2024/05/27

Office製品(Word, Excel, PowerPoint)で実行時エラー53が出る場合の対処法

MacでMicrosoft Office(Word, Excel, PowerPoint)を使っていると時々起きる「実行時エラー53」。実害は無いのだけれど、いちいち起動時に出るエラーメッセージの[OK]を何回もクリックしなければいけないので面倒です。このエラーはAcrobat DCを使っていると時々出てくるらしく、ネットで検索すると対処方法が沢山ヒットするのですが、その中で「ツールメニューのアドインから不要ファイルを消す(あるいは不使用にする)ことで解決する」と書かれていることがあります。ところがそれでは解決しないことがほとんど(少なくとも私の場合)で、その度に検索し直すのも面倒なので、メモ代わりにここに書いておきます。因みに同じ内容はAdobe Communityに書いてあるのですが、無くなる、と言うこともありうるのでここに書き写しておきます。

1) Finderから"~/Library/"を開く。(「移動」メニューから「フォルダに移動」をタイプして出てきたウインドウで入力。あるいはOptionキーを押して「ライブラリ」を選択)

2) "Group Containers/UBF8T346G9.Office/ユーザー コンテンツ/スタートアップ"を開く。

※あるいは、「フォルダ移動」で "~/Library/Group Containers/UBF8T346G9.Office/User Content.localized/Startup.localized/"を入力しても良い。

3) ExcelフォルダからSaveAdobePDF.xlamを、PowerPointフォルダからSaveAdobePDF.ppamを、WordフォルダからlinkCreation.dotmを削除する。

4) アプリを再起動した時に、例えば「SaveAdobePDF.ppamが見つからない」と言うエラーメッセージが出た場合はツールメニューの「アドイン」から該当ファイルを消去する。

2024.10.17追記

上記のファイルが無いにも関わらずエラーが出る場合は、

/Library/Microsoft/Office365/User Content/Startup/

の中に

PowerPoint/SaveAdobePDF.ppam
Word/linkCreation.dotm

が入っているので、こちらを消すこと。

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2021/11/26

MAVIC Instant Drive 360の固着

2月にamazonで購入したMAVICのホイールKSYRIUM SL。自分で持っているホイールの中では一番軽いので、主にヒルクライムやレースなどの「勝負ホイール」として使っていました。ところが10月に入って練習に行こうとしようとしたところ、フリーハブが空回りするではありませんか。いろいろ調べてみるとKSYRIUM SLに採用されているフリーボディのID360は4,000km-5,000kmごとにグリスアップしなければならないそうです。ただ、私が使ったのはまだ1,200km程度。まだまだ大丈夫だろうと思っていたのですが、しかし6月に参加した「磐梯吾妻ヒルクライム」では2日とも雨の中で走ったので、ひょっとしたらそのおかげでグリスが流れてしまったのかも知れません。と言うことで、とりあえず分解してみることにしました。

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まずはスプロケットを外すとフリーボディが出てきます。このフリーボディ、工具不要で単に引っ張れば外れるらしいのですが、押しても引いてもびくともしません。こりゃ、錆びついているのは間違いないぞ、と言うことで、隙間にKURE CRC 5-56をたっぷりと吹きつけて、スプロケットを取り付けてその裏(ノンドライブ側)に木の棒を当てて軽く叩いてみました。

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無事外れたのですが、案の定サビサビです。

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ホイール側も錆だらけで、しかもラチェットがどうしても外れません。

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でもまあ、ラチェット同士はフリーボディ側のスプリングが押してかみ合わせられるはず、と考えて、そのままグリスを塗って(もちろんフリーボディ側のラチェットとスプリングにもたっぷり塗って)元に戻しました。

