2018/07/12

志賀高原マウンテントレイル

3年ぶり2度目のトレランは「志賀高原マウンテントレイル」。ロングにするか、ショートにするかだいぶ迷ったのですが、せっかくだから自分の限界にチャレンジしてみよう、とロング40kmを選択。後悔することになるんじゃないかなー、と心配していて、実際のところ自分の限界を超えていたと言う感想なのですが、それでも思い出に残る大会でした。

レースは7/7(土)。前々日ぐらいから梅雨前線が南下して全国的に悪天候。特に西日本では歴史上稀に見る豪雨で、死者100人以上を出しました。(被害に遭われた方のご冥福をお祈りします。)ここ長野でも当日深夜まで雨が降っていたのですが、しかし幸いにして朝には上がって涼しい曇り空。やや風が強かったもののなかなかのトレラン日和、と言う感じでした。

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今回の装備ですが、上はロングTシャツに半袖のウィンドブレーカー、その上にレプリカユニの3枚重ね。標高の一番高いところは2000mを越えるので、寒さ対策として背中には長袖ウィンドブレーカーも仕込んでいます。またロングスパッツの上のトレパンもウィンドブレーカー素材のものを選びました。あとはファーストエイドキットと行動食(ドリンクゼリー)。緊急用にSEVEN OCEANSのSTANDARD ENERGY RATIONも持ちました。またハイドレーションとしては左右の肩のSALOMONのフラスコに加えて、ウェストポーチに800cc入りの大型のボトルを装備。シューズはもちろんinov8のトレランシューズです。

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前日までの雨のためコースはあちこちで泥沼になっている、とアナウンスされていたので、念のため靴下の上にビニールの袋をかぶせてみました。そのおかげでしばらくは泥の中に突っ込んでも足が乾いている感覚があったのですが、しばらくして破れてしまったようで結果的にはほとんど役に立たずに終わりました。

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これは今回の招待選手たち。皆さんこのコースを4時間を切るタイムで完走しています。すげー。

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9時スタートのロングコースの「セッション1」は午後に行われるショートコースとほぼ一緒で、岩菅山登山道を途中まで上って、寺子屋山の方に回って下りてきます。最初は走れたのですが途中からは激坂。ひたすら山登りが続きます。

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岩菅山方面と寺子屋山方面の分岐路のノッキリ。

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寺子屋山への尾根道は確かに絶景なのですが、雲のため見通しが悪い上に風がビュービュー吹いてとても風景を楽しむ余裕はありません。

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ところどころに楽しいプラカードが立っていて、ランナーの疲れを癒やしてくれます。と言うか、この大会は全線に渡って注意点や励ましのプラカードが配置されていて、主催者の準備の周到さが窺えます。

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寺子屋山を下りるとスキー場のゲレンデを走るコース。一応抑えて走ってきたつもりだったのですが、足はもう筋肉痛が出始めていてなかなかペースが上がりません。

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結局、13kmほどのセッション1を走り終えて第1エイドにたどり着いたのは12時10分過ぎ。11km先の第2エイドの関門は3時なので、頑張らないと引っかかるかも知れない時間です。

第2セッションはしばらくトレイルが続いた後、焼額山を登って下りるコースとなります。しんどいのはもちろん山登りなのですが、トレイルもなかなか難物。特に濡れた木道は滑りやすいので非常に気を使います。それでも一度斜めになった板に足を乗せたら見事に滑って、派手に転倒してしまいました。木道に左の頬を打ち付けるほどの転倒だったので見ていた人は吃驚したのではないかと思いますが、身体をチェックしたところ幸い無傷。あそこで怪我をしていたら第1エイドに戻ってリタイア、とせざるを得なかったかも知れません。

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第2セッションのハイライトは焼額山登山。中級者向けのパノラマコースをひたすら登り、頂上からは奥志賀高原への連絡道をひたすら下ります。ここで頑張ったおかげで第2エイドの関門は余裕でクリアできたのですが、おかげで身体には大きなダメージを受けることになりました。

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第2エイドを出るとしばらくロードを走り、続いて上信越自然歩道に入ります。この自然歩道は良く整備されたトレイルで、ほぼ全線走ることができます。私はこの間前を走っていた人を目標に頑張って走ったのですが、しかしそれができたのは30kmぐらいまで。それでも35km付近までは何とか足を前に進めようとしたのですが、そこで現れた厳しいアップダウンがとどめを刺しました。

