2021/05/22

PF30の分解と換装(BB30の分解と換装(4))

BB30かと思っていたら実はPF30だった「2016年式SUPERSIX EVO」のボトムブラケット。PF30のカップを外すのが面倒だったこともあって、BB30ベアリングの後に左右別体の24mmコンバーターを入れて、シマノのクランク(FC-R8000)を挿入した、と言うのが前回までの経緯でした。フロントディレイラーも何とか調整できたので、早速走りに出てみました。

すると2kmほど走ったところで左足が外れたような感覚があったのです。最初はペダルが外れたのかと思ったのですが、止まって見てみると何とノンドライブ側のクランクがスピンドルから外れていました。当然、クランクの固定ボルトは思いっきり締めていたのですがあんまり関係なし。クランクボルト(スピンドルの中央にねじ込む樹脂製のボルト)は外れてどこかに飛んで行ってしまってました。シマノのノンドライブ側のクランクは「外れ止め」のプレートを押し込んでスピンドルに空いている穴に挟まるようにするのですが、どうやらスピンドルの頭の出方が浅くて、外れ止めプレートの爪が引っかかってなかったようです。

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やはりBB30用のコンバータはBB30のベアリングの代わりに入れるもので、PF30のカップ(当然BB30ベアリング互換)の中に入れてもいい、と言うわけではなかったようで。当たり前と言えば当たり前の結末でした。

と言うことで、BB30用コンバータはお役御免となって、PF30用のコンバータを購入することにしました。本当はGUBのセラミック球のコンバーターにしたかったのですが、AliExpressはどうしても2〜3週間ほどかかってしまうので、ここはamazonを使うことにしました。

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自転車 軽量 ボトムブラケット BBセット ロードBB シマノ PF30 68mm PF30 to 24 (BB4624)

ノーブランド品ですが、説明書にはTOKENの文字があります。実際TOKENのPF30 to 24のコンバーターを見るとそっくりなので、たぶんTOKENのNinja(BB841T-46)のOEM?なのではないかと思います。

このコンバーターを入れるためにはBB30 to 24のコンバーターとPF30のカップを外さないといけないのですが、例によってBB2430ツールキットを使ってやります。片方は簡単に外れたのですが、もう一方(確かドライブ側?)はいくらねじ込んでも外れないので、アダプタを入れたりしつつ工夫して外しました。で、外した後を見てみると、コンバーターとPF30のカップが一緒に外れていました。

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と言うことでようやくきれいになったSUPERSIXのBB。

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当然のことながらPF30用のコンバーターはサイズがぴったり。

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このコンバーターにはフィッティング用のツールが付属しているのですが、せっかくシマノHollowtech II用のスパナがあるのでこれを使います。

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次はいよいよシマノクランクの挿入ですが、よくよく見たらBB30用のコンバーターにはまっていたベアリングが残っています。これを外さないと、当然PF30コンバーターと干渉します。

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プライヤでつかんで引っ張ってみてもダメ。また万力に挟んでスピンドルを叩いてみるかと思ったのですが、チェーンリングが邪魔して挟むことができません。と言うことでまずはチェーンリングを外してそれから万力に挟もう、と思ってチェーンリング外し用のトルクスレンチT30を買ってきて外しました。

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ところがチェーンリングを外した状態でベアリングの根本を見ると隙間が見えたので、ここにマイナスドライバーを差し込んでみると...

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外れました!

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と言うことで、SUPERSIX EVOのBBに入れたPF30-24コンバーターにクランクを差し込んだのがこの写真。クランクのスピンドルの端が十分に出ているのが見てとれます。

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ここにノンドライブ側のクランクをセットして、ようやく完成、となりました。
 

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2021/05/19

BB30の分解と換装(3)

ベアリングの奥にあった謎の「壁」は何なのか。分からない時には誰かに聞いてみればいい、と言うことで、当たってみたのがfacebookの「全国40歳以上スポーツ自転車に乗ってます」のグループ。そこでいろいろと有用なアドバイスを頂いたのですが、その中で一番重要な情報だったのは、2016年型のSUPERSIXは実はBB30ではなく、PF30が使われていた、と言うある意味驚愕の事実でした。確かに以下のリンクを見ると、明確に「ボトムブラケットはPF30規格です」と書いてあります。

