2017/02/28

さよならGPZ1100

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私がバイクに乗り始めたのは学部1回生の時。1980年のことなので、もう37年も前になります。その時に個人売買で買ったのは「ゼロハン」(当時は「原チャリ」とは言わなかった)のHONDA MB5だったのですが、それ以降DT125、Z250FT、VF400F、VF250F、SRX600と中古ばかりを乗り継ぎました。そして広島大学の助手だった1998年に買ったのがKAWASAKI GPZ1100。広大近くの「フラッグ」というショップで、初めて新車を購入したのでした。

当時はもう結婚して子供もいたのでツーリングなどで遠出をすることはなくなっていたのですが、しかしそれでも単身赴任の時には京都と広島の間を往復したり、通勤のついでに京都市内を巡ったり、そしてつくばに来てからは東海との間を行ったり来たりしつつ19年乗り続けました。その間の走行距離は約35,000km。年平均2,000km弱と言うのは決して多くはないのですが、それでもきちんと整備しながらコンスタントに乗り続けて来ました。

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しかし転機となったのは昨年の9回目の車検の時。バイク屋さんから「次の車検ではだいぶ手を入れないといけないかも」と言われたのがきっかけでした。実はそのちょっと前に久々のワンデーツーリングをしたのですが、それが思ったほど楽しめなかったと言うか何と言うか... とにかくこれまで楽しいと思っていたバイクを、あまり楽しめていない自分を発見してしまったのです。

でもまあ考えてみれば当然で、40年近くも乗っていれば飽きもすると言うもの。その上年を重ねて体力が落ち、気力も減退して我慢がきかなくなってきた、と言うことになれば、バイクに乗ってしんどい先に見える楽しさなんて、感じられるはずもありません。

と言うことでついに先日、19年乗ったGPZ1100を手放すことを決めました。車検が切れたからの方が良いかとも思ったのですが、でも逆に車検が切れれば売りにくくもなるかも知れないので、今がタイミングかと思ったわけです。

で、ヤフオクに出したところ、ちゃんと買ってくれる人が現われました。競りは寝ている間に進んでいたようなのですが、最初に設定した金額よりも多少高めで無事決着。落札してくれた方は北海道の人だったので、運送業者に引き取られていきました。

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19年ともに走ってきた愛車でしたが、ここで欲しいと思ってくれた人の元に行くのはきっとバイクにとっても幸せなはず。寂しいと言うよりもむしろ晴れ晴れとした想いで、心の中で「ドナドナ」を口ずさみながら見送りました。

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2016/04/06

備忘録:YosemiteからEl Capitanへ

仕事用MacBook Airも自宅用MacBook ProもYosemiteで何の問題もなかったので(むしろEl Capitanにして問題が出るのが嫌だったので)OSのアップデートせずに半年過ごしていたのですが、ごく最近アップデートすることになり多少のトラブルに遭いました。と言うことで、以下は備忘録。

1) なぜアップデートすることになったか
(1-1)App StoreやiTunes StoreでApple IDの入力を求められた時に、「信頼できるデバイスに送られた認証コード」の入力を求められるようになった。しかもパスワード入力後に現われるはずの認証コード入力フィールドが出てこない。
(1-2)何度やっても同じなのでパスワードのリセットなどをしたが改善せず。どこかのサイトで「iPhoneで一度ログアウトしてログインすれば良い」と書いてあるのを見て、個人所有のiPhone6Sでログアウトして再びログインを試みた。すると「信頼できるデバイスであるiPhone5Sに認証コードを送ったのでそれを入力しろ」とのメッセージが出現。iPhone5Sは機種変更によって手元を離れたので、認証コード確認は不可能!
(1-3)いろいろ調べてみると、これはApple IDの認証方法が「2ファクタ認証」に設定されていたため。Apple IDの認証が強力になったのだが、問題はこの「2ファクタ認証」に対応しているOSがEl CapitanとiOS9しか無いこと。すなわち「2ファクタ認証」するためにはこれらのOSで動いているデバイスが2つ以上所有していなければならないのだが、僕が持っているのはiPhone6Sだけ。どうする?
(1-4)Yosemite上のSafariでiCloudにログインして、「2ファクタ認証」解除を試したところiPhone6Sに認証コードが出現。「2ファクタ認証」を解除したおかげで無事iPhone6SもApple IDログインが可能になった。
(1-5)Apple IDの認証が甘いままで放置するのは気持ちが悪いので、そのままSafariで「2ステップ確認」をオンにする。またiPhone6Sだけでは不安なので「信頼できるデバイス」にガラケーも登録。(因みに「2ファクタ認証」が出てこなくなったのだが今のところ理由は不明。)
(1-6)OSが古いままで同じことを繰り返すのは嫌なので、MacBook AirのOSをEl Capitanのアップデート。特に問題が無さそうだったので、MacBook ProもEl Capitan化。

