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2007/05/31

NSEのデータ解析

今日も高分子学会があったのだが、行くのは止めて研究室でお仕事。明日から始まる合宿の発表準備をしたり、NISTで取ってきたNSEデータの解析をしたりしていた。NSEのデータはバックグラウンドをちゃんと引いているはずなのだが、それでも中間相関関数が1から落ちないのが不思議。と言うことで、Zilman and Granekを基本にいろいろと考えながら解析した。

夕方、物理教室全体で耐震改修に関する説明会があった。本格的に運送会社が入って荷物を運び出し始めるのは6/18以降になる予定だが、精密な実験装置や重量物の中にはその前に動かさなければならないものがある。と言うことで、来週ぐらいから移転が本格化することになりそうだ。

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2007/05/30

高分子学会

朝ちょっとだけ研究室に顔を出して打ち合わせをして、バスと電車を乗り継いで国際会館へ行き高分子学会の年会に出席する。午前中は産総研の八瀬さんの招待講演を聞きに行く。広大の生物生産学部時代に知り合った八瀬さんとは15年間ほど会っていなかったのだが、白髪が増えた以外は昔のままの雰囲気だった。

午後は今年の高分子学会賞を受賞した化研の金谷さんと名大の松下さんの記念講演。金谷さんも松下さんも長年取り組んできた基礎研究が認められたと言うもので、金谷さんは高分子の結晶化における誘導期を明らかにしたと言う研究成果を、また松下さんは複雑なブロックポリマーを合成して様々なアルキメデスタイリング構造を実現した、と言う話をした。昔から良く知っている2人がこうして学会賞を受賞したと言うことは、個人的にも嬉しいことだ。

彼らの講演が終わった後研究室に戻り、いくつか仕事を進める。高圧学会誌の原稿の著者校正が来たので、そのチェックをした。

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2007/05/29

帰国

3軸の実験をしに来ていた首都大の門脇さんも一緒の飛行機で帰国するので、彼の車でGaithersburgからダレス空港に一緒に連れて行ってもらった。3時間半前にチェックインカウンターに行ったら既に人が一杯で希望の席が取れるかどうか心配したのだが、何と勝手にビジネスクラスにアップグレードされていた。ANAのビジネスクラス(Club ANA)はシートがフラットに近い状態まで倒せるので、13時間のフライトもあまり苦にならなかった。成田空港には3時半頃着。伊丹空港には7時過ぎに着。アメリカ出張が決まる前に参加登録を済ませていた高分子学会が今日から始まっているので、明日と明後日はそちらに行かなければ。

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2007/05/28

実験終了

今日(現地時間の5/27)、NISTでの実験が無事終了した。もともと夕方の6時までビームが出ると言う話だったのに突然2時に終わってしまった(どうやら、アメリカではわりと普通にあることらしい)のだが、余裕を持って実験計画を立てていたのでちょっとだけデータを取り損なっただけで済んだ。と言うことで明日(5/28)の朝Gaithersburgを出て空港に向かい、12時半頃発の飛行機で日本に帰る予定である。

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2007/05/25

実験は続く

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昨日(現地時間で24日)は、測定は装置が自動で進めているのでデータ解析と次の試料調整を行った。このところのメリーランドは陽射しは強いものの空気はさわやかで、日陰にいればとても気持ちがいい。このあたりは夏は暑くて冬は極寒らしいので、今が一番いい季節なのだろう。(写真は、僕が実験をしているNIST Center for Neutron Researchの前の庭です。)

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2007/05/24

測定と学振書類

昨日(現地時間の23日)の午前中は実験の進み具合をチェックし、実験計画を立てて試料調製をし、2時過ぎにはロングスキャンをかけることができた。土曜日からビームタイムが始まってここまで4日。実験は日曜日までなので日程のちょうど半分を予備実験と基礎データを取るのに使ったことになるが、ペースとしては悪くない。ここまでの結果もほぼ予想した通りで、見通しは非常に明るい。

測定と解析の時間の合間を見ながら、学振の申請書類のチェックをする。京大はだいぶ前に申請受付を締め切ったのだが、他の大学はまだのところがあるらしく、締め切り間際の学生(過去の学生と未来の学生、なのだが)がメールで書類を送って来ていたのである。先に来ていた分は午後の時間帯に見ることが出来たのだが、もう一つの方は夕食と買い物を済ませた後にすることになった。ただ、こちらが夜でも11時間の時差のある日本ではちょうどいい時間帯だったはず。こういう時だけは、外国に滞在中で良かったと言えるかも知れない。