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SUPERSIX EVOはダウンチューブの下に大きく「BB30」と書いてあるのでそれを信じていたのですが、単に「BB30系のボトムブラケット」だ、と言うことだったのですね。と言うことは、ベアリングの奥に見えていた「壁」はPF30のカップ。これを外さなければ左右のパーツを中央のネジで締め込む「ウィッシュボーンタイプ」のBBコンバーターは使えないことになります。このPF30のカップですが、BB2430ツールキットで外すのは難しそうだったので、とりあえずこのままにしておいてBB30ベアリングの代わりにはめ込むタイプの24mmベアリングを使ってみることにしました。

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そこで再びAli Expressで購入したのがこれ。WEEK EIGHTの「圧入ボトムブラケットシマノクランクセット」というもので、1セットわずか1,687円と激安でした。

注文から2週間ほどで届いたので早速挿入。あちこち調べるとBBまわりのパーツを取り付ける時にはWAKO'Sのブレーキプロテクターの塗布を推奨していることが多いのですが、いささかお高いのでアストロプロダクツで買ってきた「ブレーキシムグリス」を使います。

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この圧入はBB2430を使えばOK。

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取り付け完了!なのですが、何となくこのコンバーターとフレームの間にすき間が空いているような気がします。

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クランクを組み込んだ状態を確認すると、ノンドライブ側のスピンドルの頭が十分に出てないような気が...

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でも一応クランクを取り付けることはできたので「これで完成!」と言うことにして、フロントディレイラーの調整もして久々に走れるようになりました。

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ところがところが。やはり私は大きな間違いをしでかしていたのでした。

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2021/04/15

BB30の分解と換装(2)

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BB30のベアリング。ハンマーで叩いて取り出す、と言う荒技もあるそうですが、フレームやベアリング自体を痛めるのは嫌なので専用工具を使います。BB2430ツールキットと言うのがあって、まともに買うと24,000円以上するらしいのですが、同じもの(塗装が違いますが)をamazonで2,999円で売っていたので購入しました。

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ツールボックスはおろか使用説明書も付いていないので、ついていた紙切れのQRコードでアクセスしたサイトで使い方を調べるしかないのですが、要はベアリングを内側から押し出せば良いので考えれば何とかなります。

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まずはこの小さなパーツを中に入れてベアリングの内側にセットします。そして細くて黒いパーツを通した長いネジ(キャップスクリュー)をドライブ側からセットして、大きなワン型のパーツにねじ込みます。

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キャップスクリューをアーレンキーで回して押し込むと、小さな銀色のパーツが後ろからベアリングを押し出して簡単に外れます。

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ドライブ側も全く同じで、これでBB30の分解完了!コンバーターは、AliExpressで3,150円で買ったGUBのセラミック球の製品です。

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これを両側から挿入してシマノBB用の工具で締め込めば良いだけなので、すぐに済むと思ったのですが...

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なんと、入口のところでつっかえて入りません。実はベアリングを外した時に後に残っているはずのサークリップが無かったのでおかしいな、と思っていたのですが、何とこのSUPERSIXのBBは真直ぐな穴ではなく、ベアリングが奥まで入って行かないように壁(写真の黒い部分)があるのです。

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最初はこれはゴムか樹脂ですぐに取れるかと思ったのですが、試しにラジペンで引っ張ってみてもびくともしない。それどころか、表面の黒い部分は単なる塗装で、その裏には金属光沢があることが分かりました。もしかしてこれは、フレームの一部?だとするとこの黒い部分の内径の32mmよりも細いコンバーターでないと使えないことになります。さて、どうしよう?

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2021/04/14

BB30の分解と換装(1)

半年ほど前にフレームから組んだCAAD9は始めからBBにネジが切ってあったのですぐにシマノのクランクを使うことができたのですが、2016年型SUPERSIX EVOに入っているのはBB30とcannondale純正のSIクランク。BB30は使い続けているうちに異音が出てくる、と言う話を聞いてましたし、またフロントの52-36Tは少々きつい、と言うことで、シマノへのコンバーターを入れてシマノクランクに換装することにしました。

まず最初にしないといけないのはクランクの取り外し。いろいろ調べたところ純正工具にkt013というのがあって、これを使えば簡単に外れるそうです。ところがこの部品、ネット上のどこを探しても無い。たまにヤフオクとかメルカリに出ているようなのですが、べらぼうな値段が付いていて手が出ません。と言うことで調べてみると単3乾電池を直列につないでスペーサーとして使えば良い、と言う情報もあるのですが、しかし力が加わった乾電池が潰れてひどい目にあった人もいるらしい。別に乾電池である必要はなくて適当なサイズ(長さ10cmぐらい、直径10mm以下)の「つっかえ棒」があれば良いので、私が用意したのはこれ。