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しかし、ラチェットはやっぱり空回り。そもそも「マニュアル」によればホイール側のラチェットの裏にもグリスを塗ることになっています。また購入した業者を通じてMAVICに確認してもらったところ、ラチェットの表面は滑らないような特殊加工がされているそうで、錆びてしまうと機能が果たせなくなるらしいのです。と言うことでラチェット2枚とスプリング、グリスのセット(品番LV2251701)を購入して交換することにしました。

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となると何とか固着したホイール側ラチェットを外さないといけません。錆落としには5-56、と言うことで再びたっぷりと吹きつけて2週間ほど放置してみたのですが全く変化なし。これは何とかラチェットの裏からアクセスする必要がある、と言うことで、アクスルを外すことにしました。

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そのためにはまずノンドライブ側のCリングを外します。(その下にウェーブワッシャーが入っているので無くさないように注意。)

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ここでアクスルをプラハンマーで叩くと反対側に出てくるのですが、ドライブ側にもCリングがはまっているのでそれも外します。またノンドライブ側の内側にはOリングが入っていてちょっと引っかかるのですが、強引に引っ張るとアクスル全体が外れます。

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ラチェットの内側にはまっているパッキンを外してそこにマイナスドライバーを当てて、いったんアクスルを戻してノンドライブ側から叩きます。

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外れた!

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デグリーザーでグリスを落としてきれいにしたのですが、案の定サビサビ。

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新品のラチェットと比べると、その錆っぷりが分かります。

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本当はラチェットがはまっている「イヤーローブ」も交換した方がいいらしいのですが、少なくとも国内ではどこにも在庫が無いようなので諦めて、ラチェット、スプリング、パッキンを交換し、指定場所にグリスを塗って組み付けました。そして、結果は成功!約1ヶ月半かけて、ようやくKSYRIUM SLが復活しました。

それにしてもMAVIC ID360は、濡れたら分解とグリスアップが必須、と言うのを心から理解しました。と言うか、6月に濡れてグリスが流れて?から4ヶ月間、よくぞ問題なく回っていたものです。

ID360は固着してなければ分解は簡単で、グリスも小袋1つを1回分として使えば良いのでメンテナンスは簡単、とも言えるのですが、それにしても雨の中2日を走っただけでこんなになるのは困ったもの。またこのフリーハブグリス自体もいつでも手に入る、と言うものではなくて、通販でもすぐに欠品になってしまいます。と言うことで、教訓。KSYRIUM SLは雨の日は絶対に使わない。以上!

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2021/05/22

PF30の分解と換装(BB30の分解と換装(4))

BB30かと思っていたら実はPF30だった「2016年式SUPERSIX EVO」のボトムブラケット。PF30のカップを外すのが面倒だったこともあって、BB30ベアリングの後に左右別体の24mmコンバーターを入れて、シマノのクランク(FC-R8000)を挿入した、と言うのが前回までの経緯でした。フロントディレイラーも何とか調整できたので、早速走りに出てみました。

すると2kmほど走ったところで左足が外れたような感覚があったのです。最初はペダルが外れたのかと思ったのですが、止まって見てみると何とノンドライブ側のクランクがスピンドルから外れていました。当然、クランクの固定ボルトは思いっきり締めていたのですがあんまり関係なし。クランクボルト(スピンドルの中央にねじ込む樹脂製のボルト)は外れてどこかに飛んで行ってしまってました。シマノのノンドライブ側のクランクは「外れ止め」のプレートを押し込んでスピンドルに空いている穴に挟まるようにするのですが、どうやらスピンドルの頭の出方が浅くて、外れ止めプレートの爪が引っかかってなかったようです。

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やはりBB30用のコンバータはBB30のベアリングの代わりに入れるもので、PF30のカップ(当然BB30ベアリング互換)の中に入れてもいい、と言うわけではなかったようで。当たり前と言えば当たり前の結末でした。

と言うことで、BB30用コンバータはお役御免となって、PF30用のコンバータを購入することにしました。本当はGUBのセラミック球のコンバーターにしたかったのですが、AliExpressはどうしても2〜3週間ほどかかってしまうので、ここはamazonを使うことにしました。

