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2008/06/10

ORNLでの実験

2 SANS machines at ORNL

昨日からORNL(オークリッジ国立研究所)での実験が始まった。ORNLの研究用原子炉HFIRには2台のSANS装置があるのだが、その一つCG-2 General Purpose SANSでの測定である。今回は京大の学生KS君とNISTの長尾さんと3人で、水/3MP系の臨界現象に着目した実験を行っている。昨日はまずVisitor Centerに行ってバッジをもらい、SNSのビルの中で放射線関係のトレーニングを受け、SANS装置を担当しているYuriと会って測定を開始した。

ところでORNLで実験をするのは14年ぶり。前回は夏休みに家族で来て、アメリカ滞在を楽しみながら実験をしていた。その後HFIRに冷中性子源を入れる改造工事があったりしてずっとご無沙汰していたのだが、昨年その冷中性子源がようやく立ち上がってSANSが使えるようになったと聞いたので、どんなもんかとにかく使ってみよう、と言うことで来たわけだ。

因みにORNLにはSNS(Spallation Neutron Source)も建設されて、昨年から運転を開始している。東海村と同様に同じキャンパス内に原子炉とパルス中性子源と両方を備えた、アメリカの中性子散乱研究の中心と言う感じになっているわけだ。今回来てみて分かったのは、ORNLがそのような大きな変更に合わせてユーザーの窓口やその対応を進化させている、と思われること。私たちのような外国人研究者が突然やってきても、スムーズに実験に入れるような仕組みを作り上げている、と言う点には感心した。日本もここと同じように東海村の原子力機構内にJRR-3MとJ-PARCを設置して今まさにスタートしようとしているわけだが、ユーザーの受け入れ態勢の構築はこれから。我々がアメリカに学ぶべき点はまだまだ多い。

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