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2005/10/31

京都の紅葉2005〜真如堂(その1)

shinnyodo05-1

南禅寺や平安神宮から銀閣寺方面に向かう途中にある真正極楽寺・真如堂。あまり広い駐車場が無く、大通りからもやや離れていて、数多ある「京都の紅葉」のガイドブックにも載っていないことが多い?ためか結構穴場なのですが、しかし最盛期のここの紅葉は見事なものだとか。「真っ赤に色づいたカエデ越しに三重の塔を仰ぎ見る、と言うアングルは絶好の被写体」なのだそうです。しかしさすがに10月末ではまだ早すぎたようで、色づいていたのはまだほんの一部だけでした。私の職場からはちょっとだけ遠いのでそうしばしば訪れるわけにはいかないのですが、一番良い時を見逃さないように(昨年はちょっと遅すぎたので)頻繁に行ってみよう、と思います。

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2005/10/30

フリッカーとフォトログ

このところこのブログには写真を掲載することが多いのですが、あまり大きな写真を貼ったら見にくくなるし、容量も気になるし、と言うことでかなり解像度を下げてアップしています。またこのブログは文章がメイン、と言うスタンスなので、写真の数もあまり増やさないようにしています。ただ、せっかく撮った写真だしいろいろと見てもらいたい、と言う気持ちもあるので、いくつかの写真はFlickr!と言うサービスに載せています。そのアドレスですが最近?分かりやすいpermanent addressが使えるようになったので、次のアドレスを登録しました。

http://www.flickr.com/photos/seto/

Flickr!は毎月容量が増えて行くのがいいのですが、ただし無料の場合には1ヶ月に10MBずつしか増えません。また写真のサイズも500×375程度なのでもう少し大きいのが欲しいかな、と思っていたら、友人がサーバを提供してくれました。そこで立ち上げてみたのが、次のフォトログです。

http://aranxp.ddo.jp/seto/

とりあえずはここのブログにアップしたのと同じ画像が中心ですが、そのうちいろいろアップするかも知れません。

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2005/10/28

京都の紅葉2005〜知恩寺(その1)

chionji051028

 10月中旬まで暖かい日が続いた今年の京都。以前書いたように「今年は紅葉が遅いだろう」と言う見方が一般的だったようですが、先週ぐらいから朝晩が冷え込むことが多くなって来ました。三方を低山で囲まれた盆地にある京都は、昼夜の寒暖の差が大きいことで知られていて、その上鴨川や桂川等の川に恵まれています。カエデなどの樹木が美しく紅葉するために必要なのは、昼夜の温度差と湿度、そして日当たりが良すぎないことだとか。と言うわけでこれからの季節、京都は一晩ごとに葉っぱの色が変わっていくのだろうと思います。

 と言うことで、私の通勤途中にある百万遍の知恩寺で今朝撮影したのが上の写真です。カエデの木の全体を見渡すと緑色が圧倒的に多いのですが、それでも徐々に色が変わって来ている事が見て取れます。昨年撮影した同じ木の写真を見ると、11/19でもまだ半分の色付きでした。とすると、もしかすると昨年よりは紅葉の進み方が早くなるかも知れません。

akaimi
 因みに今日撮影に使用したのは、シグマのズームレンズの28-80mm f3.5-5.6というやつ。以前MZ-10を中古で購入したときに付いて来た標準ズームで、いかにも安っぽい作りの何の変哲も無いレンズなのですが、しかし写りはそう悪くない。開放で撮るとさすがにピントが甘いのですが、それも「味」と言えば言えるかも。それに1:2までのマクロ撮影もできるので、例えば旅行の時にこの1本だけ持って行く、と言う用途には最適です。*ist DS2と一緒に買った16-45mmズームが広角寄りなのでもう少し長いレンズが欲しいな、とちょっと思っていたのですが、どうせ望遠側の使用頻度はそれほどでもないのでこれで十分かもしれません。

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2005/10/25

Air Edgeどうしよう?