2) 問題発生:TeXが走らない
(2-1) 実は、El CapitanにするとTeXが動かなくなると言うのは有名な話だったらしい。(例えばここ
(2-2) 調べた結果、ここに従えば比較的簡単に動くようになるらしい、と言うことでやってみる。
(2-3) この中で、MacTeX最新版ダウンロードが結構大変。ミラーサイト経由でも結構時間がかかる。
(2-4) 次のコマンド実行も4時間ぐらいかかった。
$ sudo tlmgr update --self --all
(2-5) このサイトのやり方だけではうまくいかず。こちらの「ゼロから構築」で何とかクリア。
(2-6) 以前コンパイルできた論文のtexファイルで試したところ、一応通るようになった。が、ちょっとでも修正するとエラーで進まなくなる。
(2-7) エラーの原因を一つ一つ調べたところ、元ファイルに変な文字コードが入っていたことが判明。それを削除したら通るようになった。ただ、なぜ前のファイルがそれでもコンパイルできていたのか未だに不明。(日本語のエンコーディングの問題かも?)

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2015/04/17

塚田稲荷神社

Tsukada shrine (塚田稲荷)

先日、通勤途中の常磐道からふと西側を見たら、田んぼの中に大きな桜の木とお社、そして朱色の鳥居が見えました。運転中だったためほんの一瞬のことだったのですが印象的だったので、翌日の通勤途中に立ち寄ってみました。土浦市の下坂田?にある、塚田稲荷神社です。

Tsukada shrine (塚田稲荷)

青空に鳥居の朱色と桜のピンクが映えて、とってもいい感じでした。

Tsukada shrine (塚田稲荷)

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2015/03/04

Adware

先日アメリカに出張した時のことでした。ホテルだったか友人の家だったか忘れたのですが、そこでネットに接続したあとブラウザがおかしな振る舞いをするようになりました。一つは検索エンジンで、Googleに設定していたはずがYAHOO!に変わってます。またホームページもなぜかYAHOO!になっていて、いくつかのサイトで自動的に広告のポップアップが出るようになってました。これらのうち検索エンジンとホームページは設定し直しで元に戻せたのですが、問題は広告のポップアップ。設定し直し等ではどうにもならず、調べたところadwareが悪さをしている、と言うことが分かりました。

このadware、一般的には「広告を目的とした通常は無料のソフトウェア」と言う意味でそれほど害はないらしいのですが、今回のadwareはユーザーの知らないうちに勝手にインストールされて広告を出し続けるわけで、ほとんど「マルウェア」(不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェアの総称)だと言って良いもの。私のパソコンに入っていたadwareは"Flash Mall"と言うやつなのですがGoogleで検索すると結構悪名高いものらしく、早速The Safe Macなどを参照してAdware Medicと言うソフトを走らせて、ようやく駆除することができました。(因みにちゃんとdonationもしました!)

