2020/01/15

ロードスターへの道(9)

輸入車のワイパーとウィンカーの違いは前から知ってましたし、またすぐに慣れたので問題は無かったのですが、それ以外にもいろいろと「違い」を感じました。例えばセルフ給油。日本と欧州のセンサーの位置が違うのか、セルフ給油所でガソリンを入れようとするとすぐに自動で止まってしまうのです。これは給油ノズルを斜めに入れる、と言うテクニックで対応可能なのですが、しかし給油所によって微妙な違いがあるからか「斜めの具合」によって止まりやすかったり止まり難かったりしてました。またジャッキも全く違うようで、これまで国産車で使ってきたフロアジャッキが使えなかったので専用のものを買わざるを得ません。その上タイヤのナット部分も形状が違うので、サイズが同じでも国産車との互換性が無いのも結構驚きでした。

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あと、これは国産車と欧州車の違い、と言うわけではなくて単なる個体差なのかも知れませんが、プラスチック部分の強度が弱いことには困りました。まずは乗り始めて数ヶ月でセンターコンソールのヒンジ部分が壊れて修理。次にワンプッシュで出てくるはずのカップホルダーが出てこなくなってしまいました。また(2年ほど乗った後だったのですが)幌の内側の天井部分を取り付けねじの部分が壊れてしまい、天井全体の交換を余儀なくされました。一般にプラスチックは時間が経つにつれて加水分解して脆くなるので止むを得ないことなのですが、それにしてもこれまで乗ってきた国産車よりも耐久性が低いような気がしてなりませんでした。更に昨年の秋以降にはカーナビ+コンピューターのディスプレー部分が立ち上がらなくなり、その上そのディスプレー自体も前と後ろに分離するような兆候が現れました。

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加えて電装系もいろいろトラブルが相次いで、例えば間欠ワイパーにすると1回動いただけで止まってしまうし、また後退する時の接近警告が障害物から遥かに離れていても反応したり。そして極め付けは昨年夏で、勤務地の東海からつくばに戻ろうとした時にエンジンがかからなくなってしまいました。その日はやむなく電車で帰り、後日レッカー車でつくばに送って調べてもらったところ、問題はバッテリーではなくセルモーター。純正品は高いので中古品を使って修理してもらったのですが、それでも7万円ぐらいかかりました。新車登録から14年。8.5万kmも走っていればあちこち故障が出てくるのは当然で、今後もいろいろと出てくるのは必定。しかも毎年払っている自動車税も13年目からは9,000円もアップしていることなどから、そろそろ手放す時が来たかも、と思い始めたのでした。

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2020/01/09

ロードスターへの道(8)

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これが垂れ目で「ワル顔」のフロントマスク。迫力あります。

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ドライバーズシートのすぐ下に後輪があるショートデッキですが、トランクは意外に容量があって結構荷物が積めます。

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3Lエンジンはいわゆるシルキーシックスで、エンジンルームの中で存在感抜群です。

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電動のソフトトップは開閉に数秒しかかからないので、手軽に開け閉めができます。

オーディオはCDチェンジャーとMDプレーヤーだったり、カーナビは操作性が最悪で地図は10年以上前のものだったり、と「古さ」を感じることも多かったのですが、それでもエンジンと足回りはさすがBMW、と言う感じ。とにかくドライブの楽しい車でした。

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2020/01/08

ロードスターへの道(7)

私は2010年から朝のジョギングを日課にしていたのですが、運命的な出会いがあったのもそのジョギングの時でした。たまたま中古車屋の前を通った時に、めっちゃ格好いい車が置いてあるのを見たのです。それはBMWのZ4ロードスター。マツダのロードスター人気を見てBMWがとりあえずZ3を作り、その後専用設計のZ4となって2003年にデビューした、と言う曰く付きのヤツです。アメリカ人デザイナーのクリス・バングルがデザインしたと言う車体は典型的なロングノーズ・ショートデッキで、やや垂れ目の「悪顔」のフロントフェイスはズキン、と胸に来ました。そしてそれより心が動いたのはその価格。新車価格では500万円以上したようなグレードなのに、100万円を切るような価格で売ってたのです。オートマしかなくて、しかも車重が1.5tもあるということを考えると「スポーツカー」としてはやや微妙かな、とは思いましたし、そもそも「中古の外車」はメンテが大変、と言うイメージがあったのですが、しかし安さは正義。 むしろ、EyeSightが付いたフォレスターに少々物足りなさ(と言うか、余計なお世話感)を感じていたこともあって、ちょいとこれで苦労してみっかーと言う感じで、購入することに決めたのでした。