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これが一番凄いところで、川を渡ってはしごを登り、ロープにつかまって上がるしかないところでした。

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最後は1.5kmのロードと2.5kmのトレイル。もうほとんど走る力はなく、何とか歩いて身体を前に進めるだけ。「一の瀬」の看板が見えてからはゴールまで2kmぐらいだったのですが、それが何と遠かったことか。

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またもや木道。新しいのと古いのがあったのですが、新しいのは足を引っかけそう、古いのはあちこち壊れていて踏み抜いたり滑り落ちたりしそう、と言う感じて神経を使います。更に最後はゲレンデを登って下りて、ようやくフィニッシュが見えてきました。

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結局タイムは8時間40分28秒。制限時間の10時間は切ることができたのですが、総合順位は255人中238位で部門別(50歳代男子)は64人中57位。足は全体的に筋肉痛で、シューズは中まで泥まみれ。ホテルに戻ったときには風呂で汗と泥を流すのがやっとで、装備を片づけているうちに貧血?でめまいがする体たらく。自分の体力がどこまで持つか、を思い知らされた大会でした。

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因みにこの大会は7時半からBBQパーティーがあるのですが、こちらは最高の楽しさ。抽選会では地元のグッズも当たって、良い思い出になりました。BBQに出れるのは後泊した人だけなので、来年以降エントリーする人はぜひ後泊を含めた予定を立ててください。

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2018/07/11

Nike+の「終了」

私がNike+を使ってランニングの記録を付け始めたのは確か2010年の1月から。iPod nanoにレシーバーを付けて、Nikeのシューズにセンサーを入れて走ると距離と時間が記録される、というものでした。

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当時AppleとNikeは「イヤホンで音楽を聴きながら走ろう」と言うコンセプトを広げようとしていたのですが、それにどっぷりとはまった感じ。ちょうどランニングが習慣になってマラソンにも出るようになった頃だったので、毎日のランニングのモティベーションアップに大いに役立ちました。私がランニングを続けることができたのも、これがあったからだと言って間違いありません。

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そんな中、発売されたのがこの「Nike+ SportWatch GPS powered by TOMTOM」。日本発売は2012年の春だったのですが、私は一刻も早く使いたくて、アメリカに住んでいる友達に頼んで買って送ってもらったのが左側のウォッチ。私は日本国内の誰よりも早く、使い始めたのでした。

日々のランニングはiPod nano。Podcastを聞きながら決まったコースを走ります。一方、週末にいつもと違うコースを走るときや出張・旅行の時はSportWatch。国内だけでなく、世界中(一番遠かったのはアルゼンチン)に走った記録を残しました。もちろん、レースに出るときはSportWatchで記録します。一台目はUSBコネクタの部分が接触不良になってしまったので、右側の2台目を新たに買って使い続けていました。私のランニング生活はiPod nanoとSportWatchとNike+で成り立っていた、と言って過言ではありません。

ところがその状況に変化が訪れたのは昨年の9月のこと。突然、iPod nanoから記録がアップされなくなってしまったのです。これはiTunesのバージョンが12.7になったときにアプリを扱えなくなったため、iPodのNike+アプリが無いものとなってしまったからでした。

この問題についてNikeのサポートにメールしたものの解決しなかったのですが、しかし世の中には同じように困っている人がいるもので、いろいろ調べた結果iTunesを12.6.3にバージョンダウンする、ということで解決しました。Appleも突然の仕様変更で困っている人がたくさんいる、と言うことは認識していたのではないか、と思います。

しかしその解決も束の間。今度はNike+のサイトから記録が見れなくなってしまったのです。つまり、iPodやSportWatchから記録をアップしてもその情報を見る手段が無い、と言うこと。Nikeからのアナウンスはなく、Nikeのサポートに連絡しても回答はないのですが、事実上はNike+が終了してしまった、と言うことだと思います。

もちろん、スマホのNRCアプリを使って記録はできるし、また過去の履歴を見ることもできます。そう言う意味ではNikeがユーザーを見捨てたわけではないし、むしろ今後のことを考えて新しいデバイスへの移行を促すのは止むを得ない、とは思うのです。特に企業にとって古いデバイスに対応し続けるのは負担でしかないわけで、どこかで「捨てる」と言う判断をするのも仕方がないとも思います。だけど、Nike+にアップロードされている記録はユーザーにとっては財産です。ここにアクセスする手段がスマホアプリしかない、と言うのは、どうにも不便で仕方がない。かつてはNike+のデータをダウンロードして自分のPCで管理するソフトがあったのですが、せめてそのようなソフトの作成が可能になるように仕様の公開をしてくれないものでしょうか?