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2007/05/23

実験が本格化

昨日(現地時間の22日)は朝ちょっと実験の打ち合わせをしてからダレス空港へ。査証免除の書類の修正を頼みに入国管理局の事務所に行ってきた。私が行った時には既に何人か並んでいて、その上窓口が開く時間になっているにも関わらずドアがロックされたままだったのでどうなるかと思ったが、始まってしまえば結構すぐに処理してくれて無事「ビジネス目的の入国」と言う書類に変更してもらえた。それからすぐにNISTに引き返したらちょうどお昼休みの時間になってしまってまたトラブりそうになったが、何とか無事バッジをもらうことができた。

ということで午後から本格的に実験。まずは土曜日から今日までに測定したデータを解析してみる。一応は狙い通りの実験結果が出ていたのだが、ややデータが荒れているような感じだったので条件を変えることにする。夜の10時ごろ次の測定をかけ、朝7時半に出てきてデータをチェックし、それを元にして日曜日までの実験計画を決めた。こちらは現在朝の10時。これから試料調整し、午後には長い測定を開始する予定だ。

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2007/05/22

Health Physics Training

Health Physicsと言うのは直訳すると健康物理だが、日本語では「保健物理」。物理学の一分野のような名前だが、そうではなくてむしろ医学に近い、と言った方が良いかも。いろいろ調べたところによると、放射線の影響を最小限に抑えるためにどうしたら良いか、と言うことを調べる学問なのだそうだ。

そのHealth Physicsのトレーニングだが、NISTで実験するためには必ず受けて合格しなければなならない。他のX線・中性子関係のfacilityでも似たようなのはあるのだが、ここのは並外れて難しいと聞いていた(1日で終わらなかった人や、失格と判定されてエスコート無しでは実験できなかった人もいるらしい)ので、念のため予習もして今朝(現地の22日)を迎えたのだった。

9時半からはまず「先生」に付いて実地の説明を聞き、10時半ごろからいよいよトレーニング開始。専用のパソコンソフトのページを繰りながら説明を読み、セクションごとにテストを受けると言うやり方だ。何が大変、と言って大量の英語の文章を読んで覚えなければならないことと、質問が結構難しいと言うことだ。覚える、と言っても全部でなくても良いのだが、しかし何を聞かれるか分からない以上適当に読み流すわけにもいかない。その上問題は選択肢に微妙なのがいくつかあり、明らかに引っかけ、と思われるようなものもあって神経を使う。別に全部解かなくても良い、とは聞いていたのだが、だからと言って聞かれればちゃんと答えよう、と思うのが人情?と言うもの。昼食も食べずに集中して、終わった時には1時半を回っていた。

さてこれで入構証代わりのネームバッチがもらえるか、と思えばさにあらず。ホストの長尾さんがやってきていろいろと追加説明をした後、「trustworthy letter(身分を保証する、と書いたお手紙)は持ってるか」と聞く。え、そんなの聞いてないよ、でもHPに書いてあったはず、いやそんなの見てない、と言うやり取りがあったのが、いずれにせよ無ければどうにもならないので、急きょ京大に連絡して誰かに書いてファックスしてもらうことにした。

しかし問題はこれだけではなくて、NISTの係の人が僕のパスポートに貼ってあったI-94W(査証免除の書類)を見て「これではだめだ」と言うのである。何でも「入国目的がビジネス」であることを示すWBのところに印がついてなくて、「入国目的が観光」を意味するWTのところに付いていたのだ。入国審査の時に目的を聞かれて「実験です」と答え、それに対してどんな分野だ、と聞かれたので「物理です」と答えたのに、まさか観光客扱いされているとは... NISTではどうしようもありません、と冷たいことを言うので、やむなくダレス空港まで行って何とかしてくれ、と交渉することにした。

で、行ってみたところ入国関係のオフィスが開いているのは、平日の10時〜14時だとか。置いてあった専用電話で事情を説明したのだが、散々待たされた揚げ句「明日の10時に来て下さい」だと。なんだか苦労が報われたのか報われなかったのか、さっぱり分からない一日だった。