そんなわけでadwareの厄介さを知ったばかりの私だったわけですが、最近職場から「一部のLenovo製品にプリインストールされているソフトウェアの問題」と言うsubjectで警告のメールが届きました。これは、LenovoのパソコンにプリインストールされていたSuperFishと言うadwareがとんでもなく危険な代物だった、と言う話(例えばここを参照)です。何でも不正な証明書を発行してブラウザに受け入れさせるらしく、危険なサイトでも素通しになってしまうような抜け道を作るソフトだったとのこと。言わば、家を買ったら大家が犯罪者に合い鍵を渡していた、と言う類いの話で、本当に酷いもんだと思います。

私はどちらかと言えばネット上の危険に気をつけている方だと思っていたのですが、それでも感染してしまうadwareと言う名前のマルウェア。果たして本当の自衛手段はあるのでしょうか?

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2014/08/10

STAP細胞問題

2/2にSTAP細胞関連の記事を書いてから、思わぬ展開が次々と起こったもので後始末ができないままに今になってしまいました。この間、いろいろな立場の人がいろいろな意見を述べていて、その中には同意できるものもあればできないものもある。本当はその中から自分なりの考えをまとめて披露できれば良いのですが、とてもこの流れについて行きつつ独自の考えを述べる、と言うことはできそうもないので、科学研究者の一人としての基本的な立場だけ書いておきます。

1) 正しいか正しくないか、は「自然」が決めるもの。研究者は実験事実の前には謙虚でなければならない。
2) 科学的業績と研究者の人間性は分けて考える必要がある。人間性に問題があるからと言って研究成果に問題があるわけではないし、いい人だから良い研究ができるわけでもない。また、良い研究者だって思い込みや思い違いによってミスをすることはある。
3) ただ、実験や解析の上でのミスと捏造は全くの別物。ミスは許されるが、捏造は研究者同士の信頼を損なうものであり、絶対に許されない。

この一連の問題の中で笹井さんがどんな役割を果たしたにしろ、自ら命を絶つ必要があったとは思えない。もし外的な要因によってそのような立場に追い込まれたのだとすれば、その人/組織こそ責められなければならない、と思います。一方の小保方さんは、もう一度学生から出直すべき。今からどんな実験結果を出しても、誰も信用しないと思います。

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2014/08/09

TRIUMF実験

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木曜日からカナダのTRIUMFに実験に来ています。このTRIUMFは500MeVの陽子サイクロトロンを持っていて、素粒子原子核実験から物質科学、医療応用まで幅広い実験が行われています。"Canada's national laboratory for particle and nuclear physics"と言う名前が示すようにもともとは素粒子実験のために作られたのだと思われますが、高エネルギー実験の主力部隊はCERNに行ってしまって、現在はそれ以外の実験がメインになっている模様。作られてから40年も過ぎた古い施設なのですが、ミュオンの実験施設としては世界に4ヶ所しかないうちの1つなので、ある意味貴重な存在です。私自身はこれまでミュオン実験の経験は無かったのですが、昨年から始まった「摩擦と潤滑」のプロジェクトで実験をすることになったので、見学を兼ねて実験にやって来ました。

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このTRIUMFはバンクーバー市内の西端にあるブリティッシュ・コロンビア大学のキャンパス内にあります。

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これがミュオンなどの中間子を使う実験ホールの入口。一応この中は飲食禁止と言うことになっているのですが、実験ホールのドアは開けっぱなしです。

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これが実験ホールの中で、正面の遮蔽体の中にサイクロトロンが収められています。年季が入ったコンクリートブロックが積まれている様子は、J-PARCのハドロン実験施設に似ています。

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これがミュオンの実験装置の上から見た写真。

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これは同じものを横から見ています。今回の実験は日曜日の朝までの予定で、タイヤの材料となるポリマーの運動状態を調べます。

