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2006/02/03

韓日中性子科学研究会

昨日から「第6回韓日中性子科学研究会」のために東海村に来ています。毎年行われているこの会議は今年が6回目。昨年4月に太田で行われた会議の続編、と言うことになります。これまで日本の中性子散乱研究はアメリカやイギリス、フランス、ドイツ等の欧米各国との関係が強かったのですが、アメリカでもヨーロッパでも原子炉への風当たりが強くなり、加速器を作ることもそう簡単ではないと言う現状にあります。その一方で韓国や中国などアジア各国では続々と中性子散乱の施設が作られつつある、と言う流れを考えると、世界的にアジアやオーストラリア等の地域を無視するわけにはいかない、というのがトレンドになってきています。その中で日本は技術的にも、またユーザーの数から言っても他の国と比較して一歩前にいるので、アジア・オセアニア地域での中性子散乱研究をリードしなければならない、と言う役目があります。

と言うことで今回、東海村で行われている「韓日中性子」(因みに韓国で開催されるときには「日韓中性子」になる)には、初めて台湾の研究者も招かれました。台湾は数年前に新しい研究用原子炉の建設を取りやめ、他国の中性子源での装置開発を進めつつあるところ。これまではオーストラリアとの協力が先行していましたが、地理的に近い日本や韓国との協力はぜひとも進めたいところでしょう。欧州、米国と並ぶ世界の「第三極」を作りたいと言う日本側の思惑と一致して、これまで以上に盛大な会となりました。

私は昨年初めて(仕事で)韓国に行ったわけですが、台湾は残念ながらまだ一度も行ったことのない土地です。この研究会が発展して「日韓」から「東アジア」に昇格したら、ぜひとも台湾での会議にも行ってみたいものです。

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