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因みにGPSウォッチはGarminも持っていて、バイクやSportWatchの電池が持たないぐらいの長時間を走るときに使っていたのですが、こちらはなぜか充電ができなくなって使えなくなってしまいました。GarminはスマホとPC共通の見かけのGarmin connectを用意していて、過去の記録もちゃんと見れるのでNikeよりはずっとユーザーフレンドリーだと思うのですが、今から新しいGPSウォッチを買うのがいいのかどうか。さてどうしよう?

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2017/03/12

ようこそBMW Z4

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GPZ1100を売ってバイクを下りた私ですが、実を言うとその裏には野望がありました。それはオープンカー。バイクの楽しさの一つは風を切って走ることなのですが、しかし通常はヘルメットをかぶった上にグローブに長袖のウェアを着ないと危ないので、実際には風を感じることは少ないのです。それに対してオープンカーの場合はむき出しの身体で乗るわけですから、ある意味バイク以上に風を感じることができるはずです。

一言でオープンカーと言ってもいろいろなタイプがあります。代表的なものでは「カブリオレ」と「コンバーチブル」。その他にも「タルガ」とか「スパイダー」とか「バルケッタ」等々、いろいろな種類があります。それぞれ専用設計かそうでないかとか、あるいは国による呼び方の違いとかいろいろあるようですが、しかしその中で僕が欲しかったのは「ロードスター」。オープン専用設計のツーシーターで、ロングノーズ/ショートデッキでなければなりません。

このロードスター。一番有名なのはマツダですが、しかしこれがいろいろ種類がある上に思ったよりも値段が高い。選択に迷っていろいろ調べているうちに、目に留まったのがBMWのZ4でした。BMWが2シーター専用で設計したモデルで、2003年から2008年まで販売された初代モデル(E85/E86)と後継の第2世代(E89)があるのですが、初代の方が「ワルっぽさ」が際立っている上に価格も安い。たまたまカーセンサーのサイトで見たら2005年モデルが諸経費込みで100万円だったので、思わず買ってしまいました。

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かつての高級車らしくいろいろな装備が充実しているものの、それら(特に電子機器)の古び方が激しかったり、あるいはプラのパーツが劣化して壊れたり欠けたりしている、など痛々しいところも多かった。しかし5秒程度で開け閉めできる電動ソフトトップのインパクトが大きい上に、今のBMWにはない「シルキー6」の感覚は絶妙。うちには既にSUVと軽自動車があるのに何でもう1台?と言う家族を説得するのも大変だったのですが、それを乗り越えただけのことはありました。30年近く乗ったバイクとの別れは辛かったのですが、むしろ今はオープンカーとの出会いを楽しんでます。

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2017/02/28

さよならGPZ1100

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私がバイクに乗り始めたのは学部1回生の時。1980年のことなので、もう37年も前になります。その時に個人売買で買ったのは「ゼロハン」(当時は「原チャリ」とは言わなかった)のHONDA MB5だったのですが、それ以降DT125、Z250FT、VF400F、VF250F、SRX600と中古ばかりを乗り継ぎました。そして広島大学の助手だった1998年に買ったのがKAWASAKI GPZ1100。広大近くの「フラッグ」というショップで、初めて新車を購入したのでした。

当時はもう結婚して子供もいたのでツーリングなどで遠出をすることはなくなっていたのですが、しかしそれでも単身赴任の時には京都と広島の間を往復したり、通勤のついでに京都市内を巡ったり、そしてつくばに来てからは東海との間を行ったり来たりしつつ19年乗り続けました。その間の走行距離は約35,000km。年平均2,000km弱と言うのは決して多くはないのですが、それでもきちんと整備しながらコンスタントに乗り続けて来ました。