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2014/07/22

The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉

5年前にウォーキングからスタートし、ジョギングからマラソン挑戦まで行った私の「ランナー生活」ですが、フルマラソンのサブ4は達成したものの次の目標となる?サブ3.5はとても届きそうな気がせず、そろそろ限界かな、と感じていました。もちろん頑張ればもう少し記録を縮めることはできるのかも知れませんが、しかし時計に追われながら走るのも辛いもの。と言うことで昨年ぐらいからそろそろ別の楽しみ方を見つけたい、と思うようになってきました。そんな流れで挑戦したのが昨年の「サロマ」50kmだったり今年の「萩往還」70kmだったりしたわけですが、世の中には「トレイルランニング」と言うジャンルもあるとのこと。と言うことで、一度は挑戦してみようと思ってエントリーしたのがこの「マウンテントレイル in 野沢温泉」でした。

以前は「スズキ X-Adventureトレイルシリーズ サロモン」と言う名前の賞金レースだったのが、今回からもう少し一般参加しやすいような形に変更された、とのこと。「日本有数の難関トレイルランニングコース」と言うキャッチフレーズが気になるものの、メインが65kmコースなのに対して私がエントリーしたのは「セッション1」のみを走る23kmコース。メインの半分以下の距離なら初心者でも何とかなるだろう、と考えて、いささか無謀な「トレランデビュー」となりました。

ところで「トレイルランニング」とはマラソンと登山の両方の要素を持った競技で、「専用の小型リュックサックに必要な装備を入れて走ることが普通」だとのこと。なのでまずは勉強から、と思ってこの世界の第一人者である鏑木毅さんの著書「トレイルランニング」とベースボールマガジン社から出たばかりのムック「トレイルランニング2014」を買いました。またつくばに開店したばかりのアウトドア専門店Namche Bazarに行って情報を仕入れるとともに用具も買って、自分としては準備万端で大会に臨みました。

#因みに装備ですが、バックパックはサロモンのS-LAB ADVANCED SKIN HYDRO 12 SETと言うモデルを買いました。これはお店の人に勧められたから、と言うのもあるのですが、「萩往還」で背負って走ったasicsのバックパックが背中で動いて具合が悪かったから、と言うのが大きかった。このサロモンは身体にぴったりとする「ベスト」タイプなので、走っても揺れないのがとても良いと思います。またこのバックパック(ベスト)は伸縮する素材で作ってあるので見た目以上に収納力があります。更に残量に応じて容積が変化するハイドレーション用フラスコが標準で付いている、と言うのもgood。私はこの中に「ファーストエイドキット」「レスキューシート」「iPhone」「地図」「ロングTシャツ」「雨具兼用ウインドブレーカー」を入れ「熊鈴」「緊急用ホイッスル」をぶら下げ、更にベルトポーチには電話と行動食を持って走ったのですが、後から考えるといささか過剰だったかも知れません。

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さて、レース当日の朝の天気は曇り。前日までは雨がちでこの日も予報は「曇りのち晴れ一時雨」だったので心配していたのですが、山にかかる雲はさほど重そうではなく何とか持ちそうな感じでした。

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23kmコースとなる第一セッションは、まずは野沢温泉の温泉街を走ります。標高差も小さい(100m弱)のでその後の行程に比べれば楽なのですが、それでも結構アップダウンがきついコースです。狭い温泉街の路地を走り抜け、温泉客の声援を受けながらいったんスタート地点近くに戻り、いよいよ山岳コースに突入です。

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最初は川沿いの林道コース。選手の大半を占める65kmコースの人たちは体力温存を図りながらゆっくり目の歩きで上っていたように思うのですが、こちらはたった?23kmなので早足&小走りで上ります。

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林道はここで終わり。ここからは本格的な登山道に入ります。

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前日までの雨の影響か山肌を流れる川の水量は多く、途中で何ヶ所か川や泥濘を越えて行かなければなりません。足が水に浸からないようにしながら前進する、と言うのも難しく、何ヶ所かで水や泥の中にずっぽりと足が入ってしまう、と言うことも起こります。

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登山道も最初は順調に進むことができたのですが、赤滝にさしかかろうとするところで大渋滞となります。正確には把握していないのですが、数百メートル進むのに1時間近くかかったのではないかと思います。

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その原因は前述の「泥濘」とともに「ハシゴ」と「クサリ場」。

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特にハシゴのところでは一度に2人しか上れない上にその先の狭い登山道でも渋滞が起きていたので、上る前にしばらく待たされることになりました。

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でもまあ何とか難関をクリアして毛無山山頂に到着!

