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2004/09/18

はっきり言って「選手会贔屓」です

私は今でこそ「サッカーファン」を公言していますが、何を隠そうかつては熱狂的なプロ野球ファンでした。物心ついたときには巨人ファン。30〜40年前の日本の大多数がそうだったように、野球はイコール巨人だった、と言うわけです。

しかし高校生ぐらいの時に、一回目の大転換がありました。その頃ちょうど「江川事件」があったのですが、その時「何で自分はこんな汚いチームを応援しているんだろう」と疑問に思って、巨人ファンをすっぱり止めたのです。そしてその時に選んだチームが西武ライオンズ。近くに西武百貨店があったと言う、とってもつまらない理由だったように思います。

その「ライオンズファン時代」は、実は結構充実していました。それまで九州の冴えないチームだったライオンズが、フランチャイズの移転を機に常勝チームに成長しつつあった時期です。田淵がいて、石毛がいて、辻がいて、松沼兄弟がいて、当時は若手だった秋山や清原や工藤もいて、広岡監督と森監督の元で「打倒・巨人」を旗印に戦う姿に燃えました。西武球場はもちろん、大阪球場や西宮や藤井寺や後楽園や川崎や、パリーグの球場を中心にどこでも行きましたし、阪神が優勝した年には梅田で徹夜してまでチケットを取って、甲子園での日本シリーズを見に行きました。

その時に必死で聞いていたのが、文化放送のライオンズナイター。「はっきり言って、ライオンズ贔屓です」と言う放送を、雑音と一緒に(関西在住だったので)聞いていたことを昨日の事のように思い出します。

しかし89年の春、就職して広島に住むようになります。それと同時にライオンズに対する熱意は冷め、広島ならカープかな、と思い直した矢先にJリーグが開幕します。どこかに書いたように私はメキシコW杯の頃から「日本にもプロサッカーを!」と望んでいたので、Jリーグが始まったことには心底燃えました。それから10年あまり。私はプロ野球への関心もなくサッカー一筋?で過ごしてきたわけです。

と言う具合に私にとってのプロ野球は既に過去のものとなってしまったのですが、しかしそれでもこの間のプロ野球界のドタバタには関心がありますし、なおかつその上でうんざりしてしまいます。「最初に合併ありき」の経営者側は、10球団の1リーグ制にしたいと言う気持ちが見え見え。近鉄の買収や新規参入についての提案があっても、ほとんど門前払いに近い状況です。5球団で行うパリーグも、10球団での1リーグ制も現状よりも悪くなることが明らかなのに、なぜそれほど拘るのか。そこには既得権益を守りたいという、保守的な論理しか見えてきません。戦前の日本でプロ野球の立ちあげをリードした正力松太郎氏の大志は、いったいどこに行ってしまったのでしょうか?

昨日の労使交渉は結局決裂して、今日からの週末の2試合で選手会によるストライキが決行されることに決まりました。優勝争いやタイトル争いの真っ只中で、敢えて試合を休むと言うのは選手にとっても苦渋の決断であることは間違いないわけで、その責任を選手会のみに押しつける経営者側の態度は噴飯ものです。何でも「損害賠償を請求する」と言っているようですが、もともと雨などでの中止もあり得るプロ野球ですから、中止したことによる実質的な損害は実はたいしたことが無いはずです。

ファンあってのプロ野球を経営者の元から取り戻すためには、既に通常の話し合いではどうしようも無いところに来ているのだろう、と思います。頭の堅い経営者の考えを変えるには、何かドラスティックなことをしなければだめなのだ、と思うのです。 元プロ野球ファンとして、あるいは現サッカーファンとして、私はストライキを支持します。

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