« 新型インフルエンザの状況は? | トップページ | ICNS2日目 »

2009/05/05

ICNS始まる

ICNS(International Conference on Neutron Scattering)は、今日から本格的な開幕となった。会場となっているKnoxville Convention Centerはdowntownの中心部にある施設で、周囲は広々としていて会場そのものもゆったりとしている。今回の参加者は全体で600人を越えたそうだが、十分なキャパシティで組織化もよくされていて、うまく運営されていると感じた。

ただその中での一つの問題は講演の多くがキャンセルされたということ。しかもそのほとんどが日本人のものである。大学や施設からの渡航禁止の措置は日本だけではなく韓国でも出ているらしいのだが、もともと日本のこの業界での影響力は韓国に比べて遥かに大きいため非常に目立つ。しかも日本以外の国、特にヨーロッパ各国では特にそのような制限はしていないらしいので、日本人だけがインフルエンザが怖くて来なかった、というようにも見える。実際、私の知り合いの欧米人から「日本人なのにアメリカに来るとはえらいな」と茶化される始末だった。

なお、日本の政府や関係者が疫病の感染に対して慎重になるのは当然で、悪くなる可能性があるならば極力手を打っていこう、と考えるのは理解できる。ただ、発生国のメキシコだけでなく感染者が出た国を一くくりにして危険を煽るようなやり方は、正直言ってどうかと思う。WHOだって「人の往来を妨げる必要はない」と言っているのである。このような会議に招待された(つまり、国際的に重要な人物だと考えられている)日本人が大勢キャンセルした、という事実が及ぼす長期的な影響についても、考える必要があると思うのだが。

|

« 新型インフルエンザの状況は? | トップページ | ICNS2日目 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 新型インフルエンザの状況は? | トップページ | ICNS2日目 »