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ちょっとだけ下りたところの長坂ゴンドラやまびこ駅のエイドでは、おにぎりやキュウリ、トマト、オレンジ、バナナなどを補給することができました。

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さてエイドで肉体的・精神的にチャージして、下りのコースに入ります。ここではスキー場のゲレンデに沿って下りるのかと思えばさにあらず。いきなり浮き石が多くしかも岩の表面が良く滑る「下山道」を下りることになります。ここで私はうっかり足を滑らせて2度ほどこけたのですが、特にどこかを怪我することもなくリカバーできたのが幸いでした。

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この下山コースを終えるとスキー場のゲレンデに出て広々とした風景が広がります。

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特にスカイラインコースに出てからの風景は最高!その頃には太ももの筋肉が悲鳴を上げていたこともあって、しばらく斜面に腰掛けて和みつつ、ゆっくりと坂を下りました。

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と言うことで、5時間かけてようやくフィニッシュ。スタート&ゴール地点であるオリンピックパークのエイドでは、おにぎりや野菜、フルーツの他に味噌汁も頂いてリフレッシュできました。

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なお、山道を駆け抜けた後のシューズはこの通り。トレール用のinov-8を履いて走ったのですが、普通のランニング用のシューズじゃなくて良かった、と心の底から思いました。

全体的な印象ですが、やはりトレイルランニングはマラソンなどのロードレースとは全く別物だ、と思いました。とにかくコースがバリエーションに富み過ぎているので、「キロ何分」なんて言うペース配分は無意味です。また狭い登山道を走れば前が詰まって動かなくなるのも当然で、ひたすら前に進もうと考えても消耗するだけだと思います。何と行っても重要なのは自分の体力と良く相談しながら走ることで、無理せずマイペースを貫かなければ完走は覚束ないのではないか、と思います。「スピード」と言う要素を無視できないロードレースと比べると、むしろ自然条件とその変化にどう立ち向かうか、そしてどう我慢するかがトレランの醍醐味なのかも知れません。

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2014/06/17

はじめてのコンタクトレンズ

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私が眼鏡をかけ始めたのは、確か中学生の時。その時以来約40年間、昼間は眼鏡をかけて寝る時は外す、と言う生活を続けてきました。その間に眼鏡はいくつも変えてきたものの、どんな眼鏡でも顔の一部みたいなもの。眼鏡があることは、大げさに言えば人生の一部でした。

ところが最近、ふと思い立ってコンタクトレンズを作ってみました。理由は一応サッカーなどのスポーツのため、ということだったのですが、1回ぐらいコンタクトを使ってみたかった(と言うより、使ってみようと思いついた)と言うことでした。

で、分かったのはコンタクトがいかに良いか、ということ。以下にいくつか理由を挙げます。

1) フレームが無いので視野が広い。(コンタクトしてみるまでは忘れていた)
2) マスクの時に曇らない。(まだやってないけど。もちろん暖かい部屋に入った時も)
3) 風呂の中でも使える。(これもまだやってないけど)
4) 運転中にサングラスを付けたり外したりできる。(度付きサングラスは持ってるけど外したら運転できない)
5) そもそもいろいろなサングラスを使える。(度付きサングラスはレンズの形に制限あり)

弱点は、と言えば付けたり外したりが面倒なこと。特に外すのがまだ下手なので、場合によってはかなりの時間がかかってしまいます。でもまあ慣れればスムーズに行くはずだし、ずっと使うつもりなら別のタイプもある。齢50を過ぎて、何だか人生が広がったような気がします。

