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2004/04/20

四十代の壁

今日から関東に出張です。今日から明日の夕方までは東海村で、その後千葉県の柏市に行って夕方京都に戻る予定です。

かつては月イチ以上のペースで来ていた関東なのですが、最近はすっかりご無沙汰していて、もちろんサンフレッチェの試合に合わせて出張日程を組む、なんてことはしてないし、できない立場になってしまいました。今回の出張も本当はもっと早く来ないといけなかったのですが、色々な事情があって後回し、後回しになって、どうしても来なければならない事情が出来てついでに東海村まで来た次第。あっちとこっちのしなければならないことの板挟みになっていて、なかなかうまく行かないことが多くて大変です。いささか精神的にしんどいなー、と思うことも多くなっています。

今の状況を比喩的に表現すると、なんか目の前に壁があって、若い頃なら何も考えずに飛びついていたのに「飛びついて落ちたら怪我するかもしれないし」とか考えて躊躇している、と言うような感じじゃないかな、と思います。論語には「四十にして惑わず」と書いてあるのに、なんだかむしろ四十を過ぎてから惑うことが多くなったような気がします。

とかなんとか悩んでいたら、先日退官したある先生が良いことを言っていました。曰く、「私の研究者人生には3つの段階があった。第一の段階は何も考えずに突っ走った時期。次は自分に自信を失って悩んだ時期。3つ目は新しい道を見つけた時期。2つめの段階は40歳ぐらいから始まって、50代半ばぐらいまで続いていたような気がする」云々。そして結局のところ得た教訓は、「自分のできることしかできないんだ」と言う事だったのだそうです。

これで私の悩みはすっかり解決、というわけにはいかないのですが、しかし最後の言葉は重要だと思います。宗教家の三宅善信氏によると、論語の「四十にして惑わず」とは「四十を過ぎたらこれ以上人間としての能力がアップすることはないのだから、あまり無理をせずできることをやれ」と言う意味なのだとか。人間、だれでも死ぬまで成長し続けると信じている私としてはあまり同意したくない考え方なのですが、しかし自分の精神衛生からすればこう考えるのも悪くないのかも。少なくともそろそろ、自分というものを冷静に見なければならない時期が来ているのかもしれません。

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