因みに20年近く乗ったGPZ1100ですが、ヤフオクに出したところ思ったよりも高い値段が付いて北海道に「ドナドナ」されて行きました。きっちり受け入れ態勢を作ったところで、近所のBMW専門店に注文したZ4が納車されたのは2017年の1月。私はついに、オープンカーのオーナーになることができたのでした。

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2020/01/02

ロードスターへの道(6)

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前にも書いたようにバイクとのつきあいの歴史も長く、21歳の時にMB5を買ってから、DT125、Z250FT、VF400F、VT250F、SRX600と乗り継ぎながら、1998年に広島で新車購入したGPZ1100を20年近く乗り続けていました。つくばに来てからも天気の様子を見ながら主に通勤に使っていたのですが、しかしさすがにバイクに乗るのはしんどいなー、と思うようになってましたし、危険度が高いのも事実。また2016年に車検に出した時にショップから「もう修理部品が手に入らないかも」と聞いたこともあって、そろそろ下りる潮時かな、と思っていました。そこでネットで調べたところ、GPZ1100の相場はだいたい15万円〜20万円ぐらい。新車時の価格が87万円で、それをかなりの値引き(10万円以上?)で買ったことを考えると、売ってもいいかな、と気持ちは固まりつつありました。

一方スポーツカーが欲しいと言っても、冬道ドライブや荷物の運搬を考えればフォレスターを手放すわけにはいきません。一方で妻が運転している軽自動車の代わりにもならないのでどうしようかと思っていたのですが、趣味の一つだったバイクの代わりに買う、と言うことであれば理由も立つわけです。と言うことで2016年の年末にかけて、GPZ1100の売却とスポーツカーの購入を同時に検討し始めました。

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2019/12/28

ロードスターへの道(5)

スポーツカー、特にオープンカーへの思いを抑えきれなくなったのは2016年のことでした。とにかく一度乗ってみよう、と妻を説得して、オープンカーを借りてドライブすることにしました。借りたのは野田市にあるおもしろレンタカーと言う会社で、いろいろなスポーツカーを借りることができます。ここで真っ赤なマツダロードスターをレンタルして、日光にドライブに行くことにしました。

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借りたのは9月の初旬で、まだまだ日差しが強くオープンで走るには若干暑すぎる感じだったのですが、それでも幌を開けて東北道を宇都宮へ。そして日光市内に入りいろは坂を上がって明智平まで行きました。途中からは日が陰って暑さも和らぎ、気持ちの良いドライブとなったのでした。

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一番思い出として残っているのは、対向車線を別のロードスターが来た時。思わず両手を高く上げて、オープンカー同士でないとできない挨拶をしました。風を切って走る感覚は最高で、夫婦ともども楽しい休日を過ごすことができました。そしてオープンカーを持つことに対する思いも、ますます強くなったのでした。

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2019/12/19

ロードスターへの道(4)

車がないとどこにも行けない、と言う感じの東広島では、インテグラとインプレッサの2台を夫婦で使い回していたのですが、そうこうするうちに2002年、京都への異動が決まりました。息子が高校受験を控えていたため単身赴任となり、東広島にはインテグラを置いて妻が使い、私はインプレッサで京都と広島の間を行ったり来たり、と言う生活がしばらく続いたのですが、2年後に息子が京都の高校への進学が決まって家族全員が京都に住むことになると、車は2台は要りません。エアコンが効かないインテグラを残すのも何だし、かと言って妻はマニュアル車は嫌がるし...と言うことで買い替えたのはレガシィ・ランカスター。長距離ドライブや雪道を走る可能性、荷物を運ぶキャパシティなどいろいろと考えて、1台だったらこれしかない、と考えての選択でした。

このレガシィ・ランカスター。車上荒らしに遭って窓を割られたり、大雪の北陸道を走行中に轍にタイヤを取られコントロールを失ってスピンしたり、とそれなりにいろいろあったのですが、結局2003年から2014年までの11年にわたって乗って約10万km走りました。夏でも冬でも大きめの車体と四駆の安心感は何にも代え難かったこともあり、次の車を買うにあたってSUV以外の選択肢はありませんでした。と言うことで2014年にランカスターから乗り換えたのはスバル・フォレスター。当時はまだ運転支援システムはあまり一般的でなかったのですが、スバルのEyeSightの評判が非常に高かった、と言うのも大きかったように思います。一応マツダのディーラーに行ってCX-5の見積もりをもらったりもしていたのですが、ちょうどフォレスターがモデル末期で値引きが大きかったこともあって、最後はほぼ競合なしでこれに決めたのでした。

Forester

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2019/12/10

ロードスターへの道(3)