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長さが6cmと4cmのM8のボルトです。これをナットで接続して1本の棒にします。

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これで乾電池2本の代わりになるはずです。さて、まずはクランクボルトを外すのですが、これは10mmのアーレンキーでOKです。

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クランクボルトを外した後のスピンドルの穴に、用意したボルトを挿入します。

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続いて使うのは「コッタレスクランクプラー」。この「コッタレスクランクプラー」はママチャリなどのクランク外しにも使える標準的な自転車用の工具なのですが、謎だったのが「コッタレス」の意味。いろいろ調べてみると昔はクランクを固定する「コッターピン」と言うのがあったそうです。

実用車の修理

で、このコッターピンが無いのがコッタレスクランク。今はコッターピンがあるクランクの方がレアなので、普通の自転車のクランクはだいたいここの「コッタレス抜き」と言う工具を使って外します。それがこのSUPERSIXにも使えるわけです。

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普通のコッタレスクランクはスピンドルの先端が四角(スクエア)のボルト状になっていて、このコッタレスクランクプラーの軸がそこに当たってクランクを押し出すのですが、今回の場合はM8のボルトがスクエアボルトの代わりになります。

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ドライブ側も全く同じ。ノンドライブ側のスピンドルにクランクボルトを入れるのを忘れない、と言うのがコツといえばコツ。

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別に逆ネジとかにはなってないので、コッタレスクランクプラーを時計回りに回して押し込めば外れます。
 

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続いてスピンドルを外します。引っ張るだけで抜けることもあるのですが、今回は少々堅かったのでまずはプラスチックハンマーで叩きます。

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最後はシートピラーを切った時に余ったアルミのパイプを当てて、プラスチックハンマーで叩きます。

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2021/02/12

メモ:achemsoのtocentryの黒枠

ACSの論文誌の原稿をLaTeXで書くためのパッケージachemso。説明書であるachemso.pdfを良く読むとたいていのことは書いてある(例えばtwo columnフォーマットで出力するためには

\documentclass[journal = jacsat, layout=twocolumn]{achemso}

と書けば良い、など)のですが、Graphical TOCを挿入する時にできる5cm×5cmの黒枠をどうやったら消せるか(あるいはどうやったらリサイズできるか)は書いてなくて分かりませんでした。でも世の中にはやっぱり同様に悩んでいた人はいたようで、Googleで"achemso tocentry black frame"とかで検索するとちゃんと出てきます。そこで見つけた

https://tex.stackexchange.com/questions/338211/achemso-table-of-content-frame

には次のように書いてあります。

There are a couple of things here. First, you need \makeatletter to access internal commands: see What do \makeatletter and \makeatother do?. Second, you don't want to make new variables, just to set them

\makeatletter
\setlength\acs@tocentry@height{4.75cm}
\setlength\acs@tocentry@width{8.5cm}
\makeatother

これを

\usepackage

の後ぐらいに入れておくと、Graphical TOCの黒枠のサイズが変化します。なぜか上記のままだと縦長の四角になるのでheightとwidthを逆にしないといけなかったのですが、ちゃんとサイズ変更ができました。

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2020/10/11

ロードバイクを組んでみる(5)

(4)で書いたようにリアディレーラーのケーブルには少々苦労したのですが、フロントディレーラーとブレーキは特に問題なし、最後にハンドルバーテープを巻きます。

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「バイチャリ」でデザインが気に入った赤黒マダラのレースリボンを買ったのですが、安いのには理由有り、で何と1本半分しかありません。頑張って節約しながら巻いたものの若干不足で、「上ハン」にするとバーテープの無いところを持つことになってしまいます。ただまあ、僕自身「上ハン」を持って走ることは滅多にないので、気にしないことにします。と言うことで完成版はこれ。

Caad9

ULTEGRAのペダルを付けて、完成車重量は8.08g。キャノンデールのアルミロードバイクが「カーボンキラー」と呼ばれるようになったのはこのCAAD9の後継のCAAD10からだそうですが、普及価格帯のカーボンバイクの完成車重量が8kg程度であることを考えると、こいつを「カーボンキラーもどき」と呼んでもいいのではないでしょうか?