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2014/05/06

第26回山口100萩往還マラニック大会70kmの部

昨年「サロマ」で初めて50km走って少々自信がついたので、次はもう少し長い距離をと言うことで「萩往還」の70kmにエントリーしました。「ウルトラマラソン」ではなく「マラニック」なので多少は楽なんじゃないか、と思ったんだかどうかは忘れてしまったのですが、サロマの100kmはアクセスも含めていろいろ大変そうだったので、それよりは参加しやすいと思って選んだのは確か。湯田温泉ならレース中に待っている妻も退屈しないだろうし、その後広島で遊んで来れるし、と言うのもこちらを選んだ理由だったと思います。

と言うことでレース前日の5/3の午前中の便で羽田から山口宇部空港に飛んで、湯田温泉に到着したのは午後2時頃。ホテルにチェックインして遅めの昼食を食べて、まずは山口教育会館で行われていた説明会に行きました。やや遅れて着いたためか、会場はほぼ満席で立ち見もかなりいる状態。そしてそのほぼ半分は3時間後にスタートを控えている140kmの参加者です。私自身もそうだったのですが、全体的に緊張よりもワクワクした雰囲気に満ちていたような気がします。

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説明会終了後受付を済ませ、スタートとなる瑠璃光寺まで行ってみました。天気は快晴。無風。そして気温は低め。夜の間は冷え込みそうですが、明日は上々のコンディションになりそうです。今回はホテルから瑠璃光寺まで4kmぐらいあったので、移動用に折り畳み自転車を持参しました。正直言って運ぶのは大変だったのですが、しかし前日の説明会と受付、当日のスタート地点への移動とゴール後の移動とフルに活躍したので持って行って良かったと思いました。

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と言うことでいよいよスタート。並んだ順に50人ほどまとまって、「えいえいおー」の掛け声とともに出発です。

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3kmほど舗装路を走ると、いよいよ「萩往還」に突入です。スタートしたばかりで元気だったので初めのうちは小走りに上がって行ったのですが、徐々に急坂になってとても走れなくなってしまいます。

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70kmコースの往路は35kmウォークの人たちと同じコースなので、板堂峠までは一緒になって登ります。

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板堂峠を越えるとすぐに県道に出て、舗装路を延々と下ります。板堂峠は標高500m以上あるので警戒していたのですが、思ったより簡単に越えてしまったためこの下りで調子に乗って飛ばしてしまいました。後から考えるとそれが太ももの筋肉痛だけでなく、右膝の痛みの原因にもなったのかも知れません。この写真で右の方に小さく見える茶色の建物はおばあちゃんがやっている私設のエイド。まだ喉の渇きは無かったのですが、ありがたくスポーツドリンクを頂きました。

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山を下りきると佐々並の集落に入ります。ここは街道沿いに古い建物が残っていて、その由来などを書いた看板がかけてあります。あんまりゆっくり見るヒマが無かったのですが、萩往還が歴史のある街道であることが良く分かります。

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佐々並エイド名物の冷ややっこ。ここでは他にバナナやお茶なども振る舞われます。また簡易水洗ながらウォシュレット付きのトイレもあるので、その後の道程に備えて済ませておくのが無難。私は行きだけでなく帰りもお世話になりました。

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佐々並の集落を出るとまた山道突入。登りはともかく下りでは右膝の痛みを強く感じるようになってきたので、痛み止め用に持ってきたロキソニンSを飲んで進みます。

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千持峠を越えてちょっと下ると国道262号線に出てまた登り。

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釿ノ切峠は、板堂峠に次いで2番目に高い場所です。

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一升谷の急坂を下ると、スタートから23kmほどの地点にある明木エイドに到着します。ここでは小ぶりの「明木饅頭」が振る舞われるほか、おにぎりやチョコレートなども食べることができます。私が到着したのは9時半頃だったので、ここまでの平均ペースは8分40秒/kmと言うところ。フルマラソンはだいたい5分30秒/kmで走るのでそれとは比べものにならないぐらいゆっくりペースなのですが、しかし強烈なアップダウンのある山道だったのと膝の痛みを考えればまずまずだったのではないかと思います。ここから折り返し地点までの起伏はあまり大きくないはずなので、頑張ってペースを上げて走るぞ、と気合いを入れ直して再スタートしたのですが...

