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2005/12/15

オーストラリア旅行記(8)〜グリーン島のチンクイ

GreenIsland

ケアンズでは海水浴すらできない、と言う話は前回書いたとおりなのですが、では珊瑚礁を見たい人はどうするかというと船でツアーに行くわけです。グレートバリアリーフには素晴らしいダイビングスポットが沢山あって、時間と金さえあればいろいろと楽しむことが出来るのです。私もぜひそうしたいところですが、しかしあいにく時間も金もない。と言うことで、会議が始まるまでの半日で帰ろうと、一番お手軽なグリーンアイランドへのツアーに参加しました。

グリーンアイランドとはケアンズ沖合いに浮かぶ小さな島で、徒歩で40分ぐらいで1周することができます。珊瑚礁の上に更にサンゴの死骸が堆積して海上に出て、そこに植物の種子が飛来して木が育ち、徐々に大きくなって熱帯雨林に覆われるようになったと言う島。緑豊かな島だからグリーンアイランドなのか、と言えばさにあらずで、クック船長のエンデバー号がこの島を発見した時に同乗していた天文学者グリーンに因んで付けられた名前なのだそうです。

行ってみると、ここはまさに「観光地」と言う感じ。もともと行きの船の中は日本人観光客が目立っていたのですが、現地には修学旅行生らしい日本人が山ほどいて、まるで沖縄かどこかみたいでした。

ここで私がやってみたのは、シュノーケリング。水中メガネと足ヒレとシュノーケルを付けて、海面直下から海の中を眺める、と言うアクティビティです。海岸沿いからやや沖合いに出て海の底を覗くとと、そこはもう別世界。様々な形状のサンゴの間を極彩色の熱帯魚が泳ぎ回っていて、ああ、これでこそケアンズに来た甲斐があった、と思ったものです。

ところが、です。そうやって海の中を見て回っていたら、何となく皮膚のあちこちでチクチクするのです。最初は気のせいかと思っていたのですが、しかし突然左腕のあたりが集中的に痛くなるじゃありませんか。慌てて浜に上がって見てみると、二の腕に何かに刺されたような跡が沢山できています。こりゃクラゲにでも刺されたか、と心配になって、ライフガードに聞いてみました。そしたらこれは、プランクトンの一種で害はないとのこと。刺されても何とも無い人もいるそうで、痛みや痒みが出るのは一種のアレルギーの症状なのだそうです。害がない、とは言っても痛いのは嫌なので私は早々に退散することにしました。

このチクチク、後でネットで調べたところどうやら「チンクイ」と言われるシロモノなのだそうです。チンクイとは妙な名前ですがどうやらこれは俗称で、その正体はエビ・カニ等の幼生。体長3mmぐらいのプランクトンで、身体から飛び出したトゲが見るからに痛そうな生物です。国内でも海水温が高くなる時期に現れるそうで、湘南や瀬戸内で刺された、と言う経験を持っている人も多いとのこと。目で見えないため刺されるまでは気づかないことが多いらしく、予防するにはウエットスーツを着るしかないとのこと。それでも袖口等に集まってチクチクすることも多いので、このチンクイが出たら海には入らない、等の自衛策を取るしかないようです。私は時間がなくて半日ツアーにしたのですが、この時ばかりは短時間にしておいて良かった、と思った次第です。

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