« ORNL実験2日目 | トップページ | ORNL実験4日目 »

2008/06/12

ORNL実験3日目

HFIR from behind

昨日は午前中に試料の透過率測定を行い、測定とデータ解析のための準備完了。昼前から「定常モード」での測定に入った。

ところでこの前も書いたように、このHFIRは冷中性子源のインストールが昨年終了してSANS装置も新しく作り直された。世界最強レベルの原子炉に冷中性子源が付いたと言うことで、他所では味わえないほどの強力なビーム実験ができるかと思って楽しみにして来たのだが、今のところその「強さ」を感じることは多くない。やはりカウンター(ORDELAのPSPC)のカウントレートが律速になっていて、あまり強い中性子を当てると測定できなくなってしまうのである。ただ、そうは言ってもカメラ長16mで普通に実験できるので、例えばSANS-U等よりは強いのだろう。

因みに装置を立ち上げたばかりの時、と言うものは使い勝手の整備は後回しになる事が多いのだが、このSANSもまだまだこれから、と言う感じ。自動測定ができるのは試料交換の時だけで、温度変化もカメラ長の変化も手動で行わなければならない。特にカメラ長変更の時にはいちいちカウンターのHVを切らなければならず、その上コリメーターの変更に時間がかかるので面倒だ。この装置が本当に使いやすい装置になるためには、もう少し時間がかかりそうだ。

|

« ORNL実験2日目 | トップページ | ORNL実験4日目 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ORNL実験2日目 | トップページ | ORNL実験4日目 »