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しかし転機となったのは昨年の9回目の車検の時。バイク屋さんから「次の車検ではだいぶ手を入れないといけないかも」と言われたのがきっかけでした。実はそのちょっと前に久々のワンデーツーリングをしたのですが、それが思ったほど楽しめなかったと言うか何と言うか... とにかくこれまで楽しいと思っていたバイクを、あまり楽しめていない自分を発見してしまったのです。

でもまあ考えてみれば当然で、40年近くも乗っていれば飽きもすると言うもの。その上年を重ねて体力が落ち、気力も減退して我慢がきかなくなってきた、と言うことになれば、バイクに乗ってしんどい先に見える楽しさなんて、感じられるはずもありません。

と言うことでついに先日、19年乗ったGPZ1100を手放すことを決めました。車検が切れたからの方が良いかとも思ったのですが、でも逆に車検が切れれば売りにくくもなるかも知れないので、今がタイミングかと思ったわけです。

で、ヤフオクに出したところ、ちゃんと買ってくれる人が現われました。競りは寝ている間に進んでいたようなのですが、最初に設定した金額よりも多少高めで無事決着。落札してくれた方は北海道の人だったので、運送業者に引き取られていきました。

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19年ともに走ってきた愛車でしたが、ここで欲しいと思ってくれた人の元に行くのはきっとバイクにとっても幸せなはず。寂しいと言うよりもむしろ晴れ晴れとした想いで、心の中で「ドナドナ」を口ずさみながら見送りました。

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2016/04/06

備忘録:YosemiteからEl Capitanへ

仕事用MacBook Airも自宅用MacBook ProもYosemiteで何の問題もなかったので(むしろEl Capitanにして問題が出るのが嫌だったので)OSのアップデートせずに半年過ごしていたのですが、ごく最近アップデートすることになり多少のトラブルに遭いました。と言うことで、以下は備忘録。

1) なぜアップデートすることになったか
(1-1)App StoreやiTunes StoreでApple IDの入力を求められた時に、「信頼できるデバイスに送られた認証コード」の入力を求められるようになった。しかもパスワード入力後に現われるはずの認証コード入力フィールドが出てこない。
(1-2)何度やっても同じなのでパスワードのリセットなどをしたが改善せず。どこかのサイトで「iPhoneで一度ログアウトしてログインすれば良い」と書いてあるのを見て、個人所有のiPhone6Sでログアウトして再びログインを試みた。すると「信頼できるデバイスであるiPhone5Sに認証コードを送ったのでそれを入力しろ」とのメッセージが出現。iPhone5Sは機種変更によって手元を離れたので、認証コード確認は不可能!
(1-3)いろいろ調べてみると、これはApple IDの認証方法が「2ファクタ認証」に設定されていたため。Apple IDの認証が強力になったのだが、問題はこの「2ファクタ認証」に対応しているOSがEl CapitanとiOS9しか無いこと。すなわち「2ファクタ認証」するためにはこれらのOSで動いているデバイスが2つ以上所有していなければならないのだが、僕が持っているのはiPhone6Sだけ。どうする?
(1-4)Yosemite上のSafariでiCloudにログインして、「2ファクタ認証」解除を試したところiPhone6Sに認証コードが出現。「2ファクタ認証」を解除したおかげで無事iPhone6SもApple IDログインが可能になった。
(1-5)Apple IDの認証が甘いままで放置するのは気持ちが悪いので、そのままSafariで「2ステップ確認」をオンにする。またiPhone6Sだけでは不安なので「信頼できるデバイス」にガラケーも登録。(因みに「2ファクタ認証」が出てこなくなったのだが今のところ理由は不明。)
(1-6)OSが古いままで同じことを繰り返すのは嫌なので、MacBook AirのOSをEl Capitanのアップデート。特に問題が無さそうだったので、MacBook ProもEl Capitan化。

2) 問題発生:TeXが走らない
(2-1) 実は、El CapitanにするとTeXが動かなくなると言うのは有名な話だったらしい。(例えばここ
(2-2) 調べた結果、ここに従えば比較的簡単に動くようになるらしい、と言うことでやってみる。
(2-3) この中で、MacTeX最新版ダウンロードが結構大変。ミラーサイト経由でも結構時間がかかる。
(2-4) 次のコマンド実行も4時間ぐらいかかった。
$ sudo tlmgr update --self --all
(2-5) このサイトのやり方だけではうまくいかず。こちらの「ゼロから構築」で何とかクリア。
(2-6) 以前コンパイルできた論文のtexファイルで試したところ、一応通るようになった。が、ちょっとでも修正するとエラーで進まなくなる。
(2-7) エラーの原因を一つ一つ調べたところ、元ファイルに変な文字コードが入っていたことが判明。それを削除したら通るようになった。ただ、なぜ前のファイルがそれでもコンパイルできていたのか未だに不明。(日本語のエンコーディングの問題かも?)