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2007/05/20

実験スタート

今日(現地時間での19日)からNG-5 NSEのビームタイムがスタートする。とは言え放射線のテストにパスしない限りは実験できないので、NISTの正職員で小角散乱装置の担当者のPaul Batlerにエスコートしてもらって中に入れてもらった。また中では長尾さんに全てお任せ、と言う感じ。一人前の研究者2人に全面的に面倒を見てもらう、と言う非常に豪華な?実験となった。

10時過ぎに実験室に入り、まずは試料セルを準備してSANSモードで転移点のチェックをする。1度ほど主転移点がずれていたが、センサーの温度と試料の温度が違うのは普通なのでたぶんそのためだろう。と言うことで夕方には無事月曜日までのNSE測定をかけてかけることが出来た。

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2007/05/19

アメリカへ

昨日の4時過ぎに起きて伊丹空港に行き、8時発の成田便からワシントンDC行きの飛行機に乗り継いで午前11時過ぎにダレス国際空港に無事到着した。その後NISTのあるGaithersburgにシャルトルタクシーで移動し、長尾さんに拾ってもらってNIST入り。明日からの実験の計画と試料調整を済ませた。ところで中性子の実験施設で手続きをしていたら、なんと首都大の門脇さんにばったり出会う。日曜には理科大の元屋さんと物性研の佐藤卓さんも来るそうだ。何だか、外国に来たような気がしないかも?

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2007/05/17

54億の剰余金

1コマ目は「ソフトマター」の授業の5回目。今日は相分離の動力学と言うテーマで話をした。昨日がローレンツ祭でみんな疲れていたのか、あるいは先週講義ノートを配ってしまったからか知らないが、出席者はわずかに10人。Cahn-Hilliardの理論とか面白いと思うのだが...

昼からはCOEの委員長会議で、続いて教授会。その後、KS君が準備中の論文原稿の内容について、吉川さん、北畑さんと一緒に議論した。また合間を見て、明日からのアメリカ出張の準備を進めた。

ところで教授会の最後に話題が出たのだが、京大には54億円もの積立金があるらしい。積立金、と言うと何のことなのか分からないのだが、要するに大学全体で余っているお金。我々の給料を下げたり、あるいは定員にシーリングをかけたり退職した事務職員をすぐに補充しなかったり、と言う姑息なことをして余らせたお金なのだ。耐震改修など何かと物入りの時なので、何か有効に使ってくれるのであれば文句はないのだが、なんと大学本部は「黄檗プラザ」の建設とか何とか、いろいろな「箱物」を作るのに使うつもりなのだそうだ。それも各部局の代表者からなる会議等には全くかける事なく、ほぼ役員会の独断で進めようとしているそうだ。なぜそんなことがまかり通るのか。教授会での研究科長の説明によると、教職員に相談して進めると評価が下がるから、と言うことらしい。何の評価なのかは言わなかったのだが、たぶん文部科学省などの「お上」に対してと言うことなのだろう。何と言う、馬鹿馬鹿しい事なんだろう!我々は耐震改修で不便を被るだけでなく、そのための移転費(理学部全体で4億円以上かかるらしい)もほとんど出ないため借金をしなければならないのではないか、と言う話をしているぐらいなのに。

本来国立大の法人化の趣旨は、国から独立することによって自由に進めることができる、ということだったはず。それが結局(多くの人が予想していたように)独立はおろか国からのコントロールがますます酷くなっている、と言うことの一つの証明なのではないだろうか。54億の剰余金は、我々京大の教職員が身を削って余らせたお金であるはずなのに、その使い道を決めるのに自分たちで決めることはできないなんて。本当に、腹の立つ話だ。

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2007/05/16

ローレンツ祭当日

今日は年に一度の物理学・宇宙物理学専攻のお祭りであるローレンツ祭が行われた。ローレンツ、と言うと「ローレンツ変換」や「ローレンツ力」で知られるオランダの物理学者なのだが、なぜ我々のお祭りにその名前を取ったかと言うと、第一回の開催がちょうどローレンツの誕生日(7/18)だったから、と言うことらしい。その後はローレンツの誕生日など考慮することなく毎年のように日程が変わり、今年はたぶん史上最速の5月半ばの開催。単に耐震改修と会場の都合のためだったのだが、おかげで準備期間が短くてなかなか大変だった。