そんなわけで夫婦で愛用していたインテグラZXiだったのですが、エアコンの効きが悪い、と言う問題がありました。買った当初はそれほどでもなかったのですが、年を追うに従ってだんだんダメになって、ついには温風しか出てこなくなって夏場は窓を開けて走るしかありませんでした。もちろん修理には何度か出してガスのチャージなどもしてもらったのですが、どうしても漏れてしまうのです。結論は、エアコンのユニットのどこかに立て付けの悪いところがある、ということ。どうやら前オーナーがぶつけたか何かで微妙に歪んでいて、そこからじわじわと漏れていた、と言うことだったようです。それまではずっと中古車しか買ったことが無かったのですが、やはり中古車には中古車の難しさがある、と思い知らされることになりました。

ちょうどその頃、東広島でできた友人のIさんがスバルのディーラーに勤めていると言うことが分かって、インテグラの不調も含めていろいろと相談に乗ってもらっていました。スバルのスポーツカー、と言うと当時は何と言ってもインプレッサ。ちょうど世界ラリー選手権で3連覇を達成した頃で、青い車体に黄色の「555」のロゴを配した車体は憧れでした。一度インプレッサWRXに試乗させてもらったことがあるのですが、背中がドライバーズシートに押し付けられるような暴力的な加速を経験して、「本当のスポーツドライブ」を垣間見たような気がしました。とは言え当時もWRXを買うような金はもちろん無く、家族と一緒にスキーやキャンプに行けるクルマ、と言う観点からインプレッサC'zと言うグレードの5ドア車(スバルはこれをスポーツワゴン、と呼んでたっけ)を買いました。WRXと似ているのはフロントフェイスだけだったのですが、しかし水平対向エンジンや4輪駆動はメカ的な興味をそそられましたし、何より初めて購入した新車(しかもマニュアル車)だったので、個人的にはエポックメイキングなクルマでした。

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ロードスターへの道(2)

最初に買ったブルーバードには3年半乗って、次にマイカーになったのはギャランΣでした。広島大学で知りあった友人が何かの理由で手放したい、と言う話を聞いて、4万円で買ったのでした。なぜブルーバードから乗り換えたのかは記憶に無いのですが、マニュアル車だったのが嬉しかったのかも。前のオーナーがぶつけた後の修理が不十分で走っている間に片方のポジションランプが外れて飛んで行ったり、いろいろとトラブルがあったのですがそれもいい思い出。神戸・淡路大震災の直後に学生と実験装置を積んで中性子の実験のために東海に行こうとしたところ、中央道の中津川付近でクラッチが滑り出して走れなくなりそのまま廃車にした、と言うのが一番の思い出です。

その1994年ごろ、と言うのは僕のカーライフ的には激動の時で、ギャランΣの廃車以外にもいろいろなことがありました。例えば前年の1993年には妻の足のために軽自動車(アルトレジーナ)を買って保有してましたし、1994年にはバイクの限定解除して大型バイクに乗れるようになっていました。その1993年にはそれまで7年乗っていたバイクVF400Fを盗まれて翌年VT250Fを買ったのですが、1995年にはネット(当時はNewsgroupだったと思う)の「交換」欄にポストして、SRX600と交換したりしてました。そんな中、廃車したギャランΣの代わりに購入したのはHONDAのインテグラ。マイケルJフォックスがCMで「カッコインテグラ」と言って宣伝していた車種で、中古とは言えツードアクーペの車体は嬉しかったし、革巻きのハンドルや低めのドライビングポジション、バケット風のシートも好印象でした。ZXiと言うグレードは当時のホンダのウリだったVTECではなく普通のSOHCで、実態はスポーツカー風のCIVICだったのですが、気分は上々で東広島からいろいろなところにドライブに行ってましたし、また妻も生活の足として愛用していました。

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ロードスターへの道(1)

別にマツダのロードスターが、と言うわけではなかったのですが、スポーツカーは昔から好きでした。原点は、と言うとおそらくは子供時代。小学校の集団登校で友達で歩いていた時に道行くクルマを見ながら「スカイライン」とか「ブルーバード」とか名前を呼んでいた記憶があるのですが、その時の一番人気はセリカでした。当時(おそらく1970年代)のセリカと言えば、いわゆる「ダルマセリカ」。角張った箱型の国産車が多かった中で丸みを帯びたデザインは、遠くから見てもすぐに分かるようなものだったと思います。

その直後ぐらいに席巻したのは、いわゆる「スーパーカーブーム」でした。ジャンプの人気マンガ「サーキットの狼」に出てくるスポーツカーの数々は衝撃的で、「ポルシェ・カレラ」「ランボルギーニ・ミウラ」「ロータス・ヨーロッパ」など、本物を見たことも無いのにそのスタイルや性能について熱く語る、と言うのが当時の男の子の普通の姿だったと思います。