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明木と萩市内の間にある悴坂(かせがざか)がまた強烈。標高差は140mなので板堂峠や釿ノ切峠に比べるとたいしたことはないのですが、これを2km弱の間に上って下るのです。

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でもまあ何とかクリアして、明木からの11kmほどの距離を1時間半で走って11時前に折り返し地点に着きました。この折り返し地点にはゼッケンに仕込んだセンサーを読み取る機械は無く、受付のテントに行ってゼッケンにマジックでチェックマークを入れてもらうことになっています。この写真で言うと左側の奥のテントがチェックポイントなのですが、私は最初それに気がつかなくて右側のテント(エイド)に行って飲み物やフルーツを貰ってました。

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そしてそのテントの中の段ボール箱におにぎり弁当が置いてあったので、自分で取ろうとしたら「あっちのテントでチェックしてもらって弁当を受け取って下さい」と係の人に叱られました。それでようやくチェックポイントに気がついたわけで、もしチェックされてなかったら「完踏」とは認められなかったところ。危ないところでした。

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お弁当を完食してトイレも済ませて、折り返し地点を11時20分ごろ出発。多少休んだおかげで元気にはなったのですが、しかし右膝の痛みが断続的に襲ってくるのでとても持ちそうにありません。と言うことで、旧村田蒲鉾店のエイドの手前にあったドラッグストア「コスモス」で痛み止めの貼り薬を買って、その後の戦いに備えました。私が店内に入った時には先客のランナーがいて何か買っていたので、実は良く知られたお店なのかも?

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当然のことながら復路は往路の逆回転。背中を押してくれた下り坂は壁のような上り坂となって立ちはだかり、逆に下り坂は太ももの筋肉と膝を痛めつけます。

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往路では元気に走って下った一升谷でしたが、復路では歩いて登るのがやっと。一合目から十合目までの道標を一つ一つ数えながら登ります。復路は250kmの人も140kmの人も同じコースになるのですが、半眠りになりながら、あるいは足を引きずりながらふらふらになって歩いている人がいる一方で、70kmコースの我々よりも元気に進む人がいて驚かされます。

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この70kmコースは公設エイドは4ヶ所(往復で7ヶ所)しか無いのですが、私設のエイドが結構たくさん出ています。写真は釿ノ切峠の手前のものなのですが、ここでは飲み物だけでなくかき氷も振る舞ってくれてとても癒されました。

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こちらは夏木原キャンプ場の私設エイド。ギター弾き語りのおじさんとコスプレのおねーさんが「あと6kmだから頑張って」と励ましてくれました。通過したのは16時頃だったので、「これなら17時前にゴールできるのでは?」とまで思ったのですが...

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そこから10分ほどで板堂峠を越えると、そのあとが本当の地獄でした。距離は2kmほどなのですが、その間に下りる標高差が400mもあります。しかもいかにも滑りやすそうな石畳で、足裏と太ももの筋肉を総動員しなければとても安全には下れません。膝の痛みも断続的に襲ってくるしで平均ペースはだいたい15分/kmと言うところ。時間的に余裕があって良かった、と心底思いました。