今日はその本番、と言うことで朝の10時に集合して準備を始める。主な仕事は研究室から選出されて来た大学院生が福間委員長の指揮の下にしてくれるのだが、やはり本番になると色々と対処しなければならない事が出てくるもので、私も副委員長と言う立場で結構走り回ることになった。特にこの日程が学部生にとっては都合よかったのか、予想を上回る200人近い参加者があったため色々な仕事に追われることになった。ただ、「お客様」の学部生だけでなくローレンツ祭委員や教員、更にその他の大学院生も楽しんでくれたようだったし、そもそも「業務」としてやった我々も楽しかったので成功だった、と言って良いのではないだろうか。

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2007/05/15

Anomalous swelling

今日は朝から実験準備。SAXS用のサンプルセルを用意して、昨日作っておいた試料を入れて準備OK。「早弁」で腹ごしらえして、昼頃工学部RI棟に行ってSAXS実験を行った。やったのはDMPCのanomalous swellingのチェックなのだが、文献に「塩を入れたら膨潤度が上がる」と書いてあった(他の脂質だったが)ので入れてやってみたところ、ほぼ予想通りの結果が出た。今週末からのNISTでの実験では、この試料も使ってみよう。因みに自分でこのSAXSを使って本格的に実験するのは初めてだったのだが、リン脂質のラメラ相の測定が数分程度で十分だったのには驚いた。

実験は3時頃終了して、課題研究のセミナーに出席する。また夕方物二の福間さんのところに行って、明日のローレンツ祭の最終打ち合わせをした。

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2007/05/14

広島の実験装置

日曜日に京都に戻る時に、広大の旧武田研に立ち寄って実験装置をいろいろと持ってきた。電子天秤や真空オーブンなど主に試料調整用のもので、京大には揃っているため無理に持って行かなくてもいいか、と思いそのまま広大に置いていたのだ。耐震改修があるため荷物を増やさない方がいいかな、とも思ったのだが、小角X線装置のそばに置けば役に立つだろう、と思って持ってきた次第。昨日はクルマに積んだままにしておいて、今朝出勤のついでにRI棟に寄って置いてきた。

その後はNIST出張の予備実験をしようかと思っていたのだが、あてにしていたTAの学生が体調不良で休んだため課題演習の指導をしないわけにはいかず、X線の実験の方は断念。午後はずっと3回生の光散乱実験に付き合った。でもそのおかげで、学生と色々と話ができて良かった。課題演習がだいたい終わった後で、明日は絶対に実験しよう、と心に決めつつ試料の準備をした。

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2007/05/12

武田先生退職記念パーティー

今日、東広島市で「武田隆義先生退職記念パーティー」が行われた。武田さんは私の広島での助手時代の元ボスで、今年3月に定年退職した。昨年秋に広大生物生産学部の上野さんと一緒に会った時に打診したところ「同窓会のような形でのパーティーなら開いてもいい」と言うことだったので、その気持ちを尊重して研究室OBで武田夫妻を囲んで歓談する、と言う形の会を開いた。開いた、と言っても僕自身はほとんど何もしていなくて、武田さんに教わった学生たちが中心になって準備していたものだ。好村研、武田研で学んだ学生は全部で28人いたのだが、今日集まったのはそのうち15人。出席率が半分以上と言うのは、この手の集まりとしては多い方ではないだろうか。全員が話すのにちょうどいい人数だったと言うこともあって、なかなか盛り上がった。

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2007/05/11

JPSJ

今日の午前中は研究室セミナー。今年からPDとして研究室に来た長峯さんが、理研に居た頃にしていた電極上でのパターン形成、と言う話をした。午後は第一専攻と第一運営の会議。その合間に、ローレンツ祭の準備の作業をいろいろとやっていた。

ところでこの前JPSJに投稿した論文が、昨日付けでWebにアップされた。JPSJ、と言うのはJournal of Physical Society of Japanの略で、日本物理学会の欧文誌である。本来日本の物理学者にとっては一番重要な雑誌なはずなのだが、しかし実際にそれだけの扱いを受けているかと言えば、そうだと答えることのできる人はほとんどいないだろう。実際、我々が一般受けもするような面白い結果が出ればNatureやScienceに投稿するだろうし、物理として重要であればPhysical Review Lettersに出すだろう。Full Paperならやはり最初に考えるのはPhysical Reviewだし、分野によってはJournal of Chemical Physics等のより専門性の高い雑誌に出すことを考える。そしてそれらの雑誌に載らなかった場合や、あるいはややこしいレフリー(これは必ず運、不運がある)とのやり取りを避けたいときに、JPSJへの投稿を検討するというわけだ。決して悪い雑誌ではないし、重要な論文が掲載されることもあるのだが、しかしPhysical Review等に比べれば一段落ちると思われている、と言うのがJPSJに対する多くの物理学者のスタンスなのではないだろうか。