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自転車 軽量 ボトムブラケット BBセット ロードBB シマノ PF30 68mm PF30 to 24 (BB4624)

ノーブランド品ですが、説明書にはTOKENの文字があります。実際TOKENのPF30 to 24のコンバーターを見るとそっくりなので、たぶんTOKENのNinja(BB841T-46)のOEM?なのではないかと思います。

このコンバーターを入れるためにはBB30 to 24のコンバーターとPF30のカップを外さないといけないのですが、例によってBB2430ツールキットを使ってやります。片方は簡単に外れたのですが、もう一方(確かドライブ側?)はいくらねじ込んでも外れないので、アダプタを入れたりしつつ工夫して外しました。で、外した後を見てみると、コンバーターとPF30のカップが一緒に外れていました。

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と言うことでようやくきれいになったSUPERSIXのBB。

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当然のことながらPF30用のコンバーターはサイズがぴったり。

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このコンバーターにはフィッティング用のツールが付属しているのですが、せっかくシマノHollowtech II用のスパナがあるのでこれを使います。

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次はいよいよシマノクランクの挿入ですが、よくよく見たらBB30用のコンバーターにはまっていたベアリングが残っています。これを外さないと、当然PF30コンバーターと干渉します。

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プライヤでつかんで引っ張ってみてもダメ。また万力に挟んでスピンドルを叩いてみるかと思ったのですが、チェーンリングが邪魔して挟むことができません。と言うことでまずはチェーンリングを外してそれから万力に挟もう、と思ってチェーンリング外し用のトルクスレンチT30を買ってきて外しました。

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ところがチェーンリングを外した状態でベアリングの根本を見ると隙間が見えたので、ここにマイナスドライバーを差し込んでみると...

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外れました!

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と言うことで、SUPERSIX EVOのBBに入れたPF30-24コンバーターにクランクを差し込んだのがこの写真。クランクのスピンドルの端が十分に出ているのが見てとれます。

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ここにノンドライブ側のクランクをセットして、ようやく完成、となりました。
 

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2021/05/19

BB30の分解と換装(3)

ベアリングの奥にあった謎の「壁」は何なのか。分からない時には誰かに聞いてみればいい、と言うことで、当たってみたのがfacebookの「全国40歳以上スポーツ自転車に乗ってます」のグループ。そこでいろいろと有用なアドバイスを頂いたのですが、その中で一番重要な情報だったのは、2016年型のSUPERSIXは実はBB30ではなく、PF30が使われていた、と言うある意味驚愕の事実でした。確かに以下のリンクを見ると、明確に「ボトムブラケットはPF30規格です」と書いてあります。

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SUPERSIX EVOはダウンチューブの下に大きく「BB30」と書いてあるのでそれを信じていたのですが、単に「BB30系のボトムブラケット」だ、と言うことだったのですね。と言うことは、ベアリングの奥に見えていた「壁」はPF30のカップ。これを外さなければ左右のパーツを中央のネジで締め込む「ウィッシュボーンタイプ」のBBコンバーターは使えないことになります。このPF30のカップですが、BB2430ツールキットで外すのは難しそうだったので、とりあえずこのままにしておいてBB30ベアリングの代わりにはめ込むタイプの24mmベアリングを使ってみることにしました。

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そこで再びAli Expressで購入したのがこれ。WEEK EIGHTの「圧入ボトムブラケットシマノクランクセット」というもので、1セットわずか1,687円と激安でした。

注文から2週間ほどで届いたので早速挿入。あちこち調べるとBBまわりのパーツを取り付ける時にはWAKO'Sのブレーキプロテクターの塗布を推奨していることが多いのですが、いささかお高いのでアストロプロダクツで買ってきた「ブレーキシムグリス」を使います。

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この圧入はBB2430を使えばOK。

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取り付け完了!なのですが、何となくこのコンバーターとフレームの間にすき間が空いているような気がします。

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クランクを組み込んだ状態を確認すると、ノンドライブ側のスピンドルの頭が十分に出てないような気が...

