐらいだったのですぐに購入した電器屋で交換してもらったのですが、大変だったのは親が使っていた方。ウォーキングを趣味にしているのでちょうど良いかと思ってプレゼントしたのですが、1年のうちに3回ぐらい交換(しかも1度は僕が銀座のアップルストアまで持って行って見てもらった)するはめになりました。このセンサー、リセットスイッチがあるだけでインジケータも無いので壊れているのかどうか良く分からない。反応しないのは、レシーバやiPodの故障の可能性もあるわけです。だからトラブルの時にどれが悪いのか調べるのも一苦労。このガジェットはAppleやNikeらしい、センスのある商品だと思うのですが、この壊れやすいのだけは何とかして欲しいものです。

とか言っているうちに、最近自分が使っているセンサーがまたまた反応しなくなりました。使い始めて1年以上が過ぎていると言うことで、原因はたぶん電池切れ。本来、電池切れしそうな時には警告するはずなのに無かったのは解せないのですが、しかしそこも「仕様」と言うやつなのでしょう。Appleに送ればまた交換してくれるのかも知れませんが、保証期間が過ぎているのでどうせ有償だろうし、待たされるのも嫌なのですぐに新しいのを購入に走りました。

で、ここからが本題。僕がいかにしてNike+センサーの電池交換をしたか、と言う話です。電池交換自体は既にやった、と言う人が何人もいるので、その経験を参考にさせてもらいます。

Nike+センサーのバッテリー交換 その2
Nike+iPod Sensor [MA368J/E]が電池切れ その2 その3

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先人に従ってまずはカッターの刃を使って分解を試みます。が、これが堅いのなんの。カッターナイフでは力が入らないので、1998年にフランスに行った時に買ってきたW杯ロゴ入りナイフ等も使いながらごりごりやったのですが、なかなか穴が開きません。またある程度隙間ができたところにマイナスドライバーを突っ込んでこじ開けようとしても、全く歯が立たず。止むなく次の手として、糸鋸を使いました。

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さすがに素手で保持して糸鋸でごりごりやるのは危険なので、しっかり工具で押さえて作業。その結果、ようやく開けれそうな感じになってきました。

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隙間にマイナスドライバーを突っ込んでこじ開けるのも大変だったのですが、とにかくようやく電池と回路が出てきました。

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時計ドライバーで基板を外し、両面テープでケースに付いていた電池をひっぺがして、電極はラジオペンチでつかんで強引にはがします。おかげで電極はロール状に曲がってしまいました。

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念のため電池の電圧を測ってみたのですが、3.02Vあって一応CR2032の定格電圧が出ています。もしかして電池が原因じゃなくて、いつものセンサー故障だったのかな、と一瞬思ったのですが、でもリチウム電池って放電末期まで電圧降下が少ないのが特徴なので、そのせいかも。だいたい今更こんなになったセンサーをAppleに送っても修理してくれるはずがないので、とにかく100円ショップで買ってきた新品電池(一応Made in Japan)に交換しました。

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電池の周囲のプラスチックの輪をはめ、電極を平らに直してセロテープで固定してケースに戻したところ、何と電線が切れてる!一瞬焦ったのですが、ちょうどハンダで付いていたところだったので付け直しました。

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無事組み上がったNike+センサー。乱暴な作業の結果見た目はぼろぼろですが、ちゃんとiPodは認識してくれました。やった!

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