« アドレスが変わります | トップページ | 国立大学はどこへ行く »

2004/02/05

本番に強い、と言うこと

試験とか、試合とか、発表とか。人生にはしばしば、その後の行方を左右する場面が巡ってきます。一回限りのチャンスをモノにするために十分に準備をして、いよいよ本番。しかし緊張しすぎて力を発揮できず...と言う経験は、誰でも一度は(あるいは何度でも)あるはずです。なぜ出来なかったんだろう、と後になって落ち込んだ人も多いのではないでしょうか。

しかし一方で、本番にめっぽう強い人もいます。練習ではたいしたことが無いのに試合になると活躍する選手。普段は目立たないのに、人前に立ってマイクを持つと生き生きとする人。いったい、何が違うのでしょう?

緊張する、と言う事自体は不自然なことではないと思います。犬でも猫でも鳥類でも、危険を察知すれば身構えます。人間だって「動物」ですから、未知の脅威に対する本能的な反応があるのは当然です。例えば緊張すると手に汗をかきますが、それは手に持った武器が滑らないようにするためのものなのだとか。勝ちたい、受かりたいと本気で考えているから緊張する。つまり「緊張する」と言うことは、その試合や、試験等で成功したいからこそ起きることであって、その逆ではないのです。

本気だからこそ緊張する。と言うことは、試合の相手などのライバルも同じだ、と言うことです。失敗を恐れてひざがガクガクしているのは、誰でも一緒です。本番に強くなるためには経験を積むことだ、とは良く言われる言葉ですが、それは緊張に慣れるからです。言葉を変えれば、「誰でも緊張するものだ」と言うことが分かるからこそ、本番に強くなるのだと思います。

1〜3月は受験や卒業のシーズン。試験や卒論発表などで、人生の岐路を迎える人も多いでしょう。そこで成功できるかどうかの秘訣は、十分な準備とともに程よく緊張すること、そして緊張することは当たり前だと思うこと。緊張しないように気をつけるのではなく、緊張と上手に付き合うことなのだと思います。

|

« アドレスが変わります | トップページ | 国立大学はどこへ行く »

コメント

 基本的な学力や探究心はすばらしいのに、本番に弱くて受験に失敗してしまう生徒が少なからずいます。要領よくやってうまく合格しちゃったヤツより、大学でがんばればうんと伸びそうな生徒が落ちちゃうってのもかわいそうなもんです。AO入試が導入されてその辺のところはすこし改善されたのかな(広末涼子は学校やめちゃったけど)。
 本来入試は「本番に強い生徒」を選ぶためのものでなく、優秀な(or将来優秀になるであろう)人間を探すためのものだろうから、選抜方法にもっと最適な方法があると良いし、探す必要があるのかもしれないと思うのです。

投稿: aran | 2004/02/06 03:04

確かにおっしゃる通り。単に学力を見るだけよりも、面接して話した方がその人に関する判断はより正確になる、と思います。
ただ、それはあくまで現時点で優秀だ、と言う判断に過ぎないわけで。その時どんなに優秀だと思っても、その人(特に子供)が将来どうなるかなんて誰にも分からないとも思うのです。それが一番、難しいんじゃないかと思います。
この問題は書き出すと長くなりそうなので、そのうち機会があったらまた取り上げます。

投稿: せと☆ひでき | 2004/02/06 16:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 本番に強い、と言うこと:

« アドレスが変わります | トップページ | 国立大学はどこへ行く »