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ロードバイクを組んでみる(4)

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キャリパーブレーキとディレーラーを仮止めして、いよいよケーブルを張ろうとしてBB下を見てみると...K7im5055

あら何と、ケーブルガイドがありません。シマノのケーブルガイドは普通に自転車屋で売っているのですがサイズ違いで使えないので、純正品を手に入れるしかありません。探してみるとヤフオクなどで出品している例もあるのですが、いずれも海外通販の代行らしい。となれば自分で買えば良いので、cannondale expertsで購入しました。

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まずはSTIレバーにシフトケーブルとブレーキケーブルを通します。

Stishift

アウターケーブルをハンドルに仮止め。

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ケーブルの取り回しによってフリクションが変わるので、そこで技術の差が出るらしいのですが、どうせこちらは素人なのであまり気にしないことにします。

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ケーブルを緩みの無いように引っ張ってディレーラーに固定するのですが、プライヤでケーブルを引っ張ったものでポリマーコーティングがはげて毛羽立ってしまいました。ちょっと残念。

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次はディーラーズマニュアルに従ってディレーラーの位置調整。

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ディレーラーをトップ側とロー側に動かしてガイドプーリーがそれぞれのギアの真下に来るように調整しなければなりません。ところが調整ボルトをどう動かしてもローギアの真下まで行かないのでだいぶ悩んだのですが、インナーケーブルのテンション調整によってうまくいきました。

続いてチェーンの長さを調整し、クイックリンクで繋ぎます。最初はクイックリンクをカシメるために専用工具が必要かと思ったのですが、このサイトを見て工具無しでも繋ぐことができました。

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チェーンを張ってリアディレーラーを動かしてみたところ、特に問題なくシフトします。逆回転したときに若干重さ?を感じるような気がするのですが、順回転ならば異音もなく、スムーズに回転しているような気がします。

Low Top 

うまく調整できているかどうか自信は無いのですが、とにかくシフトレバーを動かした時の「カチッ」と言う音とともに「シャコン」と言う感じでギアが切り替わる気持ちの良い感覚はさすがULTEGRA。シフトレバーを動かすと「ガラガラガシャン」とシフトチェンジするTIAGRAとは雲泥の差、と言って良いでしょう。

 

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2020/10/09

ロードバイクを組んでみる(3)

パーツですが、節約のためになるべく中古品を使います。近くの「バイチャリ」と言う中古品のショップで買ってきたハンドルはトラディショナルベンドのFSA ENERGY。アルミ製で実測重量は280gです。

Handle

先にSTIレバーの位置を合わせて取り付けておきます。

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ステムもFSA。重量は130gです。

Stem

コラムスペーサーは車体に合わせて赤いアルミ製にしてみました。

Spacer

サドルは230gのBONTRAGER RL。シートポストはKOGAのものです。これらのブランド等にこだわりは無いのですが、そこそこ軽くて価格が手頃なものを選んでいます。

Seat

コンポセットは中古品で組む自信が無いので、新品のSHIMANO R8000 ULTEGRAを選択しました。

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ボトムブラケットにSHIMANOのSM-BBR60を挿入するのですが、重要なところなのでグリスはシマノのプレミアムグリスをたっぷりと塗ります。

Bb

クランクにもたっぷりとプレミアムグリスを塗って挿入。

Crank

左のクランクを固定すればBB周りは終了です。

Lcrank

続いてリアホイールにカセットスプロケットを組み込みます。ホイールは、昨年中古で買ったMAVIC COSMIC ELITE UST。SHIMANOの9sスプロケットを入れてCAAD8 6で使っていたホイールを流用します。

Cosmic

スプロケットは決まった向きにしかはまらないので、順番さえ間違えなければ難しいことはありません。

Sproket

専用工具(スプロケリムーバーとフリーホイールリムーバー)でしっかりと固定して完成です。

Wheel

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2020/10/07

ロードバイクを組んでみる(2)

バイクをいじるためには、いろいろと工具を揃えておく必要があります。

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一番良く使うのは右端のヘキサゴン(六角)レンチ。自転車業界ではなぜか「アーレンキー」と呼びます。長さ5cmぐらいの簡易のセットは他にもいくつか持っているのですが、やはりそれなりの長さがあって片端がボール状になっているものが使いやすい。私は近くのホームセンターでEIGHTのセットを買ったのですが、この会社の商品としては廉価版ながら精度が良い感じがします。

右から2番目はチェーンカッター。3番目は4N/mと5N/mのトルクレンチのセットです。そして一番左はシマノのクランクを外すため(だけ)の工具です。

代表的な自転車専用工具と言えばこれ。

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リアホイールにスプロケットを付けたり外したりする工具です。スプロケの付け外しなんてめったにしないのですが、しかしその「めったに無い」機会には絶対に必要な工具です。

