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2004/04/27

そりゃないでしょ、柏村さん

広島選挙区選出の参議院議員の柏村武昭氏が、昨日の参院決算委員会で「自衛隊イラク派遣に公然と反対した人もいるらしい。そんな反政府、反日的分子のために血税を用いるのは強烈な違和感、不快感を持たざるを得ない」と言ったそうです。

「反日的分子」とはまたえらく古めかしい言葉を持ち出したなー、と思うのですが、まあそれはともかく、「反政府」のために「血税」を使うことに「違和感」を感じる、と言う言葉の方が問題だと思います。なぜならこの言葉には、民主主義の精神が何も込められていないからです。

民主主義と言うのは、別に多数を取った勢力が何でも好きなことができる、と言う事ではありません。どんな時でも反対意見があることを認める。それが出発点だと思います。そうでなければ、ただの独裁でしかありません。

柏村さんが属する自民党の政権は、決して国民の大多数が支持しているわけではないでしょう。「小選挙区比例代表並立制」と言う制度のせいで、過半数の得票がなくても議会の過半数を取れるしくみになっているだけです。その上投票しない人が半分近くいて、国民全体から見れば自民党支持者は「多数派」だとも言えないのが現状です。そういう中で政権を託されているからには、反対意見を持っている人がいると言うことに対してきっちりと自覚を持つ事が必要だと思います。

だいたい柏村氏が言う「血税」は、自民党と現在の政府に賛成の人も反対の人も同じように払っているわけです。にも関わらず反政府の人には払わない、なんてのは、例えていれば賭場で賭け金を親が総取りしたようなもの。その感覚は、税金を自分の懐に入れたり、あるいは自分の利益に関わるようなところに使う、と言うものと共通しているように思います。共同通信によると柏村氏は「『(不適切と)思う人はいるかも。ぼくの考えだから』と撤回する考えのないことを示した」そうですが、願わくば少しは民主主義、ってもんを考えてみて欲しい。でないと、彼を国会に送った選挙区民の1人として(私は彼には投票してませんし、今は広島選挙区民でもないのですけれど)恥ずかしくて仕方ありません。

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「やっぱり、ただのオジサンだったんだ〜〜柏村さん。」 今日、朝のテレビ番組に渦中 [続きを読む]

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