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2015/04/17

塚田稲荷神社

Tsukada shrine (塚田稲荷)

先日、通勤途中の常磐道からふと西側を見たら、田んぼの中に大きな桜の木とお社、そして朱色の鳥居が見えました。運転中だったためほんの一瞬のことだったのですが印象的だったので、翌日の通勤途中に立ち寄ってみました。土浦市の下坂田?にある、塚田稲荷神社です。

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青空に鳥居の朱色と桜のピンクが映えて、とってもいい感じでした。

Tsukada shrine (塚田稲荷)

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2015/03/04

Adware

先日アメリカに出張した時のことでした。ホテルだったか友人の家だったか忘れたのですが、そこでネットに接続したあとブラウザがおかしな振る舞いをするようになりました。一つは検索エンジンで、Googleに設定していたはずがYAHOO!に変わってます。またホームページもなぜかYAHOO!になっていて、いくつかのサイトで自動的に広告のポップアップが出るようになってました。これらのうち検索エンジンとホームページは設定し直しで元に戻せたのですが、問題は広告のポップアップ。設定し直し等ではどうにもならず、調べたところadwareが悪さをしている、と言うことが分かりました。

このadware、一般的には「広告を目的とした通常は無料のソフトウェア」と言う意味でそれほど害はないらしいのですが、今回のadwareはユーザーの知らないうちに勝手にインストールされて広告を出し続けるわけで、ほとんど「マルウェア」(不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェアの総称)だと言って良いもの。私のパソコンに入っていたadwareは"Flash Mall"と言うやつなのですがGoogleで検索すると結構悪名高いものらしく、早速The Safe Macなどを参照してAdware Medicと言うソフトを走らせて、ようやく駆除することができました。(因みにちゃんとdonationもしました!)

そんなわけでadwareの厄介さを知ったばかりの私だったわけですが、最近職場から「一部のLenovo製品にプリインストールされているソフトウェアの問題」と言うsubjectで警告のメールが届きました。これは、LenovoのパソコンにプリインストールされていたSuperFishと言うadwareがとんでもなく危険な代物だった、と言う話(例えばここを参照)です。何でも不正な証明書を発行してブラウザに受け入れさせるらしく、危険なサイトでも素通しになってしまうような抜け道を作るソフトだったとのこと。言わば、家を買ったら大家が犯罪者に合い鍵を渡していた、と言う類いの話で、本当に酷いもんだと思います。

私はどちらかと言えばネット上の危険に気をつけている方だと思っていたのですが、それでも感染してしまうadwareと言う名前のマルウェア。果たして本当の自衛手段はあるのでしょうか?

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2014/08/10

STAP細胞問題

2/2にSTAP細胞関連の記事を書いてから、思わぬ展開が次々と起こったもので後始末ができないままに今になってしまいました。この間、いろいろな立場の人がいろいろな意見を述べていて、その中には同意できるものもあればできないものもある。本当はその中から自分なりの考えをまとめて披露できれば良いのですが、とてもこの流れについて行きつつ独自の考えを述べる、と言うことはできそうもないので、科学研究者の一人としての基本的な立場だけ書いておきます。

1) 正しいか正しくないか、は「自然」が決めるもの。研究者は実験事実の前には謙虚でなければならない。
2) 科学的業績と研究者の人間性は分けて考える必要がある。人間性に問題があるからと言って研究成果に問題があるわけではないし、いい人だから良い研究ができるわけでもない。また、良い研究者だって思い込みや思い違いによってミスをすることはある。
3) ただ、実験や解析の上でのミスと捏造は全くの別物。ミスは許されるが、捏造は研究者同士の信頼を損なうものであり、絶対に許されない。

