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2004/03/04

鳥インフルエンザなんてこわくない〜越南河内紀行(3)

ベトナムの街を歩いていると、「COM」や「PHO」と書いた看板をしばしば目にします。「COM」とは米飯、「PHO」とは米麺のこと。すなわち、ご飯や麺類を食べることができるお店、と言う意味です。店、と言うよりは屋台と言った方がいいような雰囲気で、間口の狭いお店からテーブルや椅子が道端まではみ出していて、食事時になると多くの人々がここに座って食べています。ベトナムではこれらのお店が多くて安いので、旅行者ではない普通の人でもよくこれを利用して食事を済ませることが多いとのこと。お皿に盛られてたくさん並んだ料理も、食事時の数時間ですっかり無くなってしまうそうです。

と、そのような話をベトナム訪問前からガイドブックで読んで知っていたので、到着の次の日に早速試してみよう、と思いました。街をぶらぶらと歩きながら良さそうなところがあったら入ろう、と思っていたのですが... うーん、さすがになかなか勇気が出ません。こちらが言葉が分からない、と言うこともあるのですが、それよりもどう見ても汚いと言うか何と言うか... とにかくなかなかこの店に入ろう、という気が起きなくて、うろうろと歩き回る事になってしまいました。そうこうするうちに時間は刻々と過ぎて、もうすぐ1時と言う時間になっていきます。お店を埋めていた人たちもだんだん数が少なくなり、私自身もお腹は減るし足は疲れて棒のようになってきます。そしてついに根負けして?、お客がいなくなって暇そうにしていたフォー売りの女性に声をかけてみました。

声をかけた、と言っても英語は通じないので、結局は身振り手振り。白っぽい麺を指差し、ゆでてくれと頼み、もやしや香菜等のトッピングを頼みます。小さな子供を連れた店主は誠実な感じで対応してくれて、店先に積んであった器から綺麗そうなのを選んでスープを入れ、麺をゆでて入れてくれました。そしてその間、しきりに何らかの内臓を指差して「これも入れるか?」と勧めます。でもさすがにこれはやばいなー、と言う感じがしたので断って、野菜のみが入ったフォーを作ってもらいました。値段は4000ドン。レートは1円が130円ぐらいなので、日本円にするとわずか30円ほどです。おそるおそる?口にしたのですが、これがなかなか旨い。味だけなら、宿泊していた五つ星のホテルの料理にも決してひけを取らない、とまで思いました。この時はフォーを食べただけで終わったのですが、次はコムも試してみたいな、とも思いました。

しかし残念ながら私の滞在中に、「次」はありませんでした。その理由の一つは、出張の目的だった国際会議には食事が付いていたから、と言うのがあるのですが、しかしもう一つはやはり衛生面での心配です。鳥インフルエンザは食べ物からうつることはない、と言うのでそれに関しては安心していたのですが、その他にも怖い病気はたくさんあります。実際、私もベトナム滞在の3日目ぐらいからだんだんお腹の調子が悪くなり、いまだに本調子には戻っていません。幸い空港での検疫の結果、コレラや赤痢、食中毒への感染は無かった、と言うお墨付きはもらったのですが、しかしだからと言って安全だったかと言うとそうでもなかったかも。もし次にベトナムに行く機会があっても、そのときには冒険はほどほどにしようかな、と思っています。

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コメント

ふぉー、なるほどー。
面白かったです。
日本人は免疫がないのですかねぇ。
 たしかSARSのときは、日本人はかかりにくいという話を聞いたことがあります(根拠は忘れた)。お腹はこわしやすいのは確かだとおもうのですが、意外に鳥インフルエンザにもかかりにくいということがあるかも?

投稿: aran | 2004/03/05 23:50

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