急坂が終わり、天花畑から瑠璃光寺までは約4km。舗装された緩やかな下りが続くので、膝の痛みがなければ走って痛くなってきたら歩く、と言う感じでゴールを目指します。身体は疲れてはいるものの決して辛くはなく、心地よい疲れ、と言う感じ。少なくともフルマラソンの終盤のような、時間に追われて足を前に進めなければならない、と言うような切迫感はありません。膝の痛みは気になるものの、歩けば回復するので無理さえしなければいい。その歩いたり走ったりのバランス感覚が、マラニックの本当の姿なのではないかと思います。これまでトレイルランの経験がほとんどなく、しかもロードでも最長50kmしか走ったことのなかった私が萩往還の70kmを走るのは無謀だったような気もするのですが、しかし何ごとも挑戦しなければ限界は見えてこないわけです。大会から2日過ぎた今は太ももの筋肉痛と左足親指の痛み(これはきっと、板堂峠の下りで痛めたに違いない!)に苦しんでいて次の挑戦を考える余裕は無いのですが、何年か後にはぜひとも140km、そして250kmにチャレンジしてみたいと思います。

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追記1:大会本部から貰った「完踏証」によると、私の記録は11時間12分15秒でした。実を言うと走る前には10時間ぐらいでゴールできないかな、と思っていたのですがさすがに無理でした。ただ、膝が痛くならないように気をつけて走ればもう少し楽に走れたかも。どうすれば膝が痛むのか、あるいは痛みを抑えることができるのか。良く考えないといけません。

追記2:今回は山中を含めた長距離を走らなければならないと言うことで、小さめのリュックとベルトポーチを着けて走りました。リュックには着替えと緊急用の食料と水を、ベルトポーチにはカメラとティッシュと薬品を入れて走ったのですが、着替えと食料はなくても良かったかも。また水もかなり大きめのボトルを持って走ったのですが、私設も含めたエイドがたくさんあったので小さいので良かったかも知れません。その上リュックを背負って走るのはやはりしんどいので、もう少ししっかりと戦略を練って臨んだ方が良いように思います。(装備のサマリー:ウェアの上はTシャツ2枚重ねにアームカバー、ランニンググローブで、スタート時からしばらくはウインドブレーカーを着て走る。下はロングスパッツ+ショートパンツ+薄手のランニングソックス。シューズはNike Speed Lite ST+5。サングラスと普通のメガネの両方持って、明るさに応じて交換。行きのリュックの中にはタオルを入れていたが、結局使わず折り返し地点で他の荷物と一緒に送り返した。)

追記3:この大会ではマイコップを持って行くことが推奨されていたのですが、この持ち方にも工夫が必要ですね。私は普通のプラのコップを持って行ったのですが、リュックから出し入れするのは面倒なので短パンのポケットに入れて走ってました。他の人のやり方を見ると、例えばペットボトルの下半分を切ったものに「延びるコード」を付けて持ち歩く、等の工夫があって参考になりました。

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2014/04/24

備忘録:TeXShopの設定

MacOSをMarvericksにしたので、LaTeXとTeXShop(2.18)を更新しました。やり方は

教授でもできる...

に従いました。インストールしたLaTeXはMacTeX-2013。またTeXShopはversion3.34。数年バージョンアップをサボっていたせいかかなりのビッグジャンプとなったのですが、そのためかどうか何と日本語が入ったソースがちゃんとコンパイルされない.... 解決策が分からなくて、こことかこことかを参考にしながらいろいろやってみたのですが解決せず。不思議なことにイチから作ったソースはちゃんとコンパイルされて表示もされるのに、ものによっては「コンパイルはするものの表示がおかしい」「コンパイルの途中でエラーが出る」と症状がまちまちなのです。どうにもこうにも分からなくて、一時は諦めかけました。

しかし、実を言うと解決策は簡単でした。件のサイトの記述に従ってTeXShopを設定するとエンコーディングUTF-8に用になるのですが、エラーが出ていたファイルはShift-JIS。そのままではうまくいかないのは当たり前なので環境設定>書類>エンコーディングを"日本語(ShiftJIS)"にしていたのですが、実はそれだけではダメだった、と言う次第。環境設定>書類>設定プロファイルの部分も"旧pTeX(Shift JIS)"にしないとダメだったのでした。

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