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ボトムブラケット(BB)を付けたり外したりする工具たち。左上の銀色のパーツはソケットレンチにはめて使うためのアダプタで、クルマのタイヤ用のトルクレンチでトルクを見ながらBBを取り付けよう、と思って購入しました。ところがこのアダプタ、あまり噛み合わせが良くなくてすぐに外れてしまうのです。と言うことで結局トルクコントロールは諦めて、一番下のトルク用レンチを使うことになりました。因みに右上はシマノのプレミアムグリース。BB周りなど重要な部分に使うことにしています。

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これらは汎用工具で、右からパイプカッター、ニッパー、電装圧着工具、ワイヤーカッターです。パイプカッターはヘッドチューブやシートステーが長すぎる時に使います。ニッパーはちょっとしたもの切る時に使い、電装圧着工具はワイヤーのエンドキャップをカシメるためです。また左端のワイヤーカッターはニッパーで代用できないこともないのですが、ブレーキワイヤーやシフトワイヤーを一発で切るのに役に立つし、ケーブルのアウターを切るためには必須です。

そして一番の大物はこのメンテナンススタンド。

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ロードバイクの整備は天地をひっくり返して地面に置けばたいていのことはできるのですが、やはりメンテスタンドに置いて立ったままで(少なくともかがまないで)置ければ間違いなく作業効率が上がります。特にディレーラーの調整は、メンテスタンドの上でやったほうが絶対に楽です。このGORIXのメンテスタンドは他メーカー品よりもだいぶ安いのですが、安定感は十分で使い勝手も良くてオススメです。

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2020/10/03

ロードバイクを組んでみる(1)

確か今年の初め頃だったと思うのですが、本屋でとても気になる本を見つけました。

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私は学生時代にサイクリング部に属していました。夏合宿での落車がきっかけで一回生の時にクビになったものの、一通りの自転車整備の仕方は習ったので、その後も多少の自転車のメンテはやっていたのです。しかしそれから既に40年。その間にロードバイクは素材もメカニズムも大きく進化して、全く別物と言っても良いものになっています。自分用としては10年ほど前にcannondale CAAD8 6を購入して、タイヤ交換やワイヤーの張り替えなど基本的な整備はしていたものの本格的にいじったりはしてなかったので、一度ばらして自分でオーバーホールでもしてみようかな、と思った矢先にこのムックを見つけたのでした。

最初はこの本を参考にコンポの交換でも、と思っていたのですが、見ているうちにムクムクと「イチからロードバイクを組んでみたい」と言う欲求が高まってきました。このムックは「最新のDI2油圧ディスクブレーキエアロロードバイクから、ちょっと古めのカーボンロードバイク、クラシックなクロモリロードまで」扱っているので、どこから手を付けるか、が問題。最新のバイクを自作で安く作る、と言うのも魅力的ではあったのですが、初心者がゼロから始めるにはハードルが高すぎるような気がします。と言うことで、身近に「お手本」のあるcannondaleのアルミフレームから組むことに決めました。

と言うことでネット上で探して手に入れたのがこれ。

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2010年製のcannondale CAAD9 5のフレームで、US製としては最後の年のもの。シートステーに書かれた"HAND MADE IN USA"のロゴが目立っています。製造後10年の金属製フレームは金属疲労の面で微妙だ、と言われているそうですが、別にレースに出るわけではないので気にしません。むしろおかげで手頃な価格で買えたのでよしとします。

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ヘッドチューブに大きなかき傷があるものの他の部分は概ねきれいで、素人目にはフレームの歪みなどもなさそう。早速フレームの重量を測ってみると1.81kg(フォーク、ヘッドパーツ、BB込み)で、普及版のカーボンフレームならば十分に対抗できる軽さなんじゃないでしょうか。cannondaleのアルミフレームバイクが「カーボンキラー」と呼ばれるようになったのはCAAD10からだそうですが、素人が「カーボンキラーもどき」を組むための車体としては、ちょうど良いのではないかと思います。

cannondaleのフレームですが、ある時からボトムブラケットはBB30と言う独自規格になっています。つまりシマノのクランクを使おうと思ったら、アダプタを圧入しなければなりません。このフレームが作られた2010年はBB30が使われているはずなのでどうなっているか不安だったのですが、現物が届いてから見てみるとちゃんとネジが切ってあります。アメリカで売られていた"CAAD9 105"のクランクはBB30対応のFSA Gossamerでしたが、どうやら日本で販売した"CAAD9 5"はSHIMANO 105 Compactが付いていた様子。と言うことでシマノのBBがそのまま取り付けられると言うことが分かりました。ラッキー。

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