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でも一応クランクを取り付けることはできたので「これで完成!」と言うことにして、フロントディレイラーの調整もして久々に走れるようになりました。

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ところがところが。やはり私は大きな間違いをしでかしていたのでした。

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2021/04/15

BB30の分解と換装(2)

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BB30のベアリング。ハンマーで叩いて取り出す、と言う荒技もあるそうですが、フレームやベアリング自体を痛めるのは嫌なので専用工具を使います。BB2430ツールキットと言うのがあって、まともに買うと24,000円以上するらしいのですが、同じもの(塗装が違いますが)をamazonで2,999円で売っていたので購入しました。

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ツールボックスはおろか使用説明書も付いていないので、ついていた紙切れのQRコードでアクセスしたサイトで使い方を調べるしかないのですが、要はベアリングを内側から押し出せば良いので考えれば何とかなります。

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まずはこの小さなパーツを中に入れてベアリングの内側にセットします。そして細くて黒いパーツを通した長いネジ(キャップスクリュー)をドライブ側からセットして、大きなワン型のパーツにねじ込みます。

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キャップスクリューをアーレンキーで回して押し込むと、小さな銀色のパーツが後ろからベアリングを押し出して簡単に外れます。

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ドライブ側も全く同じで、これでBB30の分解完了!コンバーターは、AliExpressで3,150円で買ったGUBのセラミック球の製品です。

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これを両側から挿入してシマノBB用の工具で締め込めば良いだけなので、すぐに済むと思ったのですが...

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なんと、入口のところでつっかえて入りません。実はベアリングを外した時に後に残っているはずのサークリップが無かったのでおかしいな、と思っていたのですが、何とこのSUPERSIXのBBは真直ぐな穴ではなく、ベアリングが奥まで入って行かないように壁(写真の黒い部分)があるのです。

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最初はこれはゴムか樹脂ですぐに取れるかと思ったのですが、試しにラジペンで引っ張ってみてもびくともしない。それどころか、表面の黒い部分は単なる塗装で、その裏には金属光沢があることが分かりました。もしかしてこれは、フレームの一部?だとするとこの黒い部分の内径の32mmよりも細いコンバーターでないと使えないことになります。さて、どうしよう?

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2021/04/14

BB30の分解と換装(1)

半年ほど前にフレームから組んだCAAD9は始めからBBにネジが切ってあったのですぐにシマノのクランクを使うことができたのですが、2016年型SUPERSIX EVOに入っているのはBB30とcannondale純正のSIクランク。BB30は使い続けているうちに異音が出てくる、と言う話を聞いてましたし、またフロントの52-36Tは少々きつい、と言うことで、シマノへのコンバーターを入れてシマノクランクに換装することにしました。

まず最初にしないといけないのはクランクの取り外し。いろいろ調べたところ純正工具にkt013というのがあって、これを使えば簡単に外れるそうです。ところがこの部品、ネット上のどこを探しても無い。たまにヤフオクとかメルカリに出ているようなのですが、べらぼうな値段が付いていて手が出ません。と言うことで調べてみると単3乾電池を直列につないでスペーサーとして使えば良い、と言う情報もあるのですが、しかし力が加わった乾電池が潰れてひどい目にあった人もいるらしい。別に乾電池である必要はなくて適当なサイズ(長さ10cmぐらい、直径10mm以下)の「つっかえ棒」があれば良いので、私が用意したのはこれ。

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長さが6cmと4cmのM8のボルトです。これをナットで接続して1本の棒にします。

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これで乾電池2本の代わりになるはずです。さて、まずはクランクボルトを外すのですが、これは10mmのアーレンキーでOKです。