この一連の問題の中で笹井さんがどんな役割を果たしたにしろ、自ら命を絶つ必要があったとは思えない。もし外的な要因によってそのような立場に追い込まれたのだとすれば、その人/組織こそ責められなければならない、と思います。一方の小保方さんは、もう一度学生から出直すべき。今からどんな実験結果を出しても、誰も信用しないと思います。

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2014/08/09

TRIUMF実験

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木曜日からカナダのTRIUMFに実験に来ています。このTRIUMFは500MeVの陽子サイクロトロンを持っていて、素粒子原子核実験から物質科学、医療応用まで幅広い実験が行われています。"Canada's national laboratory for particle and nuclear physics"と言う名前が示すようにもともとは素粒子実験のために作られたのだと思われますが、高エネルギー実験の主力部隊はCERNに行ってしまって、現在はそれ以外の実験がメインになっている模様。作られてから40年も過ぎた古い施設なのですが、ミュオンの実験施設としては世界に4ヶ所しかないうちの1つなので、ある意味貴重な存在です。私自身はこれまでミュオン実験の経験は無かったのですが、昨年から始まった「摩擦と潤滑」のプロジェクトで実験をすることになったので、見学を兼ねて実験にやって来ました。

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このTRIUMFはバンクーバー市内の西端にあるブリティッシュ・コロンビア大学のキャンパス内にあります。

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これがミュオンなどの中間子を使う実験ホールの入口。一応この中は飲食禁止と言うことになっているのですが、実験ホールのドアは開けっぱなしです。

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これが実験ホールの中で、正面の遮蔽体の中にサイクロトロンが収められています。年季が入ったコンクリートブロックが積まれている様子は、J-PARCのハドロン実験施設に似ています。

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これがミュオンの実験装置の上から見た写真。

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これは同じものを横から見ています。今回の実験は日曜日の朝までの予定で、タイヤの材料となるポリマーの運動状態を調べます。

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2014/07/22

The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉

5年前にウォーキングからスタートし、ジョギングからマラソン挑戦まで行った私の「ランナー生活」ですが、フルマラソンのサブ4は達成したものの次の目標となる?サブ3.5はとても届きそうな気がせず、そろそろ限界かな、と感じていました。もちろん頑張ればもう少し記録を縮めることはできるのかも知れませんが、しかし時計に追われながら走るのも辛いもの。と言うことで昨年ぐらいからそろそろ別の楽しみ方を見つけたい、と思うようになってきました。そんな流れで挑戦したのが昨年の「サロマ」50kmだったり今年の「萩往還」70kmだったりしたわけですが、世の中には「トレイルランニング」と言うジャンルもあるとのこと。と言うことで、一度は挑戦してみようと思ってエントリーしたのがこの「マウンテントレイル in 野沢温泉」でした。

以前は「スズキ X-Adventureトレイルシリーズ サロモン」と言う名前の賞金レースだったのが、今回からもう少し一般参加しやすいような形に変更された、とのこと。「日本有数の難関トレイルランニングコース」と言うキャッチフレーズが気になるものの、メインが65kmコースなのに対して私がエントリーしたのは「セッション1」のみを走る23kmコース。メインの半分以下の距離なら初心者でも何とかなるだろう、と考えて、いささか無謀な「トレランデビュー」となりました。

ところで「トレイルランニング」とはマラソンと登山の両方の要素を持った競技で、「専用の小型リュックサックに必要な装備を入れて走ることが普通」だとのこと。なのでまずは勉強から、と思ってこの世界の第一人者である鏑木毅さんの著書「トレイルランニング」とベースボールマガジン社から出たばかりのムック「トレイルランニング2014」を買いました。またつくばに開店したばかりのアウトドア専門店Namche Bazarに行って情報を仕入れるとともに用具も買って、自分としては準備万端で大会に臨みました。

