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2005/04/29

戦火の勇気

デンゼル・ワシントン主演の96年の作品で、「ラスト・サムライ」の監督の作品だそうです。

湾岸戦争で味方を撃ってしまって罪の意識に苛まれる中佐が、戦死した女性大尉の真相を調べるうちに、戦争の悲惨さ、異常さを明らかにしていく、と言う内容。アメリカ政府や軍のおかしさをチクリとやりながら、中佐が自分を見いだしていくと言うストーリーになっています。

まあ、映画としては悪くないとは思います。デンゼル・ワシントンは落ち着いた演技だし、脇役もいい味を出しています。戦争をするということは家族を犠牲にすることだよ、と言うメッセージも分かります。でも根本的に欠落しているのは、「敵」の方にも同じように人生があって、家族があると言う視点なんですよね。せっかく戦争自体の悲惨さ、無意味さに気づきかけているのに、敵は敵、味方は味方。イラク人?には顔も名前もなくて、ひたすら銃を撃ってくる存在でしかない。なんかアメリカ政府の考え方が透けて見えるようで、ある意味不気味な後味の作品でした。

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