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クランクボルトを外した後のスピンドルの穴に、用意したボルトを挿入します。

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続いて使うのは「コッタレスクランクプラー」。この「コッタレスクランクプラー」はママチャリなどのクランク外しにも使える標準的な自転車用の工具なのですが、謎だったのが「コッタレス」の意味。いろいろ調べてみると昔はクランクを固定する「コッターピン」と言うのがあったそうです。

実用車の修理

で、このコッターピンが無いのがコッタレスクランク。今はコッターピンがあるクランクの方がレアなので、普通の自転車のクランクはだいたいここの「コッタレス抜き」と言う工具を使って外します。それがこのSUPERSIXにも使えるわけです。

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普通のコッタレスクランクはスピンドルの先端が四角(スクエア)のボルト状になっていて、このコッタレスクランクプラーの軸がそこに当たってクランクを押し出すのですが、今回の場合はM8のボルトがスクエアボルトの代わりになります。

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ドライブ側も全く同じ。ノンドライブ側のスピンドルにクランクボルトを入れるのを忘れない、と言うのがコツといえばコツ。

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別に逆ネジとかにはなってないので、コッタレスクランクプラーを時計回りに回して押し込めば外れます。
 

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続いてスピンドルを外します。引っ張るだけで抜けることもあるのですが、今回は少々堅かったのでまずはプラスチックハンマーで叩きます。

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最後はシートピラーを切った時に余ったアルミのパイプを当てて、プラスチックハンマーで叩きます。

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2021/02/12

メモ:achemsoのtocentryの黒枠

ACSの論文誌の原稿をLaTeXで書くためのパッケージachemso。説明書であるachemso.pdfを良く読むとたいていのことは書いてある(例えばtwo columnフォーマットで出力するためには

\documentclass[journal = jacsat, layout=twocolumn]{achemso}

と書けば良い、など)のですが、Graphical TOCを挿入する時にできる5cm×5cmの黒枠をどうやったら消せるか(あるいはどうやったらリサイズできるか)は書いてなくて分かりませんでした。でも世の中にはやっぱり同様に悩んでいた人はいたようで、Googleで"achemso tocentry black frame"とかで検索するとちゃんと出てきます。そこで見つけた

https://tex.stackexchange.com/questions/338211/achemso-table-of-content-frame

には次のように書いてあります。

There are a couple of things here. First, you need \makeatletter to access internal commands: see What do \makeatletter and \makeatother do?. Second, you don't want to make new variables, just to set them

\makeatletter
\setlength\acs@tocentry@height{4.75cm}
\setlength\acs@tocentry@width{8.5cm}
\makeatother

これを

\usepackage

の後ぐらいに入れておくと、Graphical TOCの黒枠のサイズが変化します。なぜか上記のままだと縦長の四角になるのでheightとwidthを逆にしないといけなかったのですが、ちゃんとサイズ変更ができました。

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2020/10/11

ロードバイクを組んでみる(5)

(4)で書いたようにリアディレーラーのケーブルには少々苦労したのですが、フロントディレーラーとブレーキは特に問題なし、最後にハンドルバーテープを巻きます。

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「バイチャリ」でデザインが気に入った赤黒マダラのレースリボンを買ったのですが、安いのには理由有り、で何と1本半分しかありません。頑張って節約しながら巻いたものの若干不足で、「上ハン」にするとバーテープの無いところを持つことになってしまいます。ただまあ、僕自身「上ハン」を持って走ることは滅多にないので、気にしないことにします。と言うことで完成版はこれ。

Caad9

ULTEGRAのペダルを付けて、完成車重量は8.08g。キャノンデールのアルミロードバイクが「カーボンキラー」と呼ばれるようになったのはこのCAAD9の後継のCAAD10からだそうですが、普及価格帯のカーボンバイクの完成車重量が8kg程度であることを考えると、こいつを「カーボンキラーもどき」と呼んでもいいのではないでしょうか?