とは言っても自分でスポーツカーを買えるはずもなく(そもそも親が免許を持ってなかったため、家にはクルマがなかった)、18歳で免許を取ったもののしばらくはペーパードライバー。学生時代にはむしろバイクにはまり、最初に買ったHONDA MB5から初めて新車で買ったKAWASAKI GPZ1100までいろいろなバイクを乗り継ぎました。一方、初めてクルマを買ったのは結婚2年目の時。子供が産まれた時に中古で買った白いブルーバードで、いかにもファミリーカー、と言う感じでした。

 

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2019/10/14

備忘録:MacでbibTeX

これまではtexで論文を書く時にはreferencesは論文本体に

¥begin{thebibliography}{99}
¥bibitem{SetoEPJE08} Seto H, Yamada NL, Nagao M, Hishida M, Takeda T., 
Bending modulus of lipid bilayers in liquid-crystalline phase including anomalous 
swelling regime estimated by nse experiments. 
{¥em Euro. Phys. J. E¥/} {¥bf 26} (2008) 217--223.
¥end{thebibliography}

のように直接書き込んでいたのですが、最近訳あって初めてMac上でbibTeXを使うことになりました。BibDeskのおかげでreferencesの入力は楽になったのですが、TeXShopでコンパイルしてもどうしても上手くいきません。共著者にコンパイルを頼むとうまくいくのでそれで乗りきろう、と思ってもみたのですが、休日中にいろいろやってみたところひょんなことから解決しました。これが私だけのことなのか、あるいは他の人でも同じなのか分からないのですが、とりあず備忘録代わりにやり方を書いておきます。

まず、BibDeskを使ってbibTeX用のデータベースを作ります。できたbibファイル(たとえばhoge.bib)は以下のような形式で書き込まれています。

@article{SetoEPJE08,
Author = {Seto, H. and Yamada, N. L. and Nagao, M. 
and Hishida, M. and Takeda, T.},
Date-Added = {2019-10-12 16:52:45 +0900},
Date-Modified = {2019-10-12 16:54:42 +0900},
Journal = {Euro. Phys. J. E},
Pages = {217-223},
Title = {Bending modulus of lipid bilayers in liquid-crystalline phase 
including anomalous swelling regime estimated by NSE experiments},
Volume = {26},
Year = {2008}}

次にTeXShopを使って論文のファイル(例えばhogehoge.tex)をコンパイルするのですが、その中に以下のようにbibファイルの読み込みを指定しておきます。

¥bibliography{hoge}

一見hoge.bibを読み込んだように見えるのですが、引用部分には?が表示され、Referencesには何も出てきません。しかしhogehoge.texが入っているフォルダにはhogehoge.pdf等と共にhogehoge.auxができているはず。そこでターミナルを起動して以下のコマンドを走らせます。

$ bibtex hogehoge.aux

正しく走れば、以下のようなメッセージが出て正常終了するはずです。

This is BibTeX, Version 0.99c (Web2C 7.5.4)
The top-level auxiliary file: hogehoge.aux
The style file: frontiersinHLTH&FPHY.bst
Database file #1: hogehoge.bib

このhogehoge.bibの中には以下のように書かれています。

¥begin{thebibliography}{32}
¥expandafter¥ifx¥csname natexlab¥endcsname¥relax¥def¥natexlab#1{#1}¥fi
¥expandafter¥ifx¥csname urlstyle¥endcsname¥relax
¥expandafter¥ifx¥csname doi¥endcsname¥relax
¥def¥doi#1{doi:¥discretionary{}{}{}#1}¥fi ¥else
¥expandafter¥ifx¥csname doi¥endcsname¥relax
¥def¥doi{doi:¥discretionary{}{}{}¥begingroup ¥urlstyle{rm}¥Url}¥fi ¥fi
¥expandafter¥ifx¥csname selectlanguage¥endcsname¥relax
¥def¥selectlanguage#1{}¥fi

¥bibitem[{Seto et~al.(2008)Seto, Yamada, Nagao, Hishida, and
Takeda}]{SetoEPJE08}
Seto H, Yamada NL, Nagao M, Hishida M, Takeda T.
¥newblock Bending modulus of lipid bilayers in liquid-crystalline phase
including anomalous swelling regime estimated by nse experiments.
¥newblock {¥em Euro. Phys. J. E¥/} {¥bf 26} (2008) 217--223.

そこで再びTeXShopに戻って2度コンパイルします。すると今度はちゃんとreferencesが読み込まれ、引用も正しくされました。あー、よかった!

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