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2007/10/05

国際会議終了

Aachen Dom

アーヘンで行われていた国際会議「International Soft Matter Conference」が昨日最終日を迎えた。一昨日はネットワークの接続ができなくて更新できなかったので、まずは3日目の話題から。

この日最初はPlenary Talkのハーバード大のWeitz。最近流行りのmicrofluidicsの話だったのだが、単にマイクロ流路を作って何かしました、にとどまらず非常に幅の広いことを色々とやっていて、なかなか面白かった。話があまりにも応用寄り過ぎて物理学的にどうの、と言う点ではやや弱かったかも知れないが、これまで僕が漠然と抱いていたmicrofluidicsに対する印象を変えるほどのインパクトがあった。

3日目の夕方は会議のExcursionでアーヘン大聖堂(Dom)へ行ってきた。この大聖堂はAD800年ぐらいに作られたヨーロッパ北部では最古のものだそうで、ドイツで初めて世界遺産に登録されたものだとか。プロのガイドが色々と説明してくれて面白かったのだが、人数が多すぎたためか宝物館(Wikipediaによると「北部ヨーロッパにおける最も重要な教会の宝物館」なのだそうだ)に入れなかったのはちょっと残念。また夜はConference Dinnerで、O. Glatter, B. Chu, Y. Rabinと同じテーブルに座ったおかげでいろいろと面白い話が聞けた。更にそのDinnerでは次回の会議の開催地についての投票結果が発表され、スペインのグラナダと決まった。

そして昨日10/4は会議の最終日。午前中のPlenaryは田中肇さん、午後はD. Rouxの講演だった。Rouxは両親媒性分子膜の研究者として非常に有名なのだが、どうも最近Saint-Gobainと言う会社の偉い人になったらしく、講演はその会社で作っているガラスの宣伝がほとんどだった。

そしてそのRouxの後のパラレルセッションでは、"Surface and Interfaces III"のセッションの座長をした。Richterから頼まれて断れずに引き受けたのだが、内容的にはあまり僕には関係ない話ばかりだったので少々困った。ただ、産総研の福田さんの協力もあって何とか無事に終わらせることが出来た。

会議が終了したのは夕方の7時前だったので、それから急いでホテルまで行って預けていた荷物を受け取って、ICEに乗ってフランクフルトまで移動した。元々の予定では10/4の晩はアーヘンに泊まって10/5の朝にデュッセルドルフに移動して飛行機に乗るつもりだったのだが、ドイツ鉄道(DB)がストライキをすると言う情報があったため急きょ移動を1日早めたのである。行き先はデュッセルドルフでも良かったのだが、電車の便の都合等を考えてデュッセルドルフからフランクフルトまでの便もキャンセルして、フランクフルト泊を選択した、と言う次第。今日はこちらの時間の14時に飛行機に乗って、ようやく日本に帰ることが出来る。

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コメント

有意義なヨーロッパ出張だったようですね。お疲れさまでした。アーヘンで迷子になって数時間彷徨ったことを思い出します。一方通行の多い町ですよね?ドイツ語知らなくて、Eine Wegstraße(とかなんとか)が駅の名前だと思い込んでいたもので、その矢印に従って歩いてたら迷子になったのでした。一方通行の意味だったんですよね。そのとき、遠くからみても目立つアーヘン大聖堂を目指してなんとか帰路につくことができたのでした。なので、このDomは忘れることができません。次回のこの会議はグラナダ、ということですが、いつですか?また今度教えてください。

投稿: 長尾 | 2007/10/05 11:28

アーヘンは旧市街が入り組んでいて、確かに最初はどちらに進んだらいいか良く分かりませんでした。ただ、狭い町なので4日間いたらすっかり慣れました。

グラナダでの会議は、2010年の予定です。時期は未定ですが、夏は暑いので避ける、と言っていたような記憶があります。過去の経緯もあるので2回連続でヨーロッパでの開催となりましたが、投票の結果(2位がニュージーランドで3位がイスラエル)を見る限りでは他の地域でやりたい、と言う雰囲気もある様子です。

投稿: 瀬戸秀紀 | 2007/10/07 08:42

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