しかしそんなことで本当にいいのか、と言う問題提起は、物理学会自身から何度も行われている。なぜなら上記のように考え、重要な結果をアメリカの雑誌に投稿する事を続けていたら、得をするのはアメリカであって日本では無いからだ。日本人自身が自分の国の雑誌を軽視していて、他の国の人が重要に思ってくれるわけがないわけで、言わば自分で自分の首を絞めているに等しいと言えるからだ。

このような話をすると、たいていの物理学者は賛成するのだが、しかし実際に自分の重要な論文をJPSJに投稿するかと言うとどうだろう。やはりNatureやScience, あるいはPRLに通りそうな内容ならば、そちらに出したくなるのが人情だろう。なぜならその人の評価はどの雑誌にどれだけの論文を出したかで決まるし、研究費や新しいポストに応募した時の当たり方だって変わるからだ。(と思われているから、と言った方がいいかも知れないが。)

個人的な意見を言わせてもらえば、こう言うのは上の方の人(もう評価が定まった偉い人)が積極的にJPSJに投稿して、そこから情報発信をすると言うスタンスを示してくれなければダメだと思う。若手がいくらいい論文だ、と主張したって本当に評価されるまでにどうしたって時間がかかるし、それを待っていたら次の公募には間にあわない。

この問題はもう少し書きたいことがあるので、続きは改めて。

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2007/05/10

ローレンツ祭最終実行委員会

朝の一コマ目は、例によって「ソフトマター」の授業。授業開始時刻の直前に行ったら2人しかいなくて焦ったが、最終的には20人近くが出席した。今日はこれまでとは違うスタイルで、最初に講義ノートを配り、それに沿いつつ自由に話す、と言うことでやってみた。初めの方は比較的調子良く話ができたのだが、途中で少々だれてしまったかも知れない。

来週のNISTでの実験に備えて論文読みをしつつ、10月にドイツで行われる"International Soft Matter Conference 2007"のためのアブストラクトを書く。COEのシンポジウムと重なっているため出席できるかどうか微妙な上に、本格的な実験もこれからやる、と言う内容なので少々危険性が高いのだが、来週月曜日が締め切りなのでやむを得ない。

4時半からはローレンツ祭の実行委員会が行われた。本番がいよいよ来週水曜日に迫ってきたため、今日が最後の実行委員会。と言うことで、交流会での机の配置や当日の動きなどについて打ち合わせした。

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2007/05/09

耐震改修の準備

明日の授業の配布物を作ろう、と思ってこれまで書いてきた講義ノートを出力してコピー室に行ったのだが、改めて見てみると結構穴が多い文章だ。ちゃんと推敲していなかった事を思い出して、午前中はその修正に専念する。

お昼の時間帯は人事関係の委員会。研究室に戻ってから北畑さんと相談して、耐震改修のための引っ越し見積もりの分担を決める。学生に集まってもらってやってもらうことを説明して、山本研の人たちと一緒に発明センターへ。施設掛の人たちと一緒に部屋を調べて、電源工事についての打ち合わせをした。

研究室に戻って、再び研究室のメンバーに集まってもらって発明センターに移った後の部屋の使い方についての相談をする。6月〜7月に予定されている(と思われている)引っ越しまであと1ヶ月あまり。本当に全部の準備がそれまでに済むのだろうか?