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ロードバイクを組んでみる(4)

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キャリパーブレーキとディレーラーを仮止めして、いよいよケーブルを張ろうとしてBB下を見てみると...K7im5055

あら何と、ケーブルガイドがありません。シマノのケーブルガイドは普通に自転車屋で売っているのですがサイズ違いで使えないので、純正品を手に入れるしかありません。探してみるとヤフオクなどで出品している例もあるのですが、いずれも海外通販の代行らしい。となれば自分で買えば良いので、cannondale expertsで購入しました。

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まずはSTIレバーにシフトケーブルとブレーキケーブルを通します。

Stishift

アウターケーブルをハンドルに仮止め。

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ケーブルの取り回しによってフリクションが変わるので、そこで技術の差が出るらしいのですが、どうせこちらは素人なのであまり気にしないことにします。

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ケーブルを緩みの無いように引っ張ってディレーラーに固定するのですが、プライヤでケーブルを引っ張ったものでポリマーコーティングがはげて毛羽立ってしまいました。ちょっと残念。

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次はディーラーズマニュアルに従ってディレーラーの位置調整。

Rd1

ディレーラーをトップ側とロー側に動かしてガイドプーリーがそれぞれのギアの真下に来るように調整しなければなりません。ところが調整ボルトをどう動かしてもローギアの真下まで行かないのでだいぶ悩んだのですが、インナーケーブルのテンション調整によってうまくいきました。

続いてチェーンの長さを調整し、クイックリンクで繋ぎます。最初はクイックリンクをカシメるために専用工具が必要かと思ったのですが、このサイトを見て工具無しでも繋ぐことができました。

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チェーンを張ってリアディレーラーを動かしてみたところ、特に問題なくシフトします。逆回転したときに若干重さ?を感じるような気がするのですが、順回転ならば異音もなく、スムーズに回転しているような気がします。

Low Top 

うまく調整できているかどうか自信は無いのですが、とにかくシフトレバーを動かした時の「カチッ」と言う音とともに「シャコン」と言う感じでギアが切り替わる気持ちの良い感覚はさすがULTEGRA。シフトレバーを動かすと「ガラガラガシャン」とシフトチェンジするTIAGRAとは雲泥の差、と言って良いでしょう。

 

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2020/10/09

ロードバイクを組んでみる(3)

パーツですが、節約のためになるべく中古品を使います。近くの「バイチャリ」と言う中古品のショップで買ってきたハンドルはトラディショナルベンドのFSA ENERGY。アルミ製で実測重量は280gです。

Handle

先にSTIレバーの位置を合わせて取り付けておきます。

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ステムもFSA。重量は130gです。

Stem

コラムスペーサーは車体に合わせて赤いアルミ製にしてみました。

Spacer

サドルは230gのBONTRAGER RL。シートポストはKOGAのものです。これらのブランド等にこだわりは無いのですが、そこそこ軽くて価格が手頃なものを選んでいます。

Seat

コンポセットは中古品で組む自信が無いので、新品のSHIMANO R8000 ULTEGRAを選択しました。

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ボトムブラケットにSHIMANOのSM-BBR60を挿入するのですが、重要なところなのでグリスはシマノのプレミアムグリスをたっぷりと塗ります。

Bb

クランクにもたっぷりとプレミアムグリスを塗って挿入。

Crank

左のクランクを固定すればBB周りは終了です。

Lcrank

続いてリアホイールにカセットスプロケットを組み込みます。ホイールは、昨年中古で買ったMAVIC COSMIC ELITE UST。SHIMANOの9sスプロケットを入れてCAAD8 6で使っていたホイールを流用します。

Cosmic

スプロケットは決まった向きにしかはまらないので、順番さえ間違えなければ難しいことはありません。

Sproket

専用工具(スプロケリムーバーとフリーホイールリムーバー)でしっかりと固定して完成です。

Wheel

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