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2006/01/08

岡崎

okazaki

 先週末、愛知県の岡崎に出張で行ってきました。昨夏に白馬で行われた「水と生体分子」の科研費の研究会の続きで、「岡崎コンファレンスセンター」と言う会議場が目的地でした。

 なぜ岡崎か、と言うとそこには「自然科学研究機構(NINS)」と言う組織があるからです。物理で言うとつくばにある「高エネルギー加速器研究機構(KEK)」がそれに対応するのですが、要するにお金のかかる装置を1か所に集中して、それを全国の研究者が共同で使うわけです。良い装置を持っていれば良い研究者がいて良い研究もできる、と言う寸法で、言わば研究者の総本山。KEKはほぼ物理学だけの「総本山」ですが、NINSは天文(国立天文台)から化学(分子科学研究所)、生物学(基礎生物学研究所)や医学(生理学研究所)、そして核融合(核融合研究所)までカバーしたスペクトルの広い組織です。これらのうち岡崎にあるのは分子研と基礎生物研、そして生理研。つまり化学から生物関係の総本山に行ってきた、と言うわけです。

 岡崎市は名古屋から名鉄線で40分ぐらい。たぶん名古屋のベッドタウンなのだと思います。特急の止まる東岡崎駅を出ると、商店街はほとんどなくてすぐに住宅地。そしてその住宅地を縫って坂を上がっていくと、その奥にこのNINSがある、と言うロケーションになっています。KEKはつくばの北の端の人里離れたところにあるので、それに比べるとずっと良いところにあるな、と思いました。

 因みに岡崎城は徳川家康が生まれたところだそうで、江戸時代には「神君出生の城」としてかなり神聖視されていたそうです。しかしその反動でもともとの岡崎城は明治維新とともにとりこわされたらしく、その後は堀と石垣があっただけだった、とのこと。今ある天守閣は昭和35年に復元された鉄筋コンクリート造りのものだ、とのことです。

 ただ、やはり城下町は城があってこそ華がある、というもの。化学・生物学の総本山の方は一般ウケと言う意味ではイマイチなので、復元岡崎城とその公園はこの街のシンボルとして価値がある、と言えるでしょう。

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