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2007/05/08

金谷さんのセミナー

午前中は主に「ソフトマター」の授業の準備で、昨年まで使っていた講義ノートをTeXに打ち込みした。とは言え今週の講義の分は連休中にほとんど済ませていたので、今日進めたのは来週やる予定の部分がほとんどだったのだが。

昼頃首都大のS君が研究室訪問に来る。DCからうちの研究室に来ることを考えているそうで、今日はそのための視察、と言うわけだ。京大は学振の申請書の締め切りが明日なのだが、首都大はかなり遅くて今月の終わりの方になるらしい。今日の訪問で学振の申請書を書く方針も立てようと言うことだったので、色々と相談に乗った。

午後は化研の金谷さんのセミナー。テーマは2つで、高分子薄膜のガラス転移の話とずり流動をかけた時の結晶化の話だった。金谷さんの話はこれまで何回も聞いているのだが、このように身近なセミナーで聞くといつも以上に良く分かる。

夕方は研究室の院生の学振申請書のチェックなどをし、あとは論文読みをした。また昨日からちょっとした合間を見て自分の「公式ホームページ」のデザインの変更をした。

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2007/05/07

光散乱の実習

4日間研究室に来なかったおかげで、朝メールをチェックしたら500通近く来ていたのだが、その90%がジャンクメールだった。午前中の仕事は、そのメールの山から返事や対応が必要なものを抜き出すことから始まった。

昼からは課題演習で光散乱の実習をする。最初に柴山さんのテキストを使って静的光散乱と動的光散乱の原理を説明し、続いて試料としてPEG水溶液を作ってSLSから慣性半径を、DLSから流体力学的半径を求める実験をやってもらった。人事関係の会議があったため途中で抜けたのだが、その間はTAの院生に一緒に実験してもらって、何とかうまくいっていたようだ。

合間の時間にMCの学生の学振申請書のチェックをする。学問全体の流れの中に自分の研究がどのように位置づけられるのか、と言う点についての詰めが甘い、と言う印象のものが多かった。まだ論文を書いた経験の無い学生はたいてい似たようなものなので仕方が無いのだが、しかし明後日が締め切りなのに大丈夫かな?

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2007/05/04

ツツジの三室戸寺

Mimurodo temple (三室戸寺)

京阪宇治線の宇治駅の一つ手前、三室戸駅から歩いて15分ぐらいにある三室戸寺は、「京都の花寺」として知られています。(因みにリンク先はwww.hanadera.comだそうな。これぞ花寺、と言う意味でしょうか?)ハスやアジサイ、ツツジ、シャクナゲ、そしてモミジ。季節ごとに艶やかに咲き誇る花の中で一番多いのがツツジなのだとか。なんと20,000株も植えてあるそうで、別名「ツツジ寺」とも言うそうです。

そのツツジは今が最盛期だと言うことで、連休後半2日目の今日、行って見てきました。ツツジが植えてあるのは門から入ってすぐ右側のツツジ園の中なのですが、いやもう想像を絶する本数の多さで、花に酔ってしまうほど?でした。明日は読売テレビの「ズームインサタデー」で実況されるとのこと。と言うことで、きっと今日にも増して沢山の人が訪れるのではないでしょうか。

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2007/05/02

連休の合間

午前中は光散乱の実験の準備の仕上げ。また来年の国際会議の準備や学生の申請書書きの手伝い、ローレンツ祭の準備、自分の実験準備や論文読みなどをする。色々とやるべきことは多いのだが、しかし切羽詰まったものは特になし。やはり連休の合間の勤務日らしい一日だった。

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2007/05/01

レイリーの論文

そろそろ来週の課題演習の予備実験をしなければ、と思って午前中レーザーの電源を入れに行ったら、TAのNIさんも気にしていたようでちょうど準備しようとしていたところだった。と言うことで今日は実験のやりかたについて簡単に打ち合わせして予備実験の方は彼女に任せ、説明書を作る方に専念する。

説明書作り、と言っても動的光散乱については柴山さんの詳しい解説があるので、今日作ったのは主に静的光散乱の方。小角散乱の場合とほぼ同じなので悩むことはないかと思って書いていたのだが、いろいろ考えているうちにレイリーのオリジナル論文(Proceedings of Royal Academy of London)が見たくなって図書室に行ってみた。

100年も前の論文なのであるかな、と思ったらさすが京大理学部。物理教室の図書室の書庫の、わりと簡単にアクセスできるところに置いてあった。見つけた論文の著者名は、Load Rayleigh。Wikipediaによると本名はJohn William Struttで、31歳の時に爵位を継いで「レイリー卿」と言う通称になったらしいが、論文もその通称で書いていたわけだ。私が見つけた光散乱に関する論文は既に晩年に差しかかってからのものだったが、何だか彼の「偉さ」が文中からあふれ出てくるような趣だった。

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