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2004/03/03

鳥インフルエンザなんてこわくない〜越南河内紀行(2)

ベトナム料理はおいしい、と言うのは行く前から良く聞いていた言葉なのですが、実際行ってみて確かに日本人に合う味だ、と実感しました。東南アジアの料理というと、すぐに思い浮かぶのはタイ料理。トム・ヤン・クンに見られるようにスパイスが強烈に効いていて、南国らしいエキゾチックな味が多いと思います。

ところがベトナム料理、特に北部のそれは辛くもなくニンニクがきいているわけでもなく、至極あっさりした味です。ベトナム人が朝食に食べるフォー(米で作った麺)の汁は豚骨などでダシをとっているらしいのですが、とてもそうは思えません。むしろヌクマム(魚醤)の味が勝っていて、微妙な魚のにおいとコクのある塩気は「鰹節+醤油」を思わせるものがあります。このヌクマムの味はほとんどの料理のベースになっているのですが、ベトナム人はこれらの料理に様々な付けダレを付けて食べるのが普通なので、最初からあまり強い味付けはしないのだろうと思います。そしてそれが、鰹節やイリコ等の魚を原材料としたダシ汁と醤油をベースにした日本人の味覚にマッチするのではないでしょうか。

そういう目で見ると、ベトナムと日本との類似点もいろいろと目に付きます。まず、国土が南北に細長いこと。海に面していて3260kmにも及ぶ海岸線を持つこと。4分の3が山岳地帯であること。米を主食とし、魚やイカ、エビなどの海産物もよく食べること。そして中国からの文化的な影響を受けていること。そう言えばベトナム人の顔は「南国系」でも「モンゴル系」でもないちょうど中間的な雰囲気で、見た目は日本人に非常に良く似ている感じがします。ベトナム人は漢民族が進出する以前に揚子江の南に済んでいた百越が起源だ、と言う説があるそうですが、その百越は日本の基層文化の形成に大きな影響を与えた、と言う話もあるらしく、もともと同じ民族を祖先として持つのかも知れません。もしそうだとすれば、日本人がベトナムの料理に親しみを感じるのも当然、なのかも知れません。

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