#因みに装備ですが、バックパックはサロモンのS-LAB ADVANCED SKIN HYDRO 12 SETと言うモデルを買いました。これはお店の人に勧められたから、と言うのもあるのですが、「萩往還」で背負って走ったasicsのバックパックが背中で動いて具合が悪かったから、と言うのが大きかった。このサロモンは身体にぴったりとする「ベスト」タイプなので、走っても揺れないのがとても良いと思います。またこのバックパック(ベスト)は伸縮する素材で作ってあるので見た目以上に収納力があります。更に残量に応じて容積が変化するハイドレーション用フラスコが標準で付いている、と言うのもgood。私はこの中に「ファーストエイドキット」「レスキューシート」「iPhone」「地図」「ロングTシャツ」「雨具兼用ウインドブレーカー」を入れ「熊鈴」「緊急用ホイッスル」をぶら下げ、更にベルトポーチには電話と行動食を持って走ったのですが、後から考えるといささか過剰だったかも知れません。

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さて、レース当日の朝の天気は曇り。前日までは雨がちでこの日も予報は「曇りのち晴れ一時雨」だったので心配していたのですが、山にかかる雲はさほど重そうではなく何とか持ちそうな感じでした。

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23kmコースとなる第一セッションは、まずは野沢温泉の温泉街を走ります。標高差も小さい(100m弱)のでその後の行程に比べれば楽なのですが、それでも結構アップダウンがきついコースです。狭い温泉街の路地を走り抜け、温泉客の声援を受けながらいったんスタート地点近くに戻り、いよいよ山岳コースに突入です。

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最初は川沿いの林道コース。選手の大半を占める65kmコースの人たちは体力温存を図りながらゆっくり目の歩きで上っていたように思うのですが、こちらはたった?23kmなので早足&小走りで上ります。

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林道はここで終わり。ここからは本格的な登山道に入ります。

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前日までの雨の影響か山肌を流れる川の水量は多く、途中で何ヶ所か川や泥濘を越えて行かなければなりません。足が水に浸からないようにしながら前進する、と言うのも難しく、何ヶ所かで水や泥の中にずっぽりと足が入ってしまう、と言うことも起こります。

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登山道も最初は順調に進むことができたのですが、赤滝にさしかかろうとするところで大渋滞となります。正確には把握していないのですが、数百メートル進むのに1時間近くかかったのではないかと思います。

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その原因は前述の「泥濘」とともに「ハシゴ」と「クサリ場」。

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特にハシゴのところでは一度に2人しか上れない上にその先の狭い登山道でも渋滞が起きていたので、上る前にしばらく待たされることになりました。

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でもまあ何とか難関をクリアして毛無山山頂に到着!

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ちょっとだけ下りたところの長坂ゴンドラやまびこ駅のエイドでは、おにぎりやキュウリ、トマト、オレンジ、バナナなどを補給することができました。

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さてエイドで肉体的・精神的にチャージして、下りのコースに入ります。ここではスキー場のゲレンデに沿って下りるのかと思えばさにあらず。いきなり浮き石が多くしかも岩の表面が良く滑る「下山道」を下りることになります。ここで私はうっかり足を滑らせて2度ほどこけたのですが、特にどこかを怪我することもなくリカバーできたのが幸いでした。

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この下山コースを終えるとスキー場のゲレンデに出て広々とした風景が広がります。

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特にスカイラインコースに出てからの風景は最高!その頃には太ももの筋肉が悲鳴を上げていたこともあって、しばらく斜面に腰掛けて和みつつ、ゆっくりと坂を下りました。

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と言うことで、5時間かけてようやくフィニッシュ。スタート&ゴール地点であるオリンピックパークのエイドでは、おにぎりや野菜、フルーツの他に味噌汁も頂いてリフレッシュできました。

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なお、山道を駆け抜けた後のシューズはこの通り。トレール用のinov-8を履いて走ったのですが、普通のランニング用のシューズじゃなくて良かった、と心の底から思いました。

全体的な印象ですが、やはりトレイルランニングはマラソンなどのロードレースとは全く別物だ、と思いました。とにかくコースがバリエーションに富み過ぎているので、「キロ何分」なんて言うペース配分は無意味です。また狭い登山道を走れば前が詰まって動かなくなるのも当然で、ひたすら前に進もうと考えても消耗するだけだと思います。何と行っても重要なのは自分の体力と良く相談しながら走ることで、無理せずマイペースを貫かなければ完走は覚束ないのではないか、と思います。「スピード」と言う要素を無視できないロードレースと比べると、むしろ自然条件とその変化にどう立ち向かうか、そしてどう我慢するかがトレランの醍醐味なのかも知れません。

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