今日、出張の途中でAir Edgeを使ってモバイルしようとしたら接続できず、少々慌ててしまいました。私の端末は3年前に購入したパナソニックのKX-HV50と言う機種。これをSUNTACのU-Cable TypeA3を使ってPowerBook G4(12")に接続して使っています。ところが今日は接続をクリックしても特徴ある「ピポ」と言う音がせず、すぐに接続解除されてしまいます。こりゃてっきり「端末のちゃちなデータコネクタが壊れたか」と思ってしまいました。

ところが帰宅してネットで調べたところ、これはSUNTACのドライバ?とOS10.4.2の相性の問題だ、と言うことが判明しました。

のむろぐ
Daio Today

一応解決方法が分かって安心したのですが、しかしそこまでしてエッジにこだわるか?と言うところが少々問題。と言うのも、緊急事態ということで秋葉原の某アウトレットでPDC用アダプタケーブルを1,480円で買ってきてしまったのです。もちろん携帯で接続するよりはエッジの方が速いし安いしでいいのは確かなんですが、使用頻度を考えると敢えて使うほどのものか微妙なところ。最近はネット接続が可能なホテルも多いので、出張だから即エッジが必要、と言うわけでもありませんしね。

因みにエッジの電話機型の端末には、もう一つ不満があるのです。それは、出張に出るときにはACアダプタも持参しないとすぐに電池がなくなってしまう、と言うこと。普通の携帯電話なら緊急時の充電には困らないのですが、エッジ用のUSBや乾電池から充電するアダプタなんて見たことがありません。私のPowerBookはPCカードのスロットが無いし、かと言ってUSB直付け式の端末はいまだに1万円以上するしで、買い換える気力もなし。と言うことで、今のところ私の気持ちは、エッジとは袂を分かつ方に大きく傾いています。

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2005/10/23

「時代祭」と「鞍馬の火祭」

jidai

昨日は「京都三大祭」の一つ時代祭と、「京都三大奇祭」の一つ鞍馬の火祭が行われました。時代祭の方は、平安遷都1100年を記念して明治28年(1894年)に始まったらしく、もともと100年程度の歴史しかない(京都的にはごく最近?)のですが、実際盛り上がりと言えばその程度、と言えるかも。金のかかった仮装行列、と言う雰囲気で、祇園祭の山鉾巡行などとは大違いでした。

ただ、ちょっと面白かったのはその行列の中身。「明治維新から江戸、安土桃山、南北朝、鎌倉と7つの時代をさかのぼる」(京都新聞のHPより)のですが、その中身がいかにも明治維新的なのです。勤王の志士達が大勢登場するのに新選組などは出てこない、と言うのは当然として、天皇家にとっては敵になる室町幕府の関係者も出てきません。今をときめく?義経も、京都的にはアウトサイダーと言うことになるのか母親の常盤御前の付き添いとして出てくるのみ。京都の、と言うよりも明治政府の歴史感がうかがえて、なかなか興味深いものでした。

himatsuri

続いて鞍馬の火祭。こちらは平安時代の中期から続いている、と言う立派な伝統的なお祭りで、やはり10/22に行われます。「神輿の担い棒にぶら下がり、逆さ大の字に足を広げる」と言う儀式があるためか「奇祭」と言われていますが、祭としては普通のもの。巨大な松明を百本以上集めて燃やし尽くし、夜中まで盛り上がると言う京都らしくない?勇壮な祭です。

しかし特に凄いのは何かと言うと、山の中の狭いところに数万人が集まる、と言うことなんじゃないでしょうか。もともと鞍馬は人里離れたところにあるのですが、それは21世紀になっても同じ。細い山道と単線二両編成の叡山電車しか交通手段がありません。だからこの火祭の日はたいへんで、叡電の始発となる出町柳は祭の始まる何時間も前から電車を待つ人でいっぱいになります。電車が満員なら鞍馬も満員。狭い地域に観光客がひしめき合って、まるで東京か大阪のラッシュの時間帯か、と言う感じ。その人が密集した狭い道を、火の粉を散らしながら大松明が走り回るわけで、よくぞ事故が起きたり怪我人が出たりしないな、と言う雰囲気です。たいていこう言う有名なお祭りは「やる側」と「見る側」が分離しているものですが、この祭に限っては観客の熱気と松明の熱気、そして当然地元の人の情熱が一体となって「奇祭」にふさわしい雰囲気を醸し出しているような気がします。

とか言いながら実は私はそのクライマックスには参加せずに、さわりだけ見てとっとと帰って来てしまいました。なんせ時代祭からのハシゴだったため体力的にしんどかったのが一番の理由で、現地に行ったのが遅くて良いポジションを確保できなかったから、と言うのもあります。写真は最初のところの子供松明でそれはそれで雰囲気があって良かったのですが、本格的な「火祭らしさ」を味わうのは来年以降に持ち越し、となりました。時代祭はもう見なくて結構なので(^_^;)、次は体調等いろいろな条件を整えて火祭一本で行きたいものです。

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2005/10/22

*ist DS2のインプレ(その6)

flower

超小型の軽量ボディが売りの*ist Dのシリーズですが、これはPENTAXが長年追求してきた路線でもあります。その先駆けとなったのは、76年に発売されたME。当時の小型軽量の代名詞だったオリンパスOM-1よりも微妙に小さく、「世界最小・最軽量」をうたい文句にしていました。高級機は中判カメラに任せ、一眼レフは中級機以下を作り続けて来たPENTAXとしては、NIKONやCANONにない特徴を主張しなければ生き延びるのは難しい。と言うことで、AF一眼でもコンパクトデジカメでもひたすら「世界最小・最軽量」にこだわってきたわけです。

ボディが小型ならレンズも小さくなければバランスも悪い、と言うことで、PENTAXは小型のレンズもいろいろ取り揃えています。一番有名なのは、MEと同時に発表されたsmc PENTAX 40mm f2.8。通称「パンケーキ」と言うやつで、Aレンズの時代になってカタログから消えたこともあって一時は中古市場でも結構高く取り引きされていました。私も「パンケーキ」が欲しかったのですが、高くて手が出ず代わりに買ったのがXR RIKENON 45mm f2.8。当時Kマウントを採用していたリコーのパンケーキでした。長さは18mmで「本家」と同じで重さはわずか60g。作りがチープなのも軽量化のため、と思えば納得で、Super Aとのペアで結構愛用していました。

underpass

と言うことで、今日はその偽パンケーキ?を付けて散歩してきました。これもMレンズと同じで絞り込み測光をせざるをえないのですが、焦ってシャッターを切る必要が無ければ特に問題なし。逆光等の厳しい条件だと分かりませんが、今日のような薄曇りなら写りもまずまずだった、と思います。

ただ、やっぱり35mm換算で68mmと言う焦点距離は、スナップ用としては少々厳しいと思います。PENTAXはデジタル専用のパンケーキ「DA40mm F2.8Ltd」をラインアップしていますが、もう少し短いのがあったら欲しいかも。

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2005/10/19

*ist DS2のインプレ(その5)

hachidai

PENTAXのいいところの一つは、マウントがほとんど変わっていないこと。なんせ70年代半ばにKマウントが登場してから30年、基本的には同じマウントが使われ続けています。その上M42からKマウントへのアダプタもずっと販売されているので、1957年に初めて一眼レフを発売して以降のレンズ(どころか、それ以前も含めた世界中のレンズ)が全て現行機で使えるわけです。

とは言え、カメラ歴がそれほど古くはない(^_^;)私はこれまでM42を使うことはなく、絞り込み測光などしたことはありません。いくつか持っていたMレンズも、たいていは絞りリングを決めてシャッタースピードを本体に任せる「絞り優先測光」で撮影していました。

ところがこの*ist DS2ですが、ついに絞りリングとは決別した模様。かつてZシリーズで採用していた「ハイパーマニュアル」と同様に、絞りは本体側からしか制御できないようになってしまいました。となるとAポジションを持たないレンズは全て同じ立場です。マニュアルモードにセットして、絞り込み測光をしてから撮影するしかなくなってしまったのです。

と言うわけで、今日はMレンズの一つsmc PENTAX24mm f2.8を付けて絞り込み測光に挑戦してみました。被写体を決めて、絞りを決めて、絞り込んで測光してシャッタースピードを決め、アングルを微調整してピントを合わせてシャッターを切る。手間は多いのですが、しかしマニュアルカメラで撮るときと比べれば手順が一つ多いだけです。やってみたらなんて事ないな、と言う感想でした。

因みにこの写真は、宮本武蔵が吉岡一門と決闘した、と言う一乗寺下り松近くの八大神社です。私は25年前にこのすぐそばに住んでいたのですが、来た記憶が全くありません。当時は宮本武蔵にも神社やお寺にも全然興味がなかったんでしょうね、きっと。今考えれば、ちょっともったいないことをしていたかも。

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2005/10/18

*ist DS2のインプレ(その4)

nishikawa

私が持っている一番の長玉FA 100-300mm f4.5-5.6で、今度はスポーツ写真にもチャレンジしてみました。これはサテライトリーグの神戸×広島の一場面で、ピッチサイドの金網の外に三脚を立てて選手を狙っています。それで一番思ったのは、当たり前のことながら動いているボールと選手を長焦点のレンズで追うのは難しいなー、ってこと。特にこの時はどうやったらコンティニュアスAFにできるのか分からなかった(^_^;)ので、シャッターチャンスを捉えるのが非常に大変でした。たくさん撮影した割にはあまり良い写真は無かったのですが、数打ちゃ当たる?かな。

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2005/10/17

*ist DS2のインプレ(その3)

nanzenji051017

今日は*ist DS2にFA28mmf2.8ALを付けて、出勤途中に南禅寺に寄って行きました。

この28mmは、PENTAXの中でも結構評判の高いレンズです。昔聞いた噂によると、本来はFA★レンズにしても良いほどの性能だったけど、何かの理由で普通のFAレンズとして売ることになったとか。性能の割に安く(現行の純正単焦点レンズの中では2番目に安い!)、重さもわずか185gと言うことで、これまでも結構愛用のレンズでした。

で、結論を言えばこのレンズは*ist DS2にぴったり、だと思います。もともとコンパクトさが売りのこのカメラには、大きなレンズは似合わない。もちろん、DA 40mmf2.8Limitedと言うデジタル専用のパンケーキでもいいのですが(お金があったら僕も欲しい!)35mm換算で42mmと言う焦点距離は、スナップ用としてはDA 40mmより使いやすいと思います。

因みにこの南禅寺は紅葉シーズンには絶好の写真スポットとして知られていて、私も毎年1、2回行っています。今年もこのカメラの試し撮りのために行きたいと思っているのですが、今年はやや遅めであろう、とのこと。京都で紅葉を撮りたいという方は、1か月後以降が良さそうです。

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2005/10/15

*ist DS2のインプレ(その2)

waterdrop

昼頃雨が上がった隙を狙って、ご近所で撮りました。レンズはデジタル専用ズームのDA 16-45 F4ED(AL)です。このレンズは28cmまで寄れるので、こう言うマクロ的な撮り方も可能です。

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2005/10/14

*ist DS2のインプレ(その1)

chionji051014

*ist DS2と同時に買ったレンズはsmc PENTAX DA15-45 F4ED(AL)と言うデジタル専用レンズです。ほどほどの大きさと軽さ、そこそこの高級感。PENTAXの純正レンズなので性能も間違いないだろう、と言うことで買ったのですが、しかしいかんせん常に持ち歩くには大きすぎ。と言うことで、まずは十数年前にSFXと言うカメラ(確かPENTAXの本格的なAF一眼の1号機だった)を買ったときに一緒に買った「smc PENTAX-F ZOOM 35-70」を付けて百万遍周辺を歩いてきました。

レンズは当然、20年近く前の設計なわけですが、にも関わらず最新のデジタル一眼の性能をフルに発揮できる、と言うのがまずは驚き。マニュアルによると「開放F値が2.8かそれより明るいレンズのみオートフォーカス可能」となっていますが、F3.5-4.5のこのレンズでも特に問題なくフォーカスします。絞りリングをAポジションにしたとき以外に絞り優先で使えない、と言うのは使いにくいところではあるのですが、しかしこれはこのカメラを使う限りどのレンズでも一緒です。

ただワイド側が35mm換算で52.5mmからになってしまうと言うのは、お散歩カメラとしては少々厳しい感じはします。PENTAXは「DA 18-55mmF3.5-5.6AL」と言うのを最もスタンダードなレンズとしてラインアップしていますが、これが小さくて軽いなら欲しいかも。いや、今のところ買うつもりはありませんけどね!

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2005/10/12

*ist DS2買いました

moon
ずっと欲しい、と思っていたデジタル一眼レフを、ついに手に入れました。Super Aの頃から20年間PENTAXを使っていた私が欲しかったのは、当然*ist Dシリーズ。DSが出て「そろそろ買い時が近づいてきたな」と思い、DLが出て「DSとDL、どっちがいいだろう」と悩んでいたのですが、DS2が出てついに落ちました。

今日はまだ触り始めて数時間、と言うところなのですが、ちょっといじっただけで使い方がすぐ分かるのが使い慣れたメーカーの良いところ。私はPENTAXはZ-1pとMZ-10を持っているのですが、*ist DS2の機能と操作性はこれらの先輩たちを確実に受け継いでいます。その上、何と言ってもこれまで揃えた35mm用のレンズを使えるのがいい。焦点距離が実質1.5倍になってしまうのさえ我慢すれば、いろいろな表現が可能です。

早速持っている中で一番焦点距離の長い100-300のズームを付けて、今夜の空にかかっていた半月を狙ってみました。デジカメの良いところは撮影した結果を確認しながら条件を変える事ができる、と言うことなのですが、その結果がこれ。望遠鏡を使ったわけでもないのに、なかなか良い写真が撮れた、と思います。

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2005/10/04

西宮湯川記念理論物理学シンポジウム

昨日と今日、西宮市で行われた「西宮湯川記念理論物理学シンポジウム」に出席してきました。

このシンポジウムは、日本で初めてノーベル賞を取った湯川秀樹氏が西宮市に住んでいたときに「中間子論」を思いついた、と言う事を記念してのもの。西宮市は昭和61年からこのシンポジウムを含む5つの事業を開始して、阪神淡路大震災にあった95年を除く19年間、毎年1回ずつ行われてきました。

今年のテーマは「非平衡における自己組織化とダイナミクス」というものだそうです。非平衡状態において見られる様々な現象について、理論物理の立場から考えてみよう、と言う内容です。非平衡、とは「安定から離れた熱力学的状態」という意味で、一見ややこしそうに聞こえるかもしれません。しかし、言い換えれば「安定」とはエネルギーの出入りのない落ち着いた状態のことで、言わば「死んだ状態」です。世の中はすべからく物が運動し、エネルギーが移動し、それが散逸して熱になるからこそ「生きている」と言えるわけで、非平衡状態を理解することが世の中の仕組みを理解することにも繋がります。すなわちこの会議のテーマを一言で言えば、生きている世界のしくみを物理学的に理解しよう、と言うもの。アメリカやフランス、ドイツ、ベルギー、そして日本から招待された10人が、それぞれの立場での最新の研究成果を発表しました。

ところでこの会議が行われたのは西宮市の夙川公民館だったのですが、この「夙」と言う字を見て思い出したのは白土三平さんの名作「カムイ伝」です。主人公の天才的な忍者・カムイは夙谷の非人の出身なのですが、この「夙」と言う字には「近世、御陵に富む畿内に多く住んで、賤民視された人々」と言う意味があるとのことです。(広辞苑による。)夙川は戦前から「ハイカラ」な地域として知られていて今も超高級住宅街なのですが、ひょっとしたら大昔は何か哀しい